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2024年3月30日 (土)

伊勢西国10回目 菰野の2寺

2024年3月30日(土)

明日は団地の老人会で花見の予定ですが、今日も天気が良いので出かけることにした。菰野町に元25番尾高観音、元26番慈眼寺の2寺があるが交通の便が悪い。近鉄湯の山線の菰野駅から10キロ近く離れている。コミュニティバスの便も悪い。自転車でとも思ったが、この際女房と車で行くことにした。

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我家のある長島から、東名阪に乗り、四日市東インターで降りて、途中、竹成の五百羅漢に寄りながら行くコースにした。9時15分過ぎに家を出て、竹成到着は10時だった。

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ここは伊勢西国には関係ないが、五百羅漢が面白いので寄ってみた。この辺りはこの地方の交通の要衝のようで、立派な道標がありました。確か、巡見街道も近くを通っていたと思います。

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2体の大日如来の木像がご本尊です。

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この辺りは天台宗や真言宗が盛んだった土地柄だそうで、室町時代の作だそうです。

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その境内にある五百羅漢が有名です。

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19世紀中ごろ、江戸時代の後期に完成したそうです。いろんな仏像500体は珍しい。

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境内の桜は満開でした。

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ここから元26番の慈眼寺はそう遠くありません。

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ナビの案内で行ったので遠回りですが、15分位で着きました。ナビが無いと行けない、辺鄙な場所にあります。また、駐車場が無いのも困りものです。10時25分着。

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この辺りの寺々は、織田信長の伊賀攻めの際、北畠に着いて焼き討ちされた寺が多い。この慈眼寺もそうらしい。住職は居られるようですが、御朱印は各自です。

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ここで元25番の尾高観音の御朱印も頂きます。御朱印の価格で思い出したのですが、四国八十八ヶ所の御朱印代が、4月1日、明日から200円上がって500円になると新聞に出ていました。

ここで元25番尾高観音の御朱印も頂きましたが、やはりお参りしないといけません。15分ほど走って、尾高観音の駐車場に来ました。

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もう一寸、近づけるかと車で入りましたが、駄目で、引き返して駐車しました。ここは観光協会の駐車場で、尾高高原や釈迦が岳にも行けるのかな。5分で参道入り口です。

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なかなか趣のある参道ですね。現在無住ですが、往時は先ほどの慈眼寺なども含めて、地域を統括する寺院だったようです。ただ、過っての信仰寺院や藩主の菩提寺などは、一般の檀家が居ないため、時代と共に没落せざるを得ない運命になったようです。

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一寸寂しい気がしますね。特に、三重県は真宗高田派の力が強く、檀家も殆どが浄土真宗なので、そう感じますね。

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ただこの尾高観音は、我々が参拝している短い間にも、二組の参拝者がありました。他にも登山者も参拝していくので、結構参拝者は多いですね。これで今日の参拝を終えたので帰途に着きました。

11時20分頃出発し、今度は下道で、木曾三川公園センターに向かいました。チューリップ祭りをやっているので。途中スーパーで買い物等したりして、1時前に着きました。着いてびっくりしました。駐車場が満杯なのです。

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今日は土曜日、春休み、桜の季節、チューリップ祭りと重なっていたのです(笑)。いつもはウイークデイのイベントも無い日に来ているので、駐車場はがらがらです。こんな車は初詣以外、初めてみました。会場も大勢の人です。

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公園関係者も大満足でしょう。ここは環境省管轄の国立公園と違って、国交省管轄の国営公園です。チューリップきれいでした。

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桜も咲いてました。

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屋台も出てました。

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春ですねえ。家に帰って、運転で飲めなかったビールを、軽く頂きました。

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お疲れ様でした。

 

 

 

 

2024年3月20日 (水)

伊勢西国9回目 勅願院観音寺

今年は3月20日がお彼岸で、前日の19日に墓参りに行った。我家のお墓は四日市市の塩浜に有る。その塩浜霊園から2キロほどの場所に25番札所の勅願院観音寺があるというので、帰りに参拝してきた。

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地図の上部、JR南四日市駅の近くに観音寺がある。お墓は下部で、近鉄塩浜駅に近い。

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当寺は天台宗から浄土宗に転じ、ご本尊は阿弥陀如来です。また聖武天皇、後奈良天皇、後陽成天皇の三代の天皇の勅願所となっています。

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ですが、その右手に祀られる如意輪観音が有名です。6本の腕を持つ如意輪観音は各地で見られますが、4本の足、八つの頭を持つ霊鳥に乗った姿は、ここだけだそうです。

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残念ながら秘仏なので、パンフレットの写真を頂きました。

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今回で22寺お参りしました。番外・元を含めると39ヶ寺なので、半数は越えましたね。

 

2024年3月17日 (日)

日間賀島

山歩会の行事で日間賀島へ河豚を食べに行ってきました。日間賀島は愛知県、知多半島の先にあります。

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日間賀島と篠島、一寸右上に佐久島がありますが、佐久島は西尾市で地図上の一色港から航路があります。観光化されていなくて、素朴で良いとの話もありますが、行ったことありません。

日間賀島は知多四国八十八ヶ所巡りで行ったのが最初かな。その後、フグを食べにもう1回か2回行っています。隣の篠島は知多四国で1回だけです。

半島先端の師崎港から船というのが近いのですが、車じゃなく電車の場合は名鉄で河和へ行き、そこから高速船で20分というのが便利です。

2024年3月15日(金)

