2025年7月 7日 (月)

青空フリーパスの旅 原野(中山道中間地点)

どこか街道歩きに行きたいのだが、連日の猛暑で、長時間のアスファルト道歩きはとてもできない。なので山歩会の伊勢街道歩きも9月まで休み。と言って、山登りに行く体力も残っていない。

何か涼しい暇つぶしは無いかと考えたのが「青空フリーパスの旅」です。土日・休日は1日乗り降り自由で2620円のお得な切符です。私の住んでいる桑名からだと下図の場所の往復が2620円になります。

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一番遠くは飯田線の飯田で4070円、往復だと8140円が2620円だから大変お得です。でも飯田まで普通列車で日帰り往復は無理みたいです(笑)。ともかく、冷房の効いた列車で、車窓の景色を肴に一杯飲んでいき、現地で冷たいビールを飲みながら一休みして、また飲みながら帰ってくるという旅を考えました(笑)。

で今回は中央線の木曾平沢方面に行くことにしました。木曾平沢は中山道沿いで木曾漆器の街です。3~4回は中山道歩きで行ったと思いますが、伝統的町並み保存地区でもあり、情緒あふれる良い街です。私もコーヒーカップを買った覚えがあります。

でも一つ欠点が。旅の主目的である食堂が無いんです。あるかもしれませんが、グーグルマップで調べても適当な店が無いので、近くを探すことにしました。

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この辺りは中山道の中でも木曽路と呼ばれる魅力あふれる地域です。木曾平沢のすぐ下が奈良井宿。ここも馬篭や妻籠と同様に昔の面影残る、素晴らしい街並みです。でも観光地過ぎるので却下(笑)。

もう少し下がって、木曾福島の一寸上、「原野」という駅に目を付けました。ここは丁度中山道の中間地点に当たります。良さそうな食堂もあったので、ここに行くことにしました。

2025年7月5日(土)

長島を7時35分の列車に乗り、名古屋で中央線に乗り換えます。結構空いてます。

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恵那の手前、釜戸や武並辺りは中山道に近く、何度も乗り降りした、懐かしい駅です。

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中津川で乗り換えます。駅に「是より北木曽路」の石碑があります。本物は中山道の落合の石畳にあります。

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中津川を出ると木曽路のムードになってくるので、そろそろ飲み始めてもいいでしょう。

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この旅のために保冷バッグを揃えました(笑)。アマゾンは翌日着くので助かります。

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南木曽を過ぎると中山道はほぼ列車に並行しています。なので車窓には何回か歩いた思い出が広がります。

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十二兼という駅名に興味を覚えて、由来を探したのですが、いまだに判りません。

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上松の手前に寝覚ノ床がありますが、木が大きくなって、水面が見えづらくなっています。切ってください。

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木曽福島は谷底の街と言われます。だから、そこに関所を作ると、関所破りが難しかったとか。

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11時9分に原野駅に着きました。勿論、無人駅です。

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駅周辺の地図を載せます。

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駅を出るとすぐ原野八幡宮があります。

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原野村の氏神として慶長3年1598年に建てられたそうです。ここ木曾町は木曾義仲の旗揚げの地なので、巴御前や中原兼藤などの史跡が多いのですが、ここは違うようです。

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神様への手紙と言うのが気に入りました(笑)。

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智近くに明星岩というのがあり、名所らしいです。矢印はあるのですが、雑草に覆われて、歩けそうにないので、やめました。

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線路の上を渡って、中山道側へ歩きます。きれいなトイレもありました。中山道に出たのが11時25分です。

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江戸方面はこんなふうです。

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京都方面です。

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京都方面に1~2分歩くと、左手に石仏が数基祀られています。庚申塔や青面金剛などの字が見えます。

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更に2~3分歩くと、左手に大量の石仏が見えてきます。

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こりゃあ只物で無いなと、帰って調べたのですが、どうも資料が見つかりません。右端4体は、なにか中国風ですね。

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八地蔵さんですか。

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西国三十三観音の文字が見られますね。

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しばらく眺めた後先に進みました。5分ほどで中山道中間地点の碑がありました。

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江戸へ六十七里二十八町と刻まれていますが、逆側には京へ・・・・と刻まれています。

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そこから7~8分、下り気味に歩くと、右に細い道が分かれます。それが旧中山道です。

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1分で小さな祠がありますが、昔は小沢の立場と呼ばれたそうです。山神さんがあります。

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直進するのが旧道ですが、道は消えているそうです。ネットで調べると正沢川を渡る橋が仮設されて渡れるそうです。再度行ってみなきゃあと思っています。一寸直進すると、左手に「石造駒石の碑」があります。江戸時代の地元の偉人だそうです。

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中山道歩きはここまでにして、昼食のビール探しに入ります。小沢の立場に引き返し、右折して国道に出ます。国道手前にフードショップイズミヤ商店が目に入りました。11時50分です。

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国道へ出て左折、原野駅方面に引き返します。ネットでみて、国道沿いの「こまみ」という食堂が良さそうなので、ここへ来たのです(笑)。

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でも、不定休というか、不定開店の店だそうで、心配していたら、やっぱり閉まっていました。残念。

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仕方なく、その先の陸橋を渡って道の駅へ行きました。ここにも中山道中間地点の碑がありました。

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ここの食堂は、やはりアルコールは有りませんでした。引き返して例のフードショップに行くことにしました。途中「水車屋」というそば屋さんがあり、心惹かれました。

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でも何故だかフードショップへ引き返しました。店で弁当ありますかと言うと、無いという。何かお腹の足しになるものと言うと、カップラーメン位と言う。それじゃあということで、焼きそばのUFOを頼むと、女将さんが調理してくれるという。

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店の前にベンチがあるから、そこで食べなさいと。中山道歩きの人はそうしますよと。

