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2024年2月25日 (日)

関ケ原古戦場

山歩会の仲間と関ケ原に行ってきました。関ケ原は古来交通の要衝です。また古くは壬申の乱の決戦地でもありました。江戸時代の街道としては、中山道が通り、北國街道や伊勢街道が分岐しています。また九里半街道も近くを通ります。なので私も20回位は訪れているかもしれません。でも正式に古戦場めぐりとして来たのは初めてかもしれません。

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私は知らなかったのですが、3年前に「岐阜関ケ原古戦場記念館」という立派な施設ができて、古戦場巡りもガイドさんが60人も居るそうです。武将に因んだ7つのコースが有って、今回はその一つ、徳川家康コースを歩きました。

2024年2月23日(金)

9時19分に関ケ原駅に着きました。ところが幹事のKさんが居ません。電話連絡が付き、乗り過ごしたとか、大物ですね(笑)。取り敢えず記念館へ行けとの指示を受けて出発しました。

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線路を渡って役場方向へ歩くと、立派な建物ができていました。初見参です。

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こんな立派な施設、関ケ原町もお金あるなあと思いましたが、どうも県営の施設らしいですね。最上階は展望所みたいです。

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入館は時間を区切ったバッチ方式です。事前予約者が優先のようです。500円です。

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まず巨大な床面映像で、関ケ原全体の地形や東西両軍の陣形、そして戦いの様子を理解します。

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これはなかなか良いアイデアでよくわかります。次にもう1回映画を観ますが、内容は忘れました(-_-;)。この辺りは撮影禁止なので、写真はありません。ここまでで30分位かかります。

その後は関連の展示がいろいろあり、ここは撮影できます。

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鉄砲や槍、刀などの重さを実感できたりもします。

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9時45分の入館で、10時半頃5階の展望所に行こうとしました。階段で登ったのが失敗でした。エレベーターで行くべきですね(笑)。

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ここはなかなかの場所で、関ケ原の戦場全体が俯瞰できます。説明板も完備しているし、映像で説明も受けているのでよく解ります。

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そうこうしているうちに幹事さんが合流してきました。そして予約していたガイドさんの説明が始まりました。

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11時20分頃、説明を終わって下へ降りてきましたが、まだお客が並んでいました。人気の施設なんですね。

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隣は土産物売り場や喫茶室も有るみたいでした。

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ここからガイドさんの案内で、徳川家康コースを歩きます。まずは駅方面に歩いて東の首塚へ。これは徳川家康の命により、東西を問わず戦死した兵の死体を弔った場所だそうです。中山道沿いに西の首塚があります。

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傍には、家康の四男松平忠吉と井伊直政の陣跡があります。記念館が出来て、説明板が充実しましたね。次に線路を渡って、本田忠勝の陣跡へ行きます。線路沿いにも合戦の概要が説明されています。

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国道21号線を横断し、旧伊勢街道に入ります。ここは桑名へ通じていますが、桑名側では美濃街道と呼んでいます。2021年の10月に、養老駅から関ケ原まで歩いています。そのときこの道を歩いて、本田忠勝の陣址をさがしたのですが見つかりませんでした。

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本田忠勝は秀忠に付いて中山道をいくはずでしたが、家康の命で本隊は息子に任せて、自分だけ手勢500人ほど連れて家康の参謀として、関ケ原に来たとか。我家の近くの桑名城址には本田忠勝の像があります。

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時刻は12時で空腹ですが、今日の昼食は午後2時だそうです。新幹線沿いの道を左折して、徳川家康最初の陣跡へ向かいます。右側に十九女池公園があります。いわれありそうな池ですね。

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30分ほど歩いてR21に合流して右折、すぐに徳川家康最初の陣跡があります。

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ここは桃配山と言って、壬申の乱のとき、大海人皇子が本陣を置き、兵の意気を上げるため、桃を配ったとか。

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一寸登ると、石碑があります。家康は当初ここに陣を張りますが、西軍の毛利などが、密約通り戦に加わらないことを確信し、膠着状態の戦線を鼓舞するため、陣を前線に進めたと言われています。

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この下、21号線の向こうが旧中山道ですが、街道をもう少し右に行くと、山内一豊の陣跡があります。

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12時37分、帰途に就きました。国道21号線は旧中山道でもあります。25分位で駅近くに帰ってきました。

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線路を渡り、東の首塚から今度は北国街道に入りました。ここは北国脇往還で、木ノ本へ行きます。本来の北国街道は、鳥居本で中山道と分かれて木ノ本に向かいます。いずれにせよ、この辺り、いろいろ街道が交錯して面白い地域です。

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記念館のすぐ近くに、田中吉政陣跡があります。吉政は長浜に潜んでいた石田三成を捕らえる、大手柄をたてています。

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そしてそのすぐ先に、家康最後の陣跡があります。石田三成の陣まで700mとか聞きました。ここまで陣を進めたのですね。

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ここでガイドさんの説明は終わりです。13時半です。記念館に戻った後、昼食会場へ向かいました。一寸判り難い場所に有るお寿司屋さんでした。お疲れ様。

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お寿司と天麩羅など菊正宗も美味しくて、お勧めのお店でした。

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関ケ原駅前のお土産屋さんに、こんなお菓子がありました。小早川秀秋も、ここまで祟るとは思っていなかったでしょうね(笑)。

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次回は4月です。

 

 

 

 

 

 

2024年2月18日 (日)

近江商人ひなまつり

近江商人発祥の地と言われる滋賀県東近江市の五箇荘で、ひなまつりが行われているので、見に行ってきました。五箇荘と我家の有る長島とはこんあ感じです。

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鈴鹿山脈を挟んで反対側ですね。若い頃なら当然車で国道421号線を走ります。今は石榑峠もトンネルができて走りやすいので、2時間位で行けるでしょう。でもまあ、雪が残っていてもいやなので、JRにしました。

