伊勢西国5回目 金剛證寺他
3日連続参拝の最終日です。今日は標高550mの朝熊ガ岳にある金剛證寺と伊勢市内の中山寺へ行きます。
2023年12月10日(日)
朝熊ガ岳の行き方は、近鉄朝熊駅から登るのが通常です。そして金剛證寺を参拝した後、伊勢神宮の内宮へ降るルートがあり、私も2回ほど歩いています。江戸時代、伊勢神宮をお参りした旅人は、この参道を登って金剛證寺をお参りするのが通常だったそうです。
でも今回はバスにしました。近鉄五十鈴川駅から参宮バスというのが土日祝日に限り運行されています。なので今日、日曜日にしたのです。
10時一寸前に五十鈴川駅に着きました。広場に停まっているのが10時10分発のバスで、左側に人が並んでいるのが乗車場所です。
バスは内宮の近くを通って伊勢志摩スカイラインに入ります。絶景です。
バス料金が片道800円で高いなと思っていたのですが、女性の運転手さんが、伊勢市内のフリー切符1200円がお得ですとアナウンスしてくれたので、それを買いました。
10時40分に金剛證寺に着きました。バス停は1ヶ所なので、帰りもここで待てばよいと教えてくれました。運転手さん親切です。
境内の図を載せます。赤線のように時計回りに参拝します。奥の院へ行く時間は一寸ありません。
仁王門です。
実は、この近くに面白いお地蔵さんが有るのですが、殆どの方が気が付きません(笑)。
この橋は渡れません。
本堂です。虚空蔵菩薩がご本尊です。
明星堂。伊勢神宮の鬼門をお守りしているそうです。
ゆっくり見て廻って30分ほどでバス停に戻ってきました。11時22分のバスで帰路に着きました。伊勢市内に戻ってきました。内宮周辺の道路はやはり混雑してきていました。1月は、この辺りは避けるのが賢明ですね。
11時50分過ぎに五十鈴川駅に戻ってきました。ここから中山寺への道を観ると、古市街道の麻吉旅館の辺りを通るようです。
古市街道と言うのは、外宮から内宮への4キロほどの街道で、途中、古市には遊郭があり、妓楼70軒、遊妓1000人と言われ、江戸の吉原、京の島原に次ぐ遊郭だったそうです。また伊勢歌舞伎は役者の登竜門だったとか。
伊勢参り 皇大宮へは 一寸寄り という川柳があります。
と言うことで、一寸古市街道を通ってみることにしました。下から見た麻吉旅館。斜面に沿って4階建てみたいに建てられています。
麻吉旅館は江戸時代から続く旅館で、一度泊まってみたいと思いながら、まだ果たせていません。
古市街道です。
麻吉旅館から3分も歩くと、伊勢古市参宮街道資料館があります。一寸休憩しました。
そこで右折して、グーグルマップに従い、中山寺を目指しました。12時17分でした。
初めて歩く伊勢市街の街並みです。上がったり下がったりしながら15分ほどで二股があり、右の狭い道に入りました。
そこから7分ほどで到着です。
江戸時代、伊勢神宮ゆかりの蓮台寺というお寺に観音様があり、その蓮台寺が存続できなくなり、中山寺にお預かりしたのが、由来だそうです。
12時50分頃参拝を終えたので、どこかで昼食と思いましたが、いっそ宇治山田駅まで行って、電車の時間を見ながら店を選ぼうと思って、空腹を抱えながら、宇治山田駅を目指しました。
御木本道路を一寸歩いて、朝川に沿って右折するのが近道ですね。
20分ほどで宇治山田駅に到着しました。駅前のこの商店街は、もう寂れてるかもしれませんが、ディープな感じで好きでした。
どこかで昼食のつもりでしたが、電車が有ったので、丸天のチーズ棒を買って、それで済ますことにしました。これ、好物なんです(笑)。
3日間、無事終わりました。有難うございました。
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