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缶ビールを買って、食べ始めたが、一寸寂しいかな。

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そう思っていたら、女将さんが、自家製ですけど食べてくださいときゅうりの漬物を出してくれた。一気に食卓が豪華になった(笑)。

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こうなると、周りのロケーションも贅沢に思えてくる。木曾駒ケ岳や旧中山道を見ながらの昼食は乙なものです。

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帰ってネットで調べたのですが、昔、この小沢の立場には「和泉屋」という茶屋があり、「七笑」というシロップを売っていたという。この和泉屋商店さんは、その子孫かもしれない。

それと、16年前の6月末、私は一人でここ中山道を歩いていたのですが、当時の記録を読み返してみると、その時も、この和泉屋さんに寄っていました。助六と豆腐を買って近くの公園で昼食にしていました。当時、私は、お豆腐セットとして、鰹節とお醤油を持ち歩き、地元の豆腐を食べるのを趣味としていました。

そのいろいろが、今回も私をここに連れてきたのかもしれない。12時40分に店を出ました。途中、明星岩公園があり、ウオーキングマップがありました。

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16年前は、ここのベンチで豆腐を食べたようです。行にみた石仏群です。今回は車が停まっていない。

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中国風の石仏

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13時16分に原野駅に帰ってきました。35分発の列車です。待っていると、この鳥が、しきりに周りを飛び回っていました。

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列車に乗り込んで、帰りの小宴を始めました。泡盛の水割りを作ってきていました。

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和泉屋さんで、濁り酒を買っていましたが、結局飲めませんでした。酒、弱くなったなあ。

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中津川からも空いてました。

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恵那付近で大規模な工事をやっていたが、中央新幹線かな。

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まあ1日良い旅でした。列車の中は寒かったなあ。

次は上着持っていかないと(笑)。

 

 

 

 

2025年5月31日 (土)

奈良博 超国宝

我家のある桑名から奈良へは3本のルートがある。1本はJR関西線で亀山経由、2本目は名古屋から新幹線で京都へ、3本目は近鉄で大和八木経由。

10時にJR奈良駅で大阪のOさんと待ち合わせたので、関西線だと6時58分発で9時58分着、3時間で1980円。新幹線だと7時21分発で9時40分着、2時間19分で7010円。近鉄だと7時35分発で9時58分着、2時間23分で4070円。

それとJRはジパングがあるので、関西線1386円、新幹線4907円になる。熟慮しなくても関西線を選びます(笑)。

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上の図で、関西線の経路は解ると思いますが、桑名から亀山までは旧東海道です。そこから伊賀上野を経て、超田舎を走るローカル線です。でもその風景が好きです。特に、青線で囲った辺りが良いですね。明治時代、関西鉄道という私鉄が走っていたらしく、それで関西線と呼ぶらしい。

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伊賀上野から加茂までですが、忍者と芭蕉の伊賀、梅林の月ヶ瀬、柳生街道の笠置など魅力は尽きません。

2025年5月30日(金)

その関西線で奈良に向かいました。柘植を過ぎると乗客も減ってくるので、私のドリンキングタイムです(笑)。

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伊賀上野、月ヶ瀬と魅力の駅を通って行きます。

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この辺りから、車窓の川は木津川になります。

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木津川と言うのはおかしな川で、京都の八幡で宇治川と合流して大阪湾に注ぐのですが、奈良付近の木津から八幡まで、南から北へ流れます。我々、表日本に住む住民は、川と言うのは北から南へ流れると思っています。それが逆なんです(笑)。

それと何故か流域は岩や石でなく砂が多いんです。それも海岸のような。だから子供の頃、よく泳ぎに行きました。

加茂で乗り換えて奈良に到着。Oさんと合流しました。バス乗り場に行くとすごい行列です。それも外人さんばかり。

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先日行った京都もすごかったですが、奈良もすごいですね。救いは大きなスーツケースを持っていないことです。狭いバスの車内では、スーツケースで車内移動が出来ず、京都の市バスは大変でした。

バスが来ると、この行列は1台で収まりました。びっくりですね。ここ始発の空のバスだったからですね。近鉄奈良駅のお客はちょっと乗れませんでしたが、順調に奈良公園に着きました。

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ところが国立博物館へ来てびっくりです。また、すごい行列なんです。

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で、並んだのですが、さらにがっくりしたのが、上の写真の、左側の列は、チケット購入の列で、右側の行列は入場の列だというんです。つまり、左側の列に並んでチケットを購入したら、右側の列の最後尾に並べと言うんです(-_-;)

その場でスマホを出し、ネットでチケット購入すれば良かったのですが、素直に並んで、チケット購入~入場と進みました。結局、入場まで30分掛かって、10時50分頃入場しました。今後行かれる方はチケットの事前購入と空いている時間帯を狙うことをお勧めします。

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今回の展示は、超国宝ということで、奈良国立博物館開館130年記念です。国宝110件を含む140件の至宝が一堂に集結ということです。

他に同時期、京都や大阪の博物館でも素晴らしい展示をしています。京都は先月行ったのですが、混みそうなのでやめて帰ってきました(笑)。それと写真は一切禁止なので、置いてあったジュニアガイドを紹介します。

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ともかく凄い人なので、入場しても動きがゆっくりです。前に進めないのです。せっかちな私は、人混みの後ろから、軽く眺めながら進むことにしました。1時間後に待ち合わせたのですが、Oさんは、まったく時間が足りないと言っていました。人混みと同じ速さで歩いたようです。

仏像館は何回も見ているのでパスして、飲みに行くことにしました(笑)。どちらかと言えば、こちらがメインだったりします。

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JR奈良駅構内の居酒屋さんにやってきました。お値打ちの居酒屋さんです。

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奈良の地酒、豊祝を熱燗と冷で楽しみます。だし巻きも関西は美味しいです。名古屋は卵焼きです(笑)。

