東海道から伊勢街道へ
山仲間のNさんから「歩かないか」と誘われて歩いてきた。「飲まないか」と同意語だと思ったから(笑)。なので街道トレッキングではなくダイバー散歩に書いています。
コースは東海道四日市宿から日永追分で東海道と分かれて伊勢街道へ。神戸宿のあった鈴鹿市駅まで12キロほどです。
2022年2月11日(金)
朝9時過ぎに近鉄四日市駅に集合しました。Nさんは、近鉄のあみま倶楽部アプリとかを入れて、スタンプを集めているそうです。以前ブームになったポケモンGOみたいなものですね。最近ではマンホールを探す奴もありますね。
近鉄四日市駅を9時18分に出て、旧東海道に入ったつもりが1本間違っていました(-_-;)
でもまあ、すぐに旧東海道と合流しました。東海道の旗が立っています。
近鉄線の下を潜ってあすなろう線に沿って進み始めると、一挙に車が多くなります。この道はいつ歩いても狭い道なのに車が多く苦労します。dでも四日市市は隣の鈴鹿市と違って、東海道の案内が親切です。
街並みの感じは街道の面影があります。駅から30分ほどで鹿化川を渡りました。「かばけ川」と読むようですね。すぐに大宮神社があります。天照大御神を祀っている。
10時丁度に天白川を渡った。鈴鹿山脈がきれいです。
渡ると両聖寺というお寺があるが、その門前につんつく踊りの説明がある。
そこからすぐに日永神社がある。たまには参詣することに。最近はおサイフケータイで小銭を使う機会は殆ど無いが、お賽銭だけはそうもいかないので小銭が要る。なんとかならないかなあ(笑)。
この境内に追分道標があった。1656年に追分に建てられたが、1849年に現在の大きな道標が建てられた際、不要になって他へ移されたらしい。貴重な道標ですね。
すぐ近くに東海道の総合案内図がありました。Nさんは日永一里塚跡のチェックポイントを探しています。
日永は江戸時代団扇が有名で、東海道を歩く旅人がお土産に買っていったそうです。近年、需要が減少し、産業としては成り立たなくなっていると思いますが、技術の伝承はされているようです。
一里塚跡はすぐ近くにありました。ここでアプリを開くとスタンプが押せるそうです。
一里塚跡から5~6分歩くと街道名残の一本松があります。
泊駅への入り口を過ぎ、10時35分頃、味噌・醤油の醸造元がありました。以前は販売店の建物も昔ながらで風情があったのですが、現代風の建物になって一寸寂しい。
そこから5分で日永追分です。ここで東海道は右へ、伊勢街道は直進します。昔はあの鳥居を潜って伊勢神宮へ向かったそうです。
ここで湧水を飲みながら10分ほど休憩しました。ここから伊勢街道に入ります。
国道1号線の下を潜り、一路南下します。途中、コンビニでトイレ休憩。内部川の手前で右に旧道へ入ります。以前は内部川の旧橋を渡れましたが、今は渡れないので河原田橋を渡ります。渡って堤防を右折、旧道へ戻ります。11時25分です。
旧道に入るとすぐ左手に大きな道標があります。宇治山田へ十七里とか刻まれています。
道標から5分、11時33分に河原田神社の前に来ました。
ここもお参りしていこうかと近づくと、本殿は100段ほどの階段の上にありました。階段の左側に坂道があり、明治の元勲が、そこで伊勢湾を眺めて帰るのを忘れたという「亡歸處」という高台の案内がありました。登ってみました。
高台はこの本殿の上にあり、標高は41.6mです。
景色も良く、風もなく、うららかなので、一寸持参の酒肴で一休みすることにしました。
12時丁度に出発しました。また坂を下り街道に復帰します。15分ほど歩くと県道635号に出て横断し、その先のJRの踏切を渡ります。
右折してその先の、先ほどの県道の下を潜ります。潜って右折すると高岡神社ですが、街道は直進して鈴鹿川の堤防に登ります。
堤防に登り、その先の高岡橋を渡ります。渡って堤防道路を右折して、その先すぐの道を下らず、もう少し先の、常夜灯へ下るのが正解です。
12時37分に常夜灯を通過しました。左側は住宅、右側は田んぼの道に入ります。住宅はすぐ途切れ、田んぼの中を進みます。15分ほどでまた集落が始まり、常夜灯があります。
ここから7分、神戸の見附があります。神戸宿の入り口で、夜は木戸を閉めたそうです。
梅が咲いていました。
神戸宿へ入ると右側は宿場を忍ばせる家並みです。旅籠だった家もあるようです。13時03分。
5分ほど歩くと近鉄の踏切です。鈴鹿市駅は渡って左ですが、一寸そのまま歩くと大橋という橋があります。
渡ってすぐが札ノ辻で、昔は高札場もあったのでしょう。角の旅館も風情があります。
ここで伊勢街道と別れて鈴鹿市駅に向かいました。13時12分。鈴鹿市駅はすぐそばです。
ここからは若松乗り換えで四日市まで30分ほどです。そこで軽く反省会をして今日のウオーキングは終わりました。
Nさん、ありがとうございました。
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