奈良桜井の古刹巡り
山歩会の仲間、男女6人で飛鳥時代創建の寺院や神社を巡ってきました。
2023年6月9日(金)
朝8時に名駅前に集合し、車で桜井に向かいました。針で休憩して10時半ごろに桜井へ着きました。まず最初は安倍文殊院です。
有名な寺院ですが、私は初めての訪問でした。
安倍は地名で阿倍仲麻呂や安倍晴明とゆかりあるそうです。ご本尊は三人寄れば文殊の知恵で有名な、文殊菩薩です。受付のすぐ奥、池に浮かぶのが金閣浮御堂です。宝物殿ですが今回は入館しませんでした。
本堂へ向かう手前右に西古墳があります。飛鳥時代に作られた石窟で、国の特別史跡に指定されています。飛鳥の石舞台によく似た造りです。
すぐ本堂ですが、中は撮影禁止です。表はこんな感じで、素朴な良い雰囲気です。
ご本尊の文殊菩薩は獅子に乗っています。中は写せないのでカタログ写真を見てください。
非常に見ごたえがあり、皆感嘆しきりでした。その右横に善財童子の小さな像がありますが、可愛いと言うことで女性に人気があるそうです。
いずれも快慶作の国宝だそうですが、雰囲気は異なります。快慶のレパートリーの広さに感心します。
次にメスリ山古墳と言う前方後円墳に行きましたが、駐車場も見当たらなかったのでパスしました。桜井駅から多武峰へ向かう街道に出て、聖林寺へ向かいました。
一寸高台にあり、奈良盆地方面が開けて絶景でした。
ここも本堂内は撮影禁止ですが、外部はこんな感じです。
ご本尊は子安延命地蔵菩薩坐像で、巨大な石仏です。これもカタログでどうぞ。
でも聖林寺を有名にしているのは、本堂の上に有る観音堂に祀られた十一面観音菩薩立像です。この階段を登ります。
観音堂の内部もカタログでどうぞ。
この高さ2m10cmの像は日本の彫刻史上指折りの美しさと言われ、白州正子も感動しているそうです。本堂地蔵尊の横に、西陣織で表わされた十一面観音像が安置されていて、撮影可だったので紹介します。
よく出来ていると思います。ここからの奈良盆地の景色もなかなかです。
12時に出て多武峰街道に戻り、談山神社に向かいました。12時25分に到着、境内の食堂で、三輪そうめんを頂きました。
談山神社は大化の改新ゆかりの神社です。中大兄皇子と中臣鎌足が、ここで談合し、蘇我氏を打倒したとの故事から、この名前が付いています。一寸石段を登ります。
登ると拝殿があります。
拝殿の内部です。ここから本殿を拝みます。
本殿です。藤原鎌足を祀っているはずです。
この日は観音堂の特別拝観をしていました。神社に観音堂もおかしな話ですが、桜井市のボランティアガイドさんが説明してくれました。
境内に妙楽寺という神宮寺が有ったが、明治の神仏分離令で棄却されそうになった弥勒菩薩を秘匿して残したものだそうです。その妙楽寺の十三重塔が、これも仏舎利でなく鏡を入れて残されていました。
最後に日本書紀の神武東征などに出てくる忍坂にある石位寺を尋ねました。ここは薬師三尊石像で有名です。でも我々の調査不足だったようです。無住寺なので、事前見学申し込みが必要だし、周囲に駐車場も見つからず、ここもパスしました。
後は一路名古屋に向かって反省会に臨みました。駅前の人気の串カツ屋さんに一番乗りで並びました(笑)。
安くて美味い串カツです。
お疲れさまでした。
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