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「おりがらみ」という生酒も一寸美味かった。

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帰りの列車の中も楽しみの一つです。

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今日は1日楽しかった。Oさん、有難う。またね。

 

 

 

2025年5月15日 (木)

近江八幡水郷巡り

2025年5月12日(月)

地元老人会のバス旅行で琵琶湖畔の水郷巡りに行きました。名阪長島ICから新名神甲賀土山ICまで走り、そこから下道で近江八幡へ向かいました。

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この辺りは街道の要衝でもあり、近江商人の街で、見どころ一杯の地域です。1日近江鉄道に乗っても回り切れないと思います。

新名神の鈴鹿PAで1回目の休憩です。天気はいまいちですが、この後回復して、いい1日でした。

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水郷の里まるやまには11時半の予約でしたが、早く着いたので、手前のラコリーナというお菓子屋さんに寄りました。

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自然を取り入れた斬新な建築で、テーマパークのようになっています。

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勿論お菓子も美味しいです。バームクーヘンが有名だそうですが。

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この付近の拡大地図を載せます。

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今回行ったのは水郷の里まるやまという琵琶湖に繋がる水路を屋形船で楽しむ業者さんです。他に八幡市内で、掘割を船で楽しむ業者さんもあるようです。

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今回15人だったので、8人乗りの屋形船を2艘貸切りました。他に乗り合いの定時船もあるようです。

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貸切船のメリットは、値段も安いかもしれませんが、お酒の持ち込み自由ということです(笑)。食事は仕出し弁当を盗ってもらいます。

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これ、一番上等の弁当で、3300円です。船は8人乗りで14300円です。他に6人のりとかも。

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船は60分コースと90分コースがあります。今回はのんびりしようと90分コース。

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90分コースは西の湖まで出ますが、60分では出ません。西の湖での風景ですが、安土城の有った安土山、その横に、西国三十三札所三十二番の観音正寺のある繖山が見えます。

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今回、女性軍と男性軍に分けましたが、結構楽しそうでした。

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船頭さんもいろいろ勉強していて、野鳥のオオヨシキリや魚介類まで、いろいろ説明してくれます。船頭さん曰く、90分もあるコースでは、弁当を食べ急がず、ゆっくり食べて飲んでくださいと。でも皆、貧乏性なのか、早く食べちゃいますねえ(笑)。

100分ほどで帰ってきました。次は湖岸道路を25分ほど走ってメンタイパーク琵琶湖にやってきました。

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もう一寸先に佐川美術館があるので迷いましたが、花より団子を優先しました(笑)。メンタイパークは全国に6ヶ所ほど有るそうですが、知多のほうで1回行って、楽しかったので今回も企画しました。ここは琵琶湖を挟んで、比叡山や比良山系の山々が見えます。

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お土産に、前回も買った「明太もつ鍋」を買ったので、楽しみです。酒は焼酎が良いかなあ(笑)。

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帰りは栗東から入りましたが、新名神の集中工事にハマりました(泣)。

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渋滞を抜けるのに50分ほど掛かりました。新名神なんて、完成してまだ新しいのに、なんで集中工事が必要なんだ。最初の設計か工事がまずいんじゃないか?

竿後の休憩に鈴鹿PAに寄りました。ホンダのレーシングカーを展示していました。

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皆さん、渋滞にもめげず、楽しかったと言ってくれて、私も嬉しかった。

 

2025年5月 6日 (火)

おちょぼ稲荷

 山仲間のNさんから、おちょぼさんで串カツを食べようと誘われて、喜んで行ってきました。

2025年5月5日(月)

9時50分頃養老鉄道の石津駅に到着しました。ここからコミュニティバスで海津町の木曾三川輪中ミュージアムへ行き、一寸見学したのち、徒歩でおちょぼ稲荷さんへ行こうと言う計画です。

石津駅は養老山脈の石津御嶽の最寄り駅なので、時々来たことがあります。

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また駅のそばの円成寺というお寺に、木曾三川の治水に尽力した薩摩義士の犠牲者を祀ってあるので、来たこともあります。

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ここからコミュニティバスに乗りました。200円です。初めて乗ったのですが、下図赤線のように、アクアワールド、海津温泉を経て、木曾三川公園センターに来ました。

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ここまで来るなら自宅から自転車で来てバスに乗るのも可能ですね(笑)そこから北上して木曾三川輪中ミュージアム着が10時半前です。

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立派なお城のような建物がありました。以前、自転車で通りかかったことがあるのですが、その時とは外観も違うように思えました。リニューアルしたのかな。立派になって、入館料500円でした。

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3階が旧高須藩の資料です。高須藩?初めて聞きました。申し訳ない。だから、お城の外観になっていたのか。

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上の写真は、「武将になりきる」催しをやっていたみたい。外に出ると養老山脈の山並みが素晴らしい。

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2階と1階は輪中の生活や古墳の展示がありました。

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昼食に串カツを食べるのが主目的なので、早々にミュージアムを出て11時から歩き始めました。大江川を渡る橋が一寸情緒あるなと思い、帰って調べてみたら、ここは高須街道と言うそうです。

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尾張藩と高須藩を結ぶ街道だったそうです。高須藩は尾張藩の跡継ぎが居ない場合、跡継ぎを出す家柄だったそうで、高須街道も結構重要な道だったとか。一度ルートを調べて歩く必要がありそうですね(笑)。

橋を渡ってすぐ左折すると、御香良洲神社と言う、謂れ有りそうな神社がありました。

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三重県津市に香良洲神社があり、天照大御神の妹君を祀っているそうですが、そこの関係かな?  御千代保稲荷さんに向けて北上します。立派な邸宅の傍を通って歩きます。

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ミュージアムからおちょぼさんは6キロ以上あるので、到着は12時半過ぎそうです。この辺まで来ると伊吹山が見えてきますが、今日は霞んでいます。

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12時頃、平田町西島に着き左折、もう30分ほどで到着でしょう。

