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2021年2月12日 (金)

荒神山観音と東海道石薬師宿

鈴鹿市歩き3回目です。今日は山仲間のHさんと、JR加佐登駅周辺を歩きました。個々には訪れたことがあるスポットなのですが、繋げて歩くとまた違った楽しみがありますね。

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11時一寸前に加佐登駅に降り立ちました。ここは東海道歩きで2回ほど通っていますが、JRで降りたのは初めてかもしれない。

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まず最初は白鳥湖のほとりにある荒神山観音を目指すのですが、駅前の道がややこしくて一寸判りません。近くの奥さんに浄安寺への道を訊いて歩き始めました。11時8分に到着。ここは木造釈迦如来像があるそうです。

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一寸お参りして先へ進みます。加佐登駐在所前の交差点が、ややこしい六叉路です。直進して県道に並行して進みます。

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六叉路から20分少々、11時40分頃、荒神山観音に到着しました。この観音様は眼病に効くとかで、春日局が深く信仰したとか。また、荒神山は浪曲「血煙荒神山」とかで吉良の仁吉などが出てきて有名です。三重四国八十八ヶ所にも入っているので、2年ほど前来て御朱印を頂きました。

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本堂の奥に吉良の仁吉の石碑があります。石碑の端が欠けているのは一部の参詣者が勝負事のお守りに盗っていったからだそうです。

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11時50分頃出発しました。5分も歩くと鈴鹿フラワーパークです。広い公園で、多くの家族連れや若者が来て、弁当を食べています。

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我々もここで弁当を広げることにしました。

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20分一寸休憩して出発しました。公園を抜けるのに5分以上掛かって12時半頃道に出ました。今度は白鳥湖の縁を歩いて、加佐登神社を目指します。

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10分ほどで神社の入り口に到着しました、神社の説明を見て初めて気が付きました。神社の裏手にある白鳥塚古墳は、日本武尊の墓所で、日本武尊の魂が死後白鳥となって故郷の大和方面に飛び去った故事にちなんで名づけられています。加佐登神社はその日本武尊をお祀りしているのですね。

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丁寧にお参りした後、白鳥古墳へも行ってみることにしました。神社の手前に古墳への道が有り、5分ほどで到着します。

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13時頃、古墳の前を辞しましたが、適当な出口が見つからず、一寸畑の中を通らしてもらって道に出ました。次に向かうのは佐々木信綱記念館です。佐々木信綱は歌人で国学者、また作詞家としても有名で「夏は来ぬ」は代表作です。2~3キロありますが、途中に上田の石段と言うのがあります。謂れはよく知りません。

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この辺り田圃道で、蒲川の向こうに鈴鹿山脈南部の山々が薄っすら眺められる長閑な道です。

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記念館と生家は旧東海道、石薬師宿に有ります。13時47分に到着しました。展示室が工事中とかで、生家だけを見学しました。

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10分ほど見学して、今度は東海道を歩きました。7~8分歩くと国道1号線の上を渡りますが、渡った所が石薬師寺です。弘法大師が岩に刻んだという石薬師がご本尊で、結構有名なお寺です。

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源頼朝の弟、蒲範頼が戦勝祈願したとかで神社もあります。

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薬師の薄サクラは天然記念物です。

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14時18分に出て東海道を歩きます。5分でJR関西線の手前に石薬師の一里塚跡があります。この常夜灯はJRの車内からよく見えるので、私は通るたびに東海道歩きを思い出しています。

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JRの線路を潜ってすぐ右折して、線路沿いに行くのが旧東海道ですが、この先が街道は消滅しているそうです。2キロ程先に庄野宿がありますが、その手前まで無くなっているそうです。なので適当に道を選んで、出発した加佐登駅へ14時53分に帰ってきました。

ここから再度庄野宿がある方向へ出発し、踏切を渡り、コンクリート電柱の工場横を通って、10分弱で宿場の入り口へ到着しました。庄野宿は45番目の宿場で、広重の庄野の白雨は傑作として有名です。

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海道にはこのような坂道は無く、平坦な道なので、広重は街道近くの坂道をイメージして描いたらしく、その場所は未定みたいです。

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入口から5分ほど入った所に庄野宿資料館があります。ここの屋根瓦が桐の紋章で一寸珍しいですね。

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ここで本日のウオーキングは終了し、加佐登駅へ引き返しました。15時36分の列車に間に合わせるため、最後は走りました。何年振りかで走ったので疲れました。〆は四日市の旧東海道に帰ってきました。

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昼間から開いている居酒屋は桑名には余り無いのです。Hさん、お疲れ様でした。

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