名鉄名古屋9時41分発の特急で河和着が10時32分。改札を出ると師崎行きのバスが停まっていました。

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高速船の出る河和港までは徒歩7分の案内がありました。

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乗り場は立派な建物で、結構混んでいます。

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11時05分の船に乗ります。120人位乗れます。

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日間賀島はタコとフグが売り物です。

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日間賀島は西港と東港がありますが、河和からの船は西港に着きます。

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民宿は歩いても5分ほどでした。さっそくフグ料理が並びます。

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日間賀島は昔タコが名物でした。フグは獲れても下関へ送っていたそうです。日間賀のフグと言っても安かったのでしょうね。下関へ送って売れば高値が付いたのでしょう。

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いろいろ付いて、最後はふぐちりですね。雑炊も美味しいですね。

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折角だからタコも食べました。私には一寸嚙み切れなくなってきましたが( ノД`)シクシク…

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今日は11人だったかな。

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食べ終わって、一寸散歩しようと一人で高台へ行くことにしました。島の中は細い道が迷路のようで、宿の人に道を訊かないと、目的地にはつけません。

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でもまあ狭い島なので、5分か6分で海が見えてきました。

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中学校の前辺りまで来ると、ピンクのドアがありました。ドラえもんの「どこでもドア」のようですね。

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学校帰りの女の子に訊くと、知らん間に出来ていたと笑っていました。

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帰りは別の道を下ってみました。長心寺というお寺にでましたが、ここは八十八ヶ所には入っていませんでした。東港の近くにある大光院というお寺がそうでした。

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街中にひもの屋さんがありました。タコは食べられないのでパスしました(笑)。

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湊付近の売店もタコとフグですね。

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楽しい1日でした。

 

 

 

2024年3月12日 (火)

伊勢西国 東海道富田宿2寺

旧東海道は桑名宿の七里の渡しを出ると、ほぼJR関西線に沿って四日市宿に向かいます。江戸から桑名が42番目、四日市が43番目の宿場です。ただ桑名・四日市間は15キロと長いので、中ほどの富田に間の宿が置かれ、休憩所(立場)などが置かれていた。

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富田宿は漁業の町で、焼き蛤などをふるまったらしい。東海道中膝栗毛を読んでみても、弥次さん喜多さんは桑名宿を出てから蛤を食べているようなので、桑名の蛤というのは富田かもしれない。

最近、寒いし風も強いので、伊勢西国巡りもできていなかったが、今日は天気も良かったので、午後から散歩がてら、旧東海道沿いに有る2寺をお参りすることにした。

2024年3月10日(日)

午後1時前に朝日駅に着いた。富田は四日市市ですが朝日駅は朝日町です。ここから一寸旧東海道を歩きながら、お参りしようと思ったのです。

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駅のすぐ東側が旧東海道です。この辺りは街道が南北に通っています。何年か前に東海道ルネッサンスという催しが有ったようで、そのとき、いろいろな案内が整備されました。でもこの朝日町はそれ以上に東海道を大切にしているようです。

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親切な案内に導かれながら10分ほど歩くと、両側に並木を植え、行燈のような常夜灯を整備してありました。そこに東海道の説明板がありました。

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旅人の息遣いが残る町 朝日町。この図の朝日駅から歩いています。

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5分ほどで伊勢湾岸道の下を潜り、朝明川を渡ります。御在所岳と鎌ヶ岳がきれいです。

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朝明橋を渡ると四日市市松寺のようです。小公園がありました。東海道を説明しています。

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力石が置かれていました。27貫目、約100キロだそうです。

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四日市市は三重県で最大の都市ですが、意外に東海道を大事にしています。隣の鈴鹿市はあまり力が入っていないように、歩いていて感じます。

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小公園から5分、13時28分、街道の左奥に酒蔵が見えました。

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その先に松寺の立場跡の案内がありました。

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その奥の碑は輝子という女性の碑で、3千人もの子弟の教育にあたったそうです。そこから7~8分、13時37分に28番宝性寺の前に来ました。御厨神明神社と同じ境内のようです。神仏習合ですね。

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江戸時代、富田は桑名藩の領地でした。なので宝性寺の本堂の再建は桑名藩主が寄贈したようです。現在、住職は不在で、地域住民がお世話しているとか。

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なので御朱印は自分で押します。

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神明社は天照大御神をお祀りします。御厨とは伊勢神宮に収めるお米の水田のことだそうです。

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13時52分にお寺を出ました。

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5~6分でJRの踏切がありますが、その上を三岐鉄道が通っています。

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富田の市街地に入ってきます。踏切から10分ほどで、今度は近鉄の下を潜ります。

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潜るとすぐ、富田の一里塚跡の石碑があります。

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さらに5分、14時10分に、八幡神社の前に来ました。応神天皇をお祀りし、源氏の守護神ですね。

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ここにも力石がおいてありました。

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すぐ近くに、行敬記念道路という石碑がありました。大正天皇が皇太子時代に富田中学を視察されたそうです。田舎の中学を視察なんて異例ですから、当時は大騒ぎだったでしょうね。

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少し先で東海道は右折します。判り難いのですが、電柱に案内がありました。

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右折して2分、近鉄富田駅の近くになりますが、ここを左折して東海道と分かれ、27番長興寺に向かいました。すぐです。

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東寺は真言宗から曹洞宗に変わって現在に至る。ご本尊は大日如来さま。近代的な建物です。

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ここも御朱印は自分で押しますが、本堂の中を覗けないのは寂しかった。また、鯨供養が行われる寺とかで、往時はこの浜でも捕鯨が行われていたのですね。紀州の大地だけじゃないんだ。

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14時26分に出て、12~3分でJR富田駅に着きました。無人駅です。

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今日は歩いた距離も4キロほど、長島までの乗車時間も15分もありませんが、ご褒美だけは欠かせませんね(笑)。

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お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

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