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道沿いにいくつかお地蔵さんを見ながら、10分一寸歩いて右折すると、はるか遠くに、おちょぼさんの赤い鳥居が見えます。それに元気づけられて、空腹を抱えながら、串カツと生ビールを脳裏に描きながら歩きました。

途中に学校のグランドがあり、傍のベンチで小休止しました。また歩き始めると、温泉か石油を掘っていそうな施設がありました。まさか普通の井戸堀りでは無いと思うけど。

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12時45分頃、ようやく鳥居が近づいてきました。予想に反して車が多い。ゴールデンウイークは、もっと遠出すると思ったけど当てが外れました。

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バス停を見つけました。ここを13時55分のバスに乗るつもりです。

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現在12時50分過ぎ、あまり時間はありません。せっかくなのでおちょぼさんにはお参りしたいと思いますが、人混みで早くは歩けません。

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串カツ時間が短くなるので、焦りながら歩いています(笑)。おちょぼさんの名物は、昔はナマズに川魚だったようです。私も何回かナマズ料理を食べたことがあります。見た目グロテスクですが、味は淡白で、安くて美味しかったです。

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でも今は断然串カツでしょう。

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特にこの玉屋さんが金ぴか社長と共に有名です。でも今日は時間が優先です。おちょぼさんも並んでいるので、横から参拝しました。

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急いで引き返し、バス停の近くの串カツ屋さんに入り、ぎりぎりまで食べることにしました。

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種類としては、ソース、大根おろし、味噌でしょう。

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他に、土手と筋を2本ずつ、計10本食べると満腹です。1本は店に寄り、サイズも違い単価も違います。110円~130円でしょうか。

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生ビール2杯と串10本で、充分満足して2500円です。バスにも間に合いました。帰りは養老鉄道の駒野駅に向かい、満足して帰りました。

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Nさん、有難うございました。また、宜しく。

 

 

 

 

2025年4月28日 (月)

設楽ヶ原の合戦

3月に武田勝頼の長篠城攻めの現場、長篠城址近辺を探索しましたが、今回はその続き、織田徳川連合軍と武田軍の決戦地、設楽ヶ原の探索です。

2025年4月26日(土)

ゴールデンウイークの初日ですが、天気も良く、10時06分に飯田線の三河東郷駅に集合しました。今回は6人、ガイドさんは前回の長篠と同じガイドさんです。

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三河東郷駅は前回の長篠城駅の二つ手前で、両方とも無人駅です。初めて降りる駅だと思っていたのですが、帰ってから調べたら、以前来たことがありました(-_-;)。10年ちょっと前、伊那街道(三州街道とも言う)を歩いたとき、この駅に来ていました。下図、見てください。

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東海道の豊橋付近に小坂井という所があり、そこから伊那へ伊那街道が伸びています。途中、根羽で名古屋からの飯田街道と合流します。そしてその伊那街道が、丁度この三河東郷駅のすぐ近くを通っています。

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上図、青い線が伊那街道で、3月の長篠が右の赤い線、今回の設楽ヶ原が左の赤い線です。なので、今回は一部、伊那街道も歩いたのですが、まったく覚えていませんでした。

2013年に小坂井からここ三河東郷まで1日目に歩き、2日目は今日と同じ列車で10時06分に三河東郷駅に着いて歩き始めています。それが下図です。

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ということで、今回、ガイドさんが説明してくれた、この合戦の看板も、そのとき見て、写真にも撮っていました(笑)。

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それはともかく10時20分頃出発して、馬防冊の南端に向かいました。

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途中、伊那街道を少し歩きました。

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上の写真の正面の信玄塚方面が伊那街道です。10時半過ぎに馬防冊の南端に到着しました。

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前方の鉄橋は飯田線が連吾川を渡っています。この先は切れ落ちていて、設楽ヶ原は無くなるので、冊も要らないわけです。馬防冊はここから北へ2キロほど、連吾川に沿って作られたそうです。

ここから一寸北上して、国道に登りました。国道は土盛りされ、高くなっているので設楽ヶ原合戦場が一望できます。

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一望すると、連吾川を挟んで左が織田徳川連合軍、右が武田軍です。でも意外に狭く、大軍を動かすには不向きな所です。また当時は水田もあり、騎馬軍の活動は制約されたそうです。

実際の合戦は五か所ほどの激戦地で行われたのではないかというガイドさんの説明でした。

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北上していくと、新東名が走っています。その少し先まで馬防冊はあったそうです。

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その手前に観光用の馬防冊が再現されています。実際の冊は、もう少し右の田んぼの中に有ったそうですが。

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2キロ全部に作られたのか部分的に騎馬隊が走れる部分に作られたのか解りませんが、膨大な材木を、どこからどうして運んだのかも謎だそうです。いずれにしても、狭い設楽ヶ原で、しかも水田で、騎馬武者も不自由な状態で、馬防冊に突進するのは無謀で、鉄砲の餌食になりに行ったようなものと思われます。

何故、こんな所へ突進したのか、させられたのか、そこが私には謎に思われました。

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徳川家康は、この山並みの左の方に本陣を置きました。織田信長は、この山並みを越えた、さらに奥の方に本陣を置いたそうで、合戦も見ていなかったでしょう。一方武田勝頼は、家臣の合戦回避の意見を聞かず、決戦を決めたそうです。信玄の正式な跡継ぎでなかったので、功を焦ったという説もあります。

その勝頼の陣跡を訪ねました。才の神と言う、設楽ヶ原の全景を望める場所だった、丘の上です。

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当時は杉檜は無く、展望が良かったのでしょう。本陣をこの近くに置いた。そこから庚申堂に出て、設楽原歴史資料館へ向かいましたが、その道が以前歩いた伊那街道だったようです。

