川上村
2022年7月30日(土)
朝6時ごろ起きて散歩に出た。山鳩館から先は道路地図には無いが、地形図には点線で載っている。
そこを上流に向かって歩いてみた。10分一寸歩くと広場になり、振り返ると上の写真の風景になる。しかしすぐにがけ崩れがあり、まあこの辺で引き返した。
今度は逆に旅館を通り越して、ダム湖に掛かる入之波大橋に向かった。
川の名前を見ると「きのかわ」だった。ここ紀の川なんだ。そう言えば下流は吉野だったな。吉野川の上流は紀の川なのか?
橋を渡っていくと温泉が見える。昨日、あそこからこの橋を見たなあ。
渡り切ると道案内があった。筏場・三之公方面。
そう言えば、大台ヶ原の道標に筏場という文字が有ったな。
筏場には、何十年か前には集落があったそうです。三之公はトガサワラの原生林があり、台高山脈への登山路があります。
帰り道に出会った山仕事の方の話では、筏場から大台ヶ原まで6時間だけど、若い頃は4時間位で登ったとか。またこの辺りは「伊勢の川喜多家の山が多い」とか。百五銀行創始者の半泥子さんの家ですね。
帰りに下を覗くと、筏釣りをしていました。ここはダムつり公園なんだそうです。
ところで入之波をシオノハと読むのは難しいですよね。旅館の壁に貼ってある古地図には塩葉村の文字があり、この辺りが語源らしい。
朝湯に入り、美味しい朝食も食べて、9時に宿を出発しました。因みにここは川上村入之波というのが住所です。川上村は水源の地として売り出しているそうです。
私の理解では吉野から上北山村へ向かう途中の、通り過ぎる村でした(笑)。事実、十数年前、吉野から上北山村へ歩いたことが有って、そのときこの川上村を、ほぼ徒歩で縦断しています。参照
昨日来た道を引き返して大迫ダムを渡り、国道169号線に入ります。途中、湯森温泉の道の駅で休憩しました。お土産に鮎の塩焼きを買いました。昨日食べた鮎も美味しかったので(笑)。
ここに入之波温泉から筏場や三之公への案内がありました。
次に蜻蛉の滝へ行きました。雄略天皇の狩りの邪魔をした巨大な虻をトンボが退治してくれた故事から蜻蛉の滝の名が有ります。入り口は子供の水遊びの公園になっていました。
登り口に梵字岩があります。大峰奥駆道の青ヶ峰から流れるこの滝で修業した修験者が開いた仙龍寺があったそうです。
滝の落差は50mほどだそうです。
でもなかなか滝の全貌を写真に収めることはできません。
ここ蜻蛉の滝から、奥駆道の青ヶ峰まで、2時間一寸で行けます。そこから吉野へ降るのがお勧めです。
滝を見ていると雨が降ってきました。あわてて、次の匠の聚へ出かけました。道の駅に一刀彫作品展の案内があったので。
コテージや研修室、カフェなどがある村営施設みたいでした。今日は松本一平さんの木彫り昆虫展。
これはフンコロガシです。フンコロガシは古代文明では太陽を表し、大切にされています。
今回の行程はこれで終わり。後は帰るだけです。お疲れさまでした。
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