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2022年12月 8日 (木)

京都 御土居巡り

2022年12月6日(火)

太閤秀吉が作った、京都の御土居を見に行くことにしました。四日市からの高速バスは新名神に入ります。

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11月の京都は紅葉で、すごい人出でしたが、今日は12月、スムースに京都市街の五条にはいってきました。

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余り遅れず、10時20分頃、五条大橋に到着しました。この橋を渡った向こう側に京の七口の一つ「伏見口」が有ったはずです。でも五条大橋の位置は、昔とは一寸変わっているそうなので、伏見口も違うかも。

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秀吉の作った御土居ですが、京を囲む22~23キロの内、北半分が所々残って、遺跡に指定されているので、私の歩きも北半分になりました。

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五条から京阪電車に乗り、京都七口の一つ、粟田口のある三条を通り越して、神宮丸太町で降りました。北側に出ると、鴨川の東側、川端通にでます。

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ここから御土居巡りの始まりです。10時50分頃です。

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川端通を北上すると、1本目の橋が荒神橋です。

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荒神橋を渡って、御所の方へ入っていきます。鴨川には飛び石がありますね。左のビル群は京都府立医大病院です。

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河原町通りとの交差点は荒神口と名付けられています。七口の一つ、荒神口はこの辺りなのでしょう。前方の森は京都御所です。

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右折して少し北上します。すると河原町通りに面した左側に御土居がありました。史跡に指定されています。私も京都生まれで、何度もこの辺りはバスで通っていますが、これまで全く気が付きませんでした。

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医大病院のすぐ前に、こんな遺跡があるなんて、京都市民も殆ど知らないのではと思います。そんなこと無いか(笑)。1本西の寺町通りへ廻りました。御所の清和院御門があり、梨木神社があります。

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梨木神社は幕末の三条実美を祀っていると思います。向かい側に盧山寺があります。ここは紫式部縁の寺です。

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その隣は、良く知りませんが、菊の御門があります。清浄華院と言って、法然上人や天皇家に縁の寺だそうです。

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河原町通りに戻って、バスに乗りました。上賀茂神社近くの御園橋まで御土居の史跡は無いからです。途中、河原町今出川は京の七口の一つ、大原口が有ったと思われます。

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加茂川中学前で降りると、すぐ北に御土居があります。ここは堀川通という南北の通りですが、その両側に残っています。東側です。

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西側はこんな感じです。

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この御土居の南側を入っていきます。途中にしのぶ食堂と言う小さな食堂があり、昼食に入りました。前のお酒は飲んでいません

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12時45分に店を出ました。付近は住宅街です。懐かしい長屋もありました。過っての御土居に沿って歩いています。

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5~6分歩くと、交通公園があります。この中に御土居が残っているそうです。

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ここの御土居は、史跡に指定されていないので、自由に御土居の上に登ったりできます。

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公園を出て西へ歩くと、すぐまた御土居にぶつかります。ここは史跡に指定されています。13時です。

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ここは奥へ長く続いているようです。御土居に沿っては道は無く、一旦南へ下ってⅤ字状に引き返します。そこは公園になっていました。

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公園を通り抜け、左にある階段を登っていきます。御土居の先へ出たのですが、そこは「北旧土居町」とか記されていました。

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13時20分頃、また御土居にぶつかりました。ここも史跡で、フェンスで仕切られています。

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御土居の前には鷹峯名物御土居餅のお店がありました。ここはやはり七口の一つ、長坂口がありました。周山や若狭へ繋がっていました。

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南へ下っていくと、左側に石標があり、公儀薬草園跡と記されていました。

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その先を右折します。紙屋川(天神川)に掛かる鏡石橋へ下っていきますが、その手前を左折すると、御土居公園があります。

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ここも史跡ですが、上に登ることもできます。

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引き返して、鏡石橋を渡ります。工事中です。

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渡って左へ登っていくと一条・三条天皇の火葬塚があります。

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その角を右折すると「しょうざんリゾート」右の案内がありますが、その後ろに岩が鏡石かもしれません。右へは行かず、左に行きます。

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7~8分歩くと、今度は三条天皇陵があります。

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その角を左折して5分ほど歩くと階段があり、それを下って天神川を渡ります。渡って右折すると、すぐ上に北大路通りが通っています。

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下から見上げると御土居の高さが実感できる場所だそうです。

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児童公園があるので中に入り、階段を登って、次の道を右折します。14時頃です。

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一寸、曲がりくねりながら5分ほど歩くと、右手に御土居があります。住宅街の中にポツンとあります。

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それでも大切にされているようで、近くには御土居マンションもありました。

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一度天神川を渡り、また引き返して南下します。平野神社も近づくころ、左手に立派な御土居があります。お地蔵さんも祀られていて、写真に写すには絶好の御土居です。14時13分。

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突き当りを右折すると平野神社です。桜が有名で、思い出も数々ありますが、今日はパスします。

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左折するとすぐ北野天満宮の北門です。

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この辺りは生家から徒歩圏内なので、縁日にはよく来ました。一寸お参りしました。

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なぜ牛さんもお正月の衣装のようです。

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ここの天神川沿いの堤防が御土居だということは知っていました。行こうと思ったら、工事中で当分閉鎖すると書かれていました。仕方なく、端から写真を撮りました。

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近くに、天満宮の本地仏である、東向観音寺があります。

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北野神社の正門に出てきました。14時40分です。

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京都駅を15時50分発のバスを予約しているので、余り時間はありません。史跡には指定されていない御土居の跡が、北野中学・円町・西大路御池と3か所残っているのですが、今日は一寸無理なようです。

御前通りを一条まで下り、右折して西大路に出ました。途中、一条通の商店街です。

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西大路を左折して、大将軍のバス停から京都駅行きのバスに乗りました。途中、西大路七条辺りに、七口の一つ、丹波口が有ったと思います。

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京都駅の八条口東側の交差点は竹田街道の名前があるので、この辺りに「竹田口」が有ったと思います。

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バスも空いていたので、ちびちびやりながら帰りました。お疲れ様。

 

 

 

 

 

 

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