資料館の前に天王山へ寄りましたが、勝頼の指揮地とかで、慰霊碑やいろいろありました。

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そのすぐ近くに資料館があります。そこでガイド会の会長さんが火祭りの説明をして頂きました。

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大きな松明を振り回すようです。その後、広場で昼食休憩しました。資料館は設楽ヶ原合戦の資料だけでなく、幕末の外国奉行で、ペリーの他、英仏など五か国との開国交渉に関わった、岩瀬忠震の資料がありました。

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設楽ヶ原合戦では、織田軍の火縄銃と武田の騎馬軍の戦いでした。以降、火縄銃が主力になります。その火縄銃を、ガイドさんが触らせてくれました。重くて大変でした。

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資料館内部は撮影可能でした。

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屋上に登ると、再現された馬防冊が見えました。当時は木々が無く、設楽ヶ原が一望できたようです。

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14時半ごろ、近くの信玄塚へ向かいました。ここも10年前来ていて、写真もありました。でもこのときは全く記憶にありませんでした(笑)。

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近くに石像の閻魔堂がありました。

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閻魔様の背中には地蔵菩薩が彫られていました。閻魔大王と地蔵菩薩は表裏の関係にあるのでしょうか。

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お堂の前に、左御油への道、前秋葉道の案内がありました。秋葉道が伊那街道でしょうか。

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その後、伊那街道を歩いて首洗池に来ました。今は鯉の繁殖池みたいです。14時45分です。

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5分で踏切を渡り、三河東郷駅の前の勝楽寺にきました。ここも前回きていたようです。

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ガイドさんとはここでお別れです。駅前は何もなく、反省会はできません。名古屋へ帰って、有志で行いました。設楽ヶ原へ来ていない人も居ますが、何故でしょう(笑)。

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二次会はその人にご馳走になってしまいました。

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お疲れさまでした。

 

 

 

2025年4月20日 (日)

京都 龍谷ミュージアム

京都の龍谷ミュージアムで大谷探検隊の展示をしているというので見に行ってきました。

シルクロード好きにとって、中国の西域を調査探検した大谷探検隊の名前は有名です。でもその実態はあまり知らなかったので興味があったのです。

2025年4月19日(土)

関西線・草津線・東海道線と乗り継いで、ジパングで京都まで往復で2800円弱です。時間は3時間弱かかりますけどね(笑)。9時50分に京都駅に着きました。やはり混んでますね。オーバーツーリズムは覚悟してます。

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大きなスーツケースを持った外人さんが多いようですね。円安で安くなった日本旅行がブームの要因でしょうね。おかげでホテル代が高騰して、その上カルテルで、我々には高嶺の花になりましたね。今日は日帰りだから関係ないけど(笑)。

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ということで、バスは使わず、歩いて龍谷ミュージアムに向かいます。

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駅から10分ほどで七条堀川です。西本願寺があります。

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龍谷というのは西本願寺で、龍谷大学は知っていました。東本願寺は大谷大学があります。でも龍谷ミュージアムは知らなかった。西本願寺の目の前にあるのでした。

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吉川小一郎というのも知りませんでした。何も知らないのですね。

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受付は地下に有りました。

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残念ながら展示物の撮影はできませんでした。とりあえず入口の写真です。入館料は1100円だったかな。

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展示は3階が大谷探検隊で、一次から三次まであり、二次が橘瑞兆、三次が吉川小一郎で3年間だったそうです。映像ルームがあり、そこでの撮影はokとのことでした。

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いろいろ勉強になりました。2階は仏教に関する興味深い展示がいろいろ。ここも勉強になりました。西域のベゼクリク千仏洞のコーナーがあり、そこは撮影okでした。

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1時間ほどでミュージアムを出てきました。折角なので西本願寺に一寸お参りしました。

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実は我家も真宗です。ただ宗派は高田派らしいですが。御影堂と阿弥陀堂だったかな。世界最大の木造建築とか。違うかな(笑)。

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ここにも外人さんが。

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この後、当初予定では、国立博物館に行くつもりでした。ここも19日から、俵屋宗達の風神雷神図屛風など見られる「日本の美のるつぼ」とかの特別展が開催されています。

強く心惹かれるものは有ったのですが、初日で混んでいるだろうなと思って止めました(笑)。

嵐山へ行って、オーバーツーリズムを体験することにしました(笑)。バスに乗ります。噂通りぎっしり混んでいます。嵐山まで行くバスも有るんですが、四条大宮から嵐電に乗ってみることにしました。

四条堀川で降りて大宮まで歩きました。降車したバスは、バス停で待ち行列でしたが、乗れずに諦めた人多数です。京都市民が乗れないと怒るのも無理ないですね。バスにも大きなスーツケースで、車内の移動もままならないのです。

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堀川から大宮はすぐです。この辺は京都生まれの強みで肌で知っています(笑)。嵐電は四条大宮から嵐山を結ぶ、「ちんちん電車」みたいで、乗るだけで、ほっこりした観光気分になります。

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バスと違って空いています。観光客の勉強不足ですね。でも外人観光客はよく勉強しているとみえて、利用客は地元民と外人さんですね(笑)。

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嵐電の沿線は京都観光の良さが集積されているように思います。自分が育った地域だから言う訳でも無いんですが、太秦という地域は面白いと思います。お寺が有ったり、東映の撮影所が有ったり、私の青春の思い出が多い地域です。

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嵐山駅に着くとやはりオーバーツーリズムのメッカでした。これを一度見ておこうと思ったのです(笑)。

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外に出ても人混みは変わりません。人力車、多くなってますねえ。

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渡月橋付近も、この人混みです。

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実は一寸、嵯峨野でも歩いてみようかと思ってきたのでした。下図、左上の化野念仏寺まで、30分一寸で行けるかなと思います。

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でもこの日は暑かったのです(笑)。28度と真夏のようでした。私も半袖で来ていたのですが、それでも1時間以上歩くのは躊躇われました。渡月橋を見ている内に諦めることにしました(笑)。