関西線で亀山へ、ここからJR西日本なので乗り換えて柘植へ。ここで草津線に乗り換えて貴生川へ。ここからは近江鉄道で五箇荘へ。こんな感じで3時間以上かかります。

2024年2月17日(土)

8時に長島を出て、柘植に9時半ごろ、レールの保守をする車両でしょうか、立派な車両が停まっていました。

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近江鉄道に乗り換えて、のどかな車窓を走ります。

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11時20分に五箇荘駅に到着しました。

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この辺りは、御代参街道が中山道に合流する場所で、少なくとも3~4回は歩いているはずです。

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中山道を一寸歩いてから国道8号線に出て、丸亀製麺で腹ごしらえをしました。

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歩いて巡る五箇荘という案内が要所要所に建てられているので、それを頼りに、まず藤井彦四郎邸に向かいました。10年以上前に2回ほど来ていますが、その時は車だったので、距離感が一寸掴めません。12時25分頃到着しました。

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京都室町で呉服屋を営んでいた藤井家ですが4代目が繊維業に入り、毛糸で日本一になったとか、ここは迎賓館的な建物です。天秤棒の商人の像がありました。

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豪華なひな人形が、何体も室内に飾られています。何軒もの家のひな人形を集めているそうです。そのうちの一つ。

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庭園は琵琶湖を模して、一周できる回遊式です。

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次に25分位歩いて中江準五郎邸へ。中江家は朝鮮・中国に20店舗以上の三中井百貨店を経営していました。

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ここの清湖雛だったかは、初めて見た時から、その美しさに感嘆しきりでした。今年もきれいです。

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二階にも飾ってありますが、庭もなかなかの景色です。

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蔵のなかにもいろいろ。

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三軒目はすぐ近くの外村繁邸です。

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この周囲は花筏通りとかで、用水の中にもひな人形があります。

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庭に飾ってあるのも珍しいですね。

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他にも見る所はありそうですが、時間の関係で、五箇荘駅に引き返します。途中にある大城神社も立派で、由緒ありそうです。

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近江商人博物館にも寄りましたが、ひな人形以外は撮影禁止でお伝え出来ません。あまり大したこと無いかも(笑)。

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帰りは中山道を通るつもりでしたが、間違えて違う道を歩いてしまいました。途中でドクターヘリが降りてきました。演習かも。

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中山道と御代参街道の合流点には、御代参街道の道標があります。右京みち、左いせ・・と刻まれていますね。

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御代参街道の様子です。何十年か前に歩いているはずですが、記憶にはありません。

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五箇荘駅に帰ってきました。すぐ近くを東海道新幹線が、ひっきりなしに走っています。

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お疲れ様でした。1万3千歩くらい歩いたかな。

 

 

2024年2月 8日 (木)

吉野

ワンゲル仲間と吉野で猪鍋を食べるため出かけました。近鉄吉野駅に11時半集合でしたが、折角吉野まで行くので、少し歩いてみようと10時半に吉野に着く電車で向かいました。

私は何故か吉野の雰囲気が好きです。桜が好きなのではなく、街の雰囲気がなんとなく好きなのです。猪肉やシカ肉の匂いがしてきそうな町の雰囲気が肌に合うのでしょうか。

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写真は大和上市駅を過ぎ、吉野川を渡っているのですが、この右側に見えている街並みが好きなのです。でも今回は吉野山を歩きます。

吉野駅に到着しました。

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でも特急から降りたのは私一人みたいでした。土産物屋さんも寂しいでしょうね。

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吉野山へはこの七曲りを20分ほど登れば着けます。でもそれは嫌だとケーブル代行バスに乗りました。一旦吉野神宮駅まで下って、そこから登って行きます。それでも10分ほどで、ケーブル吉野山駅に着きました。450円です。

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ここから歩き始めます。10時48分でした。

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すぐに黒門があります。20年前に大峰奥駆を歩くため、この黒門を潜ったときは、これからの困難な道筋を想って、身震いがしたものでした。

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この黒門は吉野山全体の総門だとの説明がありました。潜るとこんな具合です。

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なんともいい感じの道ですね。5分ほどで銅の鳥居があります。お寺でも鳥居なんですね。奥に見えるのは神変大菩薩役行者のお堂です。

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さらに5分で国宝仁王門ですと言いたいところですが、大修理中です。11時です。

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右側の急坂を登って蔵王堂にお参りしました。

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蔵王堂の内部は撮影禁止なので、付近に貼ってあるポスターの画像で蔵王権現さまをご想像ください。

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蔵王堂の前の広場には大塔宮御陣地の石碑があります。南北朝時代にここに陣を張ったのですね。

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蔵王堂から石段を下りて進んでいくと、法具屋さんがあります。ほら貝とか、いろいろあります。20年前も珍しかったものです。そこから振り返っています。

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すぐに塔頭の東南院があり、その向かい側に吉水神社への入口があります。

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この吉水神社は南北朝時代南朝の御所が置かれた場所だそうです。4代に天皇がここで過ごされたとか。下って行きます。参道から右に小道が分かれるのですが、それを下ると元湯へ行けるはずです。

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11時半ごろですが、まだいいだろうと吉水神社に参拝に行きました。桜の頃には一目千本だそうです。

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11時32分に降り始めました。特に悪路ではないですが、遊歩道とは言えないかも。

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やがて元湯の屋根がみえてきました。

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10分で元湯の玄関付近に降りてきました。

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今回のメンバーが先に着いていました。お風呂に入って、さあ猪鍋です。

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なかなかお値打ちな料理だとおもいました。企画してくれたOさん、ありがとう。

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また近々集まりましょう。

 

 

 

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