京の七口と御土居
豊臣秀吉が、戦乱で荒廃した都を復興し、賀茂川の反乱や夜盗の横行から都を守るため、建造した土塁が御土居と言われます。御土居は京の市街をぐるっと一周する、全長23キロほどの壮大なものでした。土木工事が得意な秀吉だからできたのかもしれません。
その御土居に出入り口を設け、全国各地に繋がる街道の出入り口としたのが、京の七口だそうです。でも今、数えてみると九つあります。七口ではなく九口ですね(笑)。
御土居のできる以前、平安京の時代から、口はあったそうです。五畿・七道と言われる全国からの街道が、都へ入る個所を口と呼んだそうです。その口は時代により数も場所も違ったそうです。
なので、七口の七は、厳密な数ではなく諸国へという意味に解した方が良いらしいです。その街道を地図に書き入れてみます。
青色は、私が歩いた道。緑色はまだ歩いていません。
私は京都に生まれて大学を出るまで住んでいましたが、街道歩きに興味を持ったのは60歳位からなので、京都周辺の街道も、あまり歩けていないのです。ぼちぼち歩いています。
その前に、秀吉が作った御土居が400年以上経った今も、京都に残っているそうです。生家の近くに有った北野天満宮に御土居があるのは知っていましたが、京都のあちこちに、何か所も残っているのは知りませんでした。
最近知ったので、近いうちに訪ねてみようかと思っています。
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