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時刻も12時を済んでいたので、弁当を食べることにしました。京都でランチするのは無理と思っていたので、スーパーの稲荷ずしと椅子を持ってきていました(笑)。

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京都は着物姿の女性をよく見かけます。でも、このこの暑さのなかで着物を着るのは、芸者さんや舞妓さん以外は観光客でしょうね。それも外人さんの貸衣装が多いですね。

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お陰で着物が不足して、中古着物の買い取り業者さんが増えてますね(笑)。3300円と出ていました。

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嵯峨野、諦めたのでJRで京都駅へ帰ることにしました。人混みを避け、裏道から嵯峨嵐山駅へ向かいます。

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一筋入ると誰も居ないのです。途中、天皇陵を見つけました。京都はあちこちに天皇陵がありますね。

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JRの嵯峨嵐山駅の隣はトロッコ嵐山駅です。旧山陰線で、私の子供の頃は、保津峡へ遊びに行くので、よく乗りました。トンネルに入ると煙で真っ黒になったのを覚えています。

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始発列車があり、入ると座席を削って通路を広げた車両になっていました。大型スーツケースに対応したのでしょうね。

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13時25分頃、京都駅に帰ってきました。大変、賑わっています。

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実はここ駅ビルの7階に美術館があります。「美術館えき」と言うそうです。百貨店伊勢丹の一部です。そこで、我々ダイバーの中では有名な水中写真家の中村征夫さんの写真展が開かれているのです。

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それを偶然知ったので、それを見る楽しみもありました。

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嬉しいことに、ここは、スマホ写真ならOKとのことで、撮影しました。大谷探検隊と違って、結構人が入っていました。

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多分皆ダイバーだと思うので、京都も結構ダイバーが居るんだなと思いました。

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入館料は1000円でした。高そうなカメラも置かれていました。

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私の知り合いのダイバーは、収入の7割をダイビングに使かっていると言っていました。だから何百万のカメラセットが買えるのですね。私はそこまでいきませんでした。

列車に乗って帰るのですが、途中草津で下車しました。東海道と中山道が分かれる草津宿です。

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ここは昔から途中下車して昼酒を飲んでいた、懐かしい駅なのです。今日はここで、帰りのお酒とおつまみを買っていこうと思ったのでした(笑)。

駅直結のビルの地下は、昭和の居酒屋さん風情を作っています。

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ビルの外も、良さそうな昼飲み屋さんがあり、心惹かれましたが我慢して、食品館で買い物しました。

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草津線は貴生川までは混みますが、その先はすくので、居酒屋タイムもできます(笑)。今日はまだ時間も早いので、近江富士を見ながら、一寸楽しめました。

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柘植~亀山間は列車の雰囲気が落ち着かないので飲めません。亀山からは良い雰囲気です。そして、名古屋行の快速が出た直後の普通列車は、非常に空いているので、私の時間です(笑)。

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我家まで1時間弱、これだけあれば相当楽しめます。至福の時間です。

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お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

2025年4月 2日 (水)

大鹿村 その②

2025年3月31日(月)

朝はいつもより1時間遅く6時半に起きだした。窓から見下ろすと、なんか素朴な山里の風景です。

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朝食を7時半に頼んでいるので、一寸散歩に出かけました。と言っても、外はどちらを向いても斜面で、先に降るか登るかだけの話で、優しい道はありません。民宿の立地はこんな感じです。

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下の写真の信濃宮を越えて、ずっと登って行くと「夕立神公園」があり、アルプスの展望や緑色岩の露頭が有って、行きたかったのですが、道路が冬季閉鎖中でした。

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朝食に行くと、ストーブの前に猫が2匹居ました。大きい方が子供だそうです。

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朝食は精進料理みたいでした。ここ美野鹿さんは1泊2食付きで7千円と、今時にしては格安でした。パジャマなどは無いんですが、この雰囲気と料理と価格を合わせると、8月までに、もう1回来たいなと考えています(笑)。

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今日の行動予定ですが、下の写真をみてください。下部の民宿を出発して近くの大西公園に行き、今度は最上部の北川露頭で中央構造線を見学し、また最下部へ戻って「現在地」と書かれた道の駅で、お土産を買って帰るつもりです。

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8時20分頃出発しました。大西公園到着は8時40分頃です。

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大西公園は後方の大西山の崩壊で多くの犠牲者がでた供養に作られた公園のようで、大西観音が建立されました。また桜の名所で有名ですが、まだ咲いていません。ちなみに今朝の気温は氷点下だったようです。

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そして我々の目的は南アルプス赤石岳の展望です。これはきれいでした。

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8時50分頃公園を出て、道の駅で一寸飲み物を買ってから、北川露頭へ出かけました。152号線、秋葉街道を北上します。国道と言えど、結構狭い道を25分も走って、ようやく北川露頭に着きました。

手前に小さな神社があり、広い駐車場があるので、見逃すことは無いでしょう。3分歩くと北川露頭の案内があります。9時22分です。

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道端には雪も残っていました。

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3分で北川露頭の案内板があります。ありふれた風景なので、専門家でなければ気づかない風景なんでしょうね。

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河原へ降りると

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岩の色は確かに違いますね。でも、両側の地盤の成り立ちを熟知し、かつ、そんな両者が隣り合うはずがないと気づくのは、専門家の中でも、ナウマン象で有名なナウマンが、日本滞在中に中央構造線を見つけたのだそうです。

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中央構造線の先をみると、なんの変哲もない河原ですが、ここから専門家は何か見つけるのでしょうね。

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9時45分頃出発しました。今度は下りで、道の駅まで20分一寸で引き返してきました。左の崩壊地が大西山で、下の台地が大西公園です。

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道の駅も大鹿歌舞伎です。

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ここで大鹿村の鹿肉と高遠のどぶろくをお土産に買いました。楽しみですね。

