女人高野 室生寺
山歩会のメンバーで大和の室生寺観光に行きました。住所としては宇陀市ですね。国道165号線、初瀬街道から6~7キロ入った所にあります。
2023年5月13日(土) 曇り後雨の予報
8時に名古屋駅前を車で出発し、湾岸、東名阪、名阪国道と進んで、針インターで出て、順調に10時頃、国道165号線の近くにあり、室生寺への入口になる大野寺に着きました。
大野寺は役行者の開山で、後に室生寺の関連となりました。宇陀川の対岸に彫られた弥勒菩薩の摩崖仏が有名です。
この石仏はパンフレットでは、こんな感じですが、一寸すり減っていたりして、午前中は逆光で見にくいです。雨が降った後は鮮明になるそうです。
普通に見ると、見えません。
望遠で見ると、はっきりします。
大野寺から6~7キロで室生寺です。
室生寺は女人高野として有名で、弘法大師空海の開山となっていますが、設立当初は天台宗だったのではないかと、松本清張が書いていました。
一般の入山料は600円ですが、宝物殿が400円そして丁度、金堂の特別拝観をやっていて、その拝観料が500円、全部で1500円でした(泣)。
宝物殿は撮影禁止です。写真の他に十二神将など国宝・重文が見られます。室生寺には何回も来ていますが、宝物殿を見たのははじめてです。
入口の仁王門です。赤と青の仁王さんが映えますね。
カジカの鳴く石段を登ると金堂です。今日はここが特別拝観です。釈迦如来立像を中心とした仏像が拝めました。
その手前右に、一寸謂れは判らないのですが、石仏と祠があり、見る人も少ないのですが、気になりました。
金堂の手前、左側は弥勒堂です。弥勒菩薩の隣に役行者が祀られています。
金堂の上に有るのが本堂です。灌頂堂とも言うそうです。弥勒菩薩が祀られています。
その左側奥に南朝の忠臣で神皇正統記で有名な北畠親房の墓があります。
そして有名な五重塔です。一寸小ぶりで、女人高野に相応しい佇まいです。何年か前に台風かなにかで壊れた時、全国から寄付が集まり、すぐに再建されたと記憶しています。
シャクナゲの見頃は終わっていたのですが、なんとか少し残っていた石楠花と一緒に撮影しました。
この上石段を10分以上登ると奥の院ですが、今日はやめました(笑)。時刻もお昼ごろで、丁度いい時刻なので、車に帰って弁当を食べました。
室生寺から一寸奥の室生龍穴神社に行きました。
ここは室生寺のルーツと言える神社で、名前の通り水の神様です。平城京の水を司る神社で、室生寺はその神宮寺だったとも言われています。
入口付近の連理の杉。ともかく周辺の杉は樹齢500年は超えそうな、素晴らしい杉が多いですね。この連理の杉は夫婦杉とも呼ばれ、縁結びの信仰があります。
神社の奥の院は神殿の上流と思われますが、直接の道は無くなっているようで、車で遠回りして林道を登ります。歩くと1時間以上掛かりそうで、我々は運転のSさんには面倒掛けましたが、車で細い道を登りました。
ここから沢へ一寸下ります。2分ほどで着きます。この辺りで、いよいよ雨が降ってきました。
岩穴がご神体のようです。私も初めて来ました。平安時代には雨乞いの神様とされていたそうで、現在でも、有数のパワースポットです。
これで今日の予定は終わりです。後は一直線に名古屋へ帰りました。行先はやはり、いつもの串カツ屋さんでした(笑)。
お疲れ様でした。
幹事のKさん、運転のSさん、ありがとうございました。
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