トロッコ列車
2024年11月15日(金)
ワンゲル同窓会2日目です。皆さんは10時のバスで帰りますが、私はトロッコ列車に乗りたいので、8時22分のバスです。大井川鉄道の地図を再掲します。地図の上半分、千頭から井川の区間を往復します。
この区間は距離25キロ、標高差400m。途中に有名な奥大井湖上駅があります。かっては中部電力井川ダム建設の資材運搬路線でした。途中、急こう配で、列車のスリップ防止のアプト式も有名です。
朝8時過ぎの寸又峡温泉駐車場です。いい感じですね。
一人の予定でしたがAさんが同行してくれることになり、にぎやかになりました。途中の奥泉駅前です。当初、ここでバスを降りて列車に乗り換えるつもりでしたが、付近に何も無さそうなので、千頭まで行って乗り換えることにしました。
駅前のモニュメントは何でしょうね。縄文人の狩りの様子みたいですが。9時に千頭駅に到着しました。
ここは過って、大井川鉄道本線の終着駅であり、井川線の始発駅でもありました。現在も線路は残っています。
左が井川線のトロッコ列車、右のトーマス君の辺りが本線です。これら機関車や車両は、ここに停車中に台風が来て、途中の線路が破壊されたため、動けず、ずっとここに停まっているのでしょうか。
トロッコ列車の全貌はこんな風です。9時15分に出発です。
トロッコ列車はゆっくり走ります。全長25キロを約2時間かけて走ります。車窓は常に大井川です。奥泉を過ぎた泉大橋。
一寸地図を見ます。千頭から奥泉はバスと並行します。バスは10分ですが、列車は30分掛かります。その奥泉駅からの地図です。
奥泉の次の駅がアプトいとしろ駅です。ここから長島ダム駅までの区間が急こう配で、車両の滑り落ちを防ぐため、後部にアプト式の機関車をを連結します。
線路の中央に噛み合わせのギアみたいなレールが見えますね。下の写真がその区間です。
この長島ダム駅で、その機関車はまた切り離します。
次の目玉が奥大井湖上駅ですね。何もない湖上の半島に駅だけがあります。作った時は理由が有ったと思いますが、私は知りません。皆さんも知らないかもしれませんが、そんなことは関係なく、ロケーションを楽しんでいます。その駅に向かっています。
駅の上に建物がありますが、何もない湖上駅で降りると、次の列車まで1時間以上することが無いので、売店か喫茶室を作ったのでしょうか。
対岸の展望所から見ると、こんな感じだそうです。
この日も多くの客が湖上駅で降りました。何をするのか、どこかまで歩くのか、一寸不明です。
次の接阻峡温泉駅に10時半頃着きました。ここ始発の千頭行列車が停まっています。12時10分発だったと思います。
ここから先は人里がありません。でも所々に駅があります。過っては何かあったのかも。
地図を出します。上の写真の尾森駅からです。
尾森駅を出て、小さなトンネルを三つ潜ると、日本一高い鉄橋とかを渡ります。
この鉄橋が川根本町と静岡市葵区の境界だそうです。この辺りまで来ると紅葉もきれいです。
11時4分、井川駅に到着しました。
井川にはダム以外見るべきものは無いと聞いていました。帰りの列車は12時25分なので、1時間20分、何をして過ごそうかと。食堂も売店もないんです。
駅舎の壁に渡船の案内がありました。ダムから旧井川村?へ無料渡船があると。ダムに沈んだ村が、新しく作った村でしょうね。興味は有ったのですが、12時25分までに引き返せるのか不安だったので止めました。
ダムに併設された井川展示館に行きました。
ここで一寸、持参のランチを食べて、内部を見学しました。
ダム建設の映像も見たり、電気の話を勉強していたら、なんとなく時間がつぶれました。
井川ダムです。
帰りの列車はガラガラだったので、窓のない吹きさらしの車両に乗ってみました。
一寸寒いので冬は無理ですが、今ならなんとか、写真は撮りやすいですね。例の湖上駅から多勢の人が乗ってきました。
何をしていたか聞いてみたら、旅行社のツアーで、湖上駅の上の自動車道路でバスから降ろしてもらい、険しい道を駅まで降りてきて、駅付近で30分近く待って、この列車にのったとか。個人では無理な行程ですね。
長島ダムからは下りもアプト式の機関車を連結しました。
千頭駅での待ち合わせが悪く、1時間ほど有ったので、喫茶店で暖まりました。
帰りの新幹線に乗って、やっと文明の世界に帰ってきた感じです。
楽しい、二日間でした。
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