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10時20分頃店を出たかな。帰り道は、やはり中央新幹線工事のダンプカーが多かったですが、皆さん、紳士的な運転で、ストレスは有りませんでした。中央アルプスの景色がチラッと見えます。

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11時頃松川ICに入り、50分ほどで恵那SAでした。ここで、かつおろし蕎麦を食べました(笑)。

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13時過ぎに神領で降ろしてもらい、14時過ぎに無事長島に到着しました。Iさん、お疲れさまでした。また、誘って下さい。

で後日、鹿肉とどぶろくを楽しみました。

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鹿肉には味が付いていて、ニラかニンニクの茎が合うんだそうです。美味い。

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他の野菜とも勿論合いますが、先に炒めておいて、肉が焼けたら入れると、より美味しいとか。期待はずれがどぶろくです。味は良いんですが、アルコールが6%で、ビール並みでした。これでは、いくら飲んでも酔いません(笑)。16度にしてくれ。

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おわり。

 

 

 

 

2025年4月 1日 (火)

中央構造線 大鹿村

山仲間のIさんが、何に血迷ったか地質に興味を持ったという。それで、中央構造線の上に有る長野県大鹿村に行くと言う。それで私も同行した(笑)。

山歩きや街道歩きをしていると、嫌でもいろんな地質に触れるので、興味が無いわけでもなかったが、岩の名前も成り立ちも、その場では覚えてもすぐ忘れていた。

中央構造線も名前は聞いていたが、フォッサマグナと区別もつかない状態です。で、大鹿村の位置ですが、下図を見てください。

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中央アルプスの麓、南アルプスの間に伊那谷があり、そこに飯田とか伊那があって、国道153号線、かっての伊那街道があるのは知っていたし、歩いたこともあるのですが、その東、南アルプスとの間にもう一本、国道152号線、かっての秋葉街道があるのは見落としていました(笑)。

その152号線が中央構造線の上に有り、そこに大鹿村がありました。車だと、松川ICで降りて向かいます。

2025年3月30日(日)

JR中央線の神領駅で13時過ぎにピックアップしてもらって春日井ICに入りました。恵那山トンネルを抜けると南アルプスがみえてきます。久しぶりの景色で、いい天気ですね。

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14時50分頃松川ICを出ると、南アルプスはぐっと近く見えます。

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ここ、松川大鹿線という道は初めてのルートです。陣馬形山へ2回位行っているので、通ったことあるかもしれませんが、自分で運転していないので覚えはありません。

リニア新幹線の工事が進み、大鹿村にもその影響があるようです。下図みてください。

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伊那大島駅から小渋ダムを経て大鹿村に入りますが、その間の道は橋やトンネルで立派になっています。ダム工事か新幹線か知りませんが、松川までの距離は随分短くなったのではないでしょうか。今日は日曜日なので工事はお休みですが、平日は中央新幹線のダンプカーの往来が激しいそうです。

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15時20分過ぎに152号線にでました。南下して中央構造線博物館に向かいます。これが秋葉街道なんですね。

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5~6分で博物館に着きました。岩がごろごろ置いてあります(笑)。入場料500円です。

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中央構造線の勉強から始めました。中央構造線はプレートの動きに関係があります。日本列島はユーラシアプレートの上に有り、すぐ南にフィリピン海プレートが沈み込んでいますね。その影響で、プレート境界に近いユーラシアプレート上の日本列島の地層は、いろいろズレ動いているようです。

そのため、まったく違った地層が接して日本列島ができているそうで、その境界線が中央構造線というらしい。まったく信用しないでください(笑)。

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フォッサマグナってなんです。

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まあ、いろいろ勉強すれば興味もつきないわけです。私はもう人生も短いので無理ですが(-_-;)

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隣に「ろくべん館」という民俗資料館があります。ここは無料です。

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大鹿村の売りは、中央構造線の他に大鹿歌舞伎があります。江戸時代、全国に素人歌舞伎が広がったそうですが、それが残っています。重要文化財だそうです。

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随分盛だったそうです。

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ところで、「ろくべん館」の「ろくべん」って何? 実は弁当箱のことらしいです。「どくべん」がなまって「ろくべん」になったとかで、歌舞伎見物の際は皆さん弁当持ちで、その弁当のことだそうです。

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他に、大鹿村には後醍醐天皇の皇子、宗良親王が拠点を構えていたそうです。

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他に、民俗資料いろいろ。

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16時半、博物館を出ました。今日の民宿は、あの上の方にあるみたいです。

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博物館の女性の方が、民宿の近くの方なので、道を教えてもらいましたが、とても教えにくそうでした(笑)。まあ、ナビに助けられて、迷わず行けましたが。

福徳寺という重要文化財のお寺があります。

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そこを曲がって、民宿みやがさんまで5分位でした。

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宿の窓から、ちらりと赤石岳が見えます。何十年かまえのゴールデンウイークに登りました。

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三部屋だけの小さな民宿ですが、暖かい雰囲気です。でも事情が有って、今年の8月閉店されるそうです。残念ですね。

夕食にクジラ肉が出てきました。訪ねると、リニアの工事で養魚場が閉鎖され、川魚が供給できなくなったとか。これも残念ですが、料理は美味しかったです。

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ご主人といろいろ話して楽しみましたが、食べきれず、残ったお寿司を部屋に持って帰って、こたつでまた飲みました。

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おやすみなさい。明日に続きます。

 

 

 

 

2025年3月26日 (水)

長篠古戦場その①

長篠の合戦と言うと、私は織田信長の鉄砲隊が三段撃で武田の騎馬軍団を破った、近代戦の始まりと理解していた。

で、今回現地へ行ってみると、長篠の合戦は、これも有名な鳥居強右衛門が貼り付けになった長篠城の戦いを指して、織田・徳川連合軍と武田勝頼の戦いは設楽ヶ原の合戦と呼んでいるそうです。

