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2023年12月12日 (火)

伊勢西国3回目 鳥羽 正福寺他

2回目の記事は無いのですが、老人会の旅行で、多気町の丹生大師へ行っています。その記事をご覧ください。

これまでの伊勢西国はそれ自体が目的でなく、伊吹山や老人会の旅行に便乗したものでした。そろそろ本格的に始めようかと地図を眺めました。できるだけ車を使わず、電車・バス・自転車・歩きで参拝しようかなと思っています。

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で、今回は中南勢の近鉄沿線を狙うことにしました。沿線と言っても番外の正福寺は片道1時間半の山の上です。また2番の金剛證寺も歩けば片道2時間以上の山上にあります。

取り敢えず、近鉄の3日間全線フリー切符4400円を購入しました。鳥羽までは片道でも1700円程度なのでお得でしょう。

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これを使って、1日目は正福寺と6番金胎寺、2日目は松阪~津の沿線、3日目は金剛證寺と5番中山寺を参拝することにしました。

2023年12月8日(金)

今日行く正福寺は伊勢西国の東南の端でしょうか。鳥羽から賢島へむかう近鉄の松尾駅から登るのが通常のコースです。その帰りに6番金胎寺へ寄る予定です。

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旅費節約のため特急は使わず急行で向かいます。朝8時25分に長島を出て、桑名で急行に乗り換えています。伊勢中川を過ぎて松阪の掘坂山方面を見ています。良い参詣日和です。

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五十鈴川で普通に乗り換え、鳥羽に近づくと海が見えてきます。鳥羽商船学校があるので、その練習船が係留されていました。

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10時45分に松尾駅到着です。無人駅です。

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青峰山は336mですが、正福寺はその一寸下260m辺りにあります。

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最初は三重の低山歩きで登り、三重四国巡礼や伊勢神宮125社巡りで登ったりして、正福寺へは4から5回は参拝しているでしょう。でも今回は伊勢西国です。最近は脊柱管狭窄症の心配も有って、山登りは避けているんですが、ここはバスが無いので仕方ありません。

歩き出すとすぐ、青峰道の大きな石標があります。昔ながらの参詣道なのでしょうね。

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ここで右折すると石垣で囲まれたムードのある道になります。狼や猪避けだったのでしょうか。

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庚申さまがあります。

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半次の墓といのがありますが謂れは知りません。

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10分ほど歩くと工事中でした。すぐそばにう回路があり、ほっとしました。

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四阿に青峰の石橋の説明がありました。江戸時代の参道の石橋だそうです。

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すぐに登山口の案内があります。階段を登って右折します。

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青峰橋を渡る手前に作業所小屋があり、そこのご主人が、青峰登山のパンフレットを呉れました。手作りだそうです。有難いことです。

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橋を渡ると林道になります。

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駅から14分、11時04分に登山口に着きました。

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登山道の案内図があります。ここから正福寺までは2.5キロ、標高差250m位なので、健脚者なら40分程度でしょうか。でも今の私は1時間以上掛かりそうです。

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ここからは参道と言っても登山道です。最近では自動車参拝が当たり前なので、通る人も少なく、一寸荒れています。

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一丁は100mほどなので25丁位でしょうか。途中5~6分の休憩を含んで、25分ほどで「ますきち岩」です。狼に追われたますきちが、この岩に登って助かったとか。

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さらに10分ほどで「あまかぼうか岩」です。妊娠した女性が生まれてくる子の性別を占ったとか。

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5分ほど登ると「おとく茶屋跡」があり、眺望が開けました。参詣道はすべて林の中で眺望はありません。

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さらに15分、12時頃には道が平坦になり、眺望岩が右下にありますが、道は荒れています。

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256mのピークを越え、護摩岩に着いたのが12時17分。登山口から1時間13分も掛かっていました。

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ここは弘法大師が護摩を炊いたとか。そこから6分で、ようやく正福寺の裏へ到着です。

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この道が表参道だと思うのですが、お寺の近くで近道に入るので、裏になるのかな。江戸時代は山門の正面に道が付いていたのでしょう。ともかく空腹なので、ベンチでランチタイムです。

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山門は1872年、天保年間の完成だそうです。

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欄間の彫刻と前の石灯籠が有名だそうです。本堂や伽藍はさすがに立派ですね。

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車で来たけど1時間も道に迷ったと仰る参詣の方がみえました。ここは船神様なので、漁師や船主の方の信仰が厚く、絵馬も多く掛かっています。船を新造すると奉納されたようですね。

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御朱印を頂いて13時05分に帰途に着きました。今日は引き返すのですが、逆方向に降りて、上之郷駅に向かい、伊勢神宮の別宮である伊雑宮にお参りするのも一つのコースです。私も2回、そのコースを歩いています。

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帰りは下りなので行よりは速いです。あまかぼうか岩には13時42分、38分で着きましたね。行は45分でした。

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一寸休憩して出発しました。行には気が付かなかった「岩に腰かけた木」がありました。

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登山口到着は14時09分、正福寺から1時間05分でした。行は1時間20分でした。

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14時27分に松尾駅に到着。電車は1時間に1本で、14時42分です。中之郷駅には14時58分に着きました。山側の出口に出ます。海側には鳥羽水族館や真珠島など有って賑やかと思うのですが、山側は何もありません。いや、市役所がありますね(笑)。

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拡大地図です。

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鳥羽駅までは1キロ位かなと思います。ここ金胎寺(こんたいじ)も三重四国に入っているので、2019年に来ています。記憶には残っていないので無住寺だったのでしょう。今回も地元の方に道を訊いて歩きました。2分で入口が見えました。

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少し高台へ登ります。

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やはり無住寺でした。右のテントに御朱印が置かれていました。

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境内からは海が見えて絶景ですね。

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中之郷駅には帰らず、1キロ程歩いて鳥羽駅に向かうことにしました。一寸した楽しみがあるからです。鳥羽城址がある小山の麓の道を歩きます。市役所の傍を通り、昔は栄えたかなと思う飲食店街を抜けると鳥羽駅が見えます。

その線路沿いに、昔は焼き貝を食べさせる屋台がいっぱい並んでいました。何十年か前に再開発が行われ、10軒ほどの店が入る、貝焼き長屋?ができました。

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その後何回かここで貝を食べた覚えがあるんですが、最近は食べていません。それで今日は歩いたご褒美に一寸食べようかと。それが一寸した楽しみです(笑)。シーズンが始まったばかりの牡蠣を頼みました。

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お姉さんが、牡蠣はやっぱり年明けてからの方が美味しいと言っていましたが、充分美味しかったです。

お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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