比叡山麓 坂本歩き後半
13時一寸前に西教寺を出て、日吉大社へ向かいます。ここも有名ですが、私が知っているのは、猿が神様のお使いだ位でした。途中の道端に千体地蔵さんがあります。比叡山に登れない人たちが付近一帯に小さな石仏を建立したのだとか。それが田畑の耕作で出てきたそうです。
15分ほどで日吉大社東本宮に着きました。
でも空腹のため遥拝で済ませて昼食に向かいます。
坂を下って10分弱で、お目当ての鶴喜そばに着きました。でも満員で並んでいます。人気なんですねえ。
創業は1716年だそうで、建物も登録有形文化財です。近くに日吉そばという、ここも良さそうな蕎麦屋さんがあるんですが、ここはそんなに混んでいません。どこが違うか、一度食べ比べしたいものです(笑)。
40分も待って、ようやく「おろし天ぷら蕎麦」にありつきました。その横は「そば前」です(笑)。
満足して店を出ました。14時35分でした。午後は坂本ケーブルで比叡山に登り、無動寺や紀貫之の墓を見る予定でしたが、時間的にも体力的にも無理だろうということで、もう少し坂本を歩くことになりました。
付近の民家にはお地蔵さんのお堂が併設されています。これは全国的にも珍しいですね。
天海大僧正の廟所である慈眼堂を見に行くことになりました。坂本、特に滋賀院の付近は穴太積みと言われる石垣が見事です。
天海は家康・秀忠・家光の三代に仕え、信長の焼き討ちで荒廃した延暦寺の復興に力を尽くしました。
庭には歴代の天台座主や桓武天皇・慈眼大師の墓碑や供養塔がありました。
紫式部、和泉式部、清少納言などの供養塔もありました。ほかにもなにかあるかも。
次に先ほど遥拝で済ませた日吉大社に向かいました。10分弱で着きます。西本宮の鳥居が珍しい形ですね。山王鳥居というそうです。
先ほども書きましたが「猿がお使いです」。神猿と書いて「まさる」と読むそうです。魔が去る、勝る、ということで大事にされています。
西本宮の楼門は重要文化財です。
そして、その天井の四隅には神猿さんがおられます。
ところで日吉大社には西本宮と東本宮があります。両本宮ともに本殿は国宝です。ご本尊ですが、東本宮が大山昨神で比叡山の山神様です。西本宮は大己貴神で奈良の三輪山の山神様です。
東本宮へ向かう風景
東本宮の本殿、日吉造りといわれ国宝です。
15時半ごろ日吉大社のお参りは終わりました。皆さん、お疲れでJR比叡坂本駅に向かいます。
JRで京都駅に向かい、駅地下の居酒屋で反省会です。
皆さんお疲れ様。次回は比叡山頂に向かいましょう。
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