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上図で右の長篠と、実際合戦のあった設楽ヶ原とは4キロほど離れているそうです。それで今回は右の長篠城址付近の鳥居強右衛門主役の探索でした。設楽ヶ原は来月行きます。

2025年3月22日(土)

10時25分に飯田線の長篠城駅に着きました。今日は山歩会の企画で7名参加、現地のボランティアガイドさんの案内です。

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飯田線って、乗客少ないと思っていたけど、結構乗ってますね。この先が少ないのかな。地図見てください。

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今日はこの長篠城駅からスタートして、午後3時ごろに鳥居駅で終わる予定です。10時半ごろ駅を出発して、旧道を歩いて10分弱で長篠城址に到着しました。

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火縄銃が撃てるみたいですね。撃ってないけど。

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長篠城は武田と徳川の領地境にあり、双方に重要な拠点だったそうです。そして豊川や宇連川など三方を自然の要害に囲まれた、攻めるに困難な城だったようです。

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弱冠21歳の奥平貞昌が500の兵で、1万五千の武田勢の攻撃に耐えたそうです。

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兵糧攻めで落城近かった時、鳥居強右衛門が場外へ脱出、織田信長の軍勢が近いことを知り、命がけで城の城兵にそのことを伝えに戻って捕らえられ、援軍は来ないと言えという武田勝頼の命を裏切って、磔にされた話は有名です。

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ガイドさんの詳しい説明が続きます。飯田線は、長篠城の土塁を貫いています。

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11時20分頃、長篠城史跡保存館に入りました。220円です。

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血染めの陣太鼓がここの宝だそうです。太鼓の革に血が付いていました。実物だそうです。近くの店で昼食休憩です。

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12時20分に店を出ました。今度は長篠城址の横を通って設楽ヶ原方面に歩きます。街道を逸れて一寸入ると広場の中にお墓がありました。

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武田勝頼の家臣、馬場美濃守の墓だそうです。合戦に敗れて退却する勝頼のしんがりを買って出て、死に場所に選んだとか。国道151号線に出て、少し引き返します。道の駅みたいな店を過ぎた信号で左折。もう一度地図をみましょう。

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しばらく歩くと荏柄天神社がありました。今日はここの祭礼みたいです。12時50分です。

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近くに立派な宝篋印塔がありました。そこから2分で医王寺です。この上の丘に武田勝頼が本陣を構えました。

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健脚のガイドさんに誘われて(笑)、丘の上の本陣に登りました。登り口から10分弱でたどり着きました。他のメンバーは6分で登ったとか。長篠城が一望できる場所にありました。

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お寺の中には入りませんでしたが、境内の弥陀が池の片葉の葦伝説の説明を聞きました。13時25分頃境内を出て、大通寺に向かいました。13時35分、道は大通寺山を越える地道に入りました。歴史の小道だそうです。

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山越えと言っても大きな登りがある訳ではありません。20分ほどでお寺に降りてきました。そこに敗戦を覚悟しながら設楽ヶ原へ出陣する、武田四将が水盃を交わした井戸がありました。

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設楽ヶ原へは出陣すべきでないと勝頼に進言したが聞き入れられず、討ち死にを覚悟で出陣したとか。桜、きれいでした。

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お寺を出て、国道を渡って、朝通った長篠城駅からの道にでました。一旦駅に戻って、ワンカップとおつまみを受け取りました(笑)。14時頃です。ここから豊川対岸の鳥居強右衛門処刑地へ行くはずですが、どうやって行くのか解りませんでした。

駅を出て、一旦長篠城とは逆に進みました。するとお神輿が来ました。荏柄天神社の祭礼でしょうね。

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その先を右折して踏切を渡っていくと宇連川を渡る橋がありました。下を覗くとなかなかの高さです。ここからは攻められませんね。

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14時10分頃橋を渡り、今度は県道439号線に出ました。ここを10分一寸歩くと新東名の下に出ます。ここで右折して豊川を渡ります。牛渕橋と言いますが、ここが長篠城のビューポイントだそうです。

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こんな感じです。建物が無いので判り難いですが、本丸跡の広場がみえています。

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すぐに踏切を渡って右折して、豊川の岸に出ると鳥居強右衛門、磔の碑があります。

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14時35分頃にここを出て、少し川沿いに歩きます。新東名の下を潜って右折すると、鳥居強右衛門の墓がありました。特に遺骨が納められているわけでも無いので、記念碑的なものですね。

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ここからは5分で鳥居駅です。14時50分の到着でした。次の豊橋行は15時17分です。

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ここで先ほど貰ったワンカップで反省会です。皆さん、お疲れさまでした。やはりガイドさんが付くと違いますね。自分ではとても、これだけ歩けません。来月の設楽ヶ原が楽しみですね。

 

 

 

 

 

 

2025年2月12日 (水)

弥富市ぶらり散歩

今日は木曽川を挟んでお隣の、愛知県弥富市を散歩してきました。

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地図左側、長島の我家から、国道1号線で木曽川を渡り、右端の三ツ又池公園に行きました。ここにはウオーキングコースが作られています。初めて来ました。

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水鳥が結構居ました。

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種類も色々だそうです。

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あれ、なにか居る

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ヌートリアかな?

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一週、2キロ一寸だそうです。皆、楽しそうに歩いていました。帰りに交流館に有る金魚水族館を見に行きました。

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弥富は金魚で有名です。奈良県の大和郡山から伝わったそうです。金魚すくいもやってるみたい。

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立派な金魚も居ます。

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隣が民俗資料館です。

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民具などの展示が主ですが、弥富の歴史みたいな説明も面白い。明治天皇の御幸の話は興味津々です。

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丁度、ひな祭りも近く、お雛様もいろいろ飾られていました。

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また来ます。

 

 

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