新宮観光
2023年8月30日(水)
昨日の花火の後、そのまま帰るのももったいないので、今日はお隣の新宮市を観光します。朝7時前、窓から外を見ています。昨夜の喧騒は跡形もなく、いつもの静かな熊野灘に戻っていました。
8時23分の新宮行き電車に乗るつもりなので、まだ時間は充分なのですが、今日は雨予報で、雨がやんでいる間に出発することにしました。7時には牛丼屋さんに入り、朝食です。
食べ終わって熊野市駅に向かう途中、ふとバス停の時刻表を見ると、すぐ新宮行が来ます。JRだと1時間先なので、急遽バスで行くことにしました。
一人お客が降りると、後は二人だけです。阿田和付近の雨の七里御浜です。
40分ほどで鵜殿駅を通過。紀州製紙の煙突が並びます。もうすぐ新宮です。
8時18分に新宮駅に着きました。新宮のバス会社は熊野交通でしたが、現在、合併したのか、熊野御坊南海バスになっています。
この建物に、新宮観光協会があり、レンタル自転車があるのですが、今日の雨では、自転車は無理ですね。それに9時からで、まだ開いていません。
開くまで、近くの徐福宮へ行きました。始皇帝に命じられ不老不死の薬を探しに日本へ来た徐福は、あちこちに、その上陸地点の伝説がありますが、ここ新宮もその一つですね。
雨強くなってきたので、諦めて9時の南紀で帰ろうかと思いましたが、指定席は満員でした。花火明けの人が多いんでしょうね。あきらめて観光することにしました。
ところで新宮駅はみどりの窓口が無くなっていました。代わりに多機能の券売機で処理するらしいのですが、不便ですね。それとジパングなんか、どうするのかなあ。新宮市の地図です。
9時頃駅を出て、商店街を歩いて新宮城跡へ向かいます。
丹鶴商店街と言いますが、新宮城のことを別名丹鶴城と呼ぶらしいですね。10分ほどで到着しました。
この新宮城も2~3回は来ていますが、いつも時間に追われて、じっくり見ていません。戦国時代、2回の北山一揆が有って、この新宮城が舞台にもなっていますが、それ以上のことは知りません。
石段を一寸登ると熊野川方面が開けます。
今日は時間も十分あるので、休憩しながら雨の中を、ゆっくり見て廻った。石垣もなかなかいい。
熊野川側の水の手も写真映えがする。
45分ほどかけて、ゆっくり見て廻った。降りてくると、大和八木行きのバスが居た。日本一長い路線バスとして有名です。何回も載っていますが、すべて途中で降りています。一度、八木から新宮まで通しで乗ってみようか(笑)。
10時10分、熊野速玉大社に来ました。何度来ても良い神社です。この社殿が旧社殿に対して新宮と呼ばれたのが地名の由来とか。その旧社殿も一つではなく、二つあります。
ヤタガラスの神、御神木のナギの木が有名です。本殿の前に書かれた熊野御幸には、各上皇の熊野詣の回数が書かれています。最高は後白河上皇の34回です。1回往復4週間としても大変なことですね。
ここは15分ほどで参詣を終え、旧社殿の一つとされる神倉神社へ向かいました。途中にたくさんのお寺があります。その一つ、清閑院。石垣きれいですね。琉球の石垣みたいですね。
15分ほど歩いて10時40分頃神倉神社に到着しました。ここは源頼朝が寄進したという急傾斜の石段が有名です。
お燈祭りといって、松明をもった若者が、この石段を駆け降りる祭りがあります。雨で滑るし、腰も痛めているし、止めようかと思いましたが、今回最後で登りました(笑)
15分ほどでご神体のごとびき岩に到着しました。ここからの新宮市街と熊野灘の景色も抜群です。浜街道は高野坂を通って那智へと続きます。
これでまあ今日の予定は終了です。新宮駅に帰り、お土産にさんま寿司、弁当にちらし寿司を買って、南紀に乗り込みました。帰りの楽しみは、この一杯ですね(笑)。
Kさん、お疲れ様でした。
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