熊野詣で
外出規制の中で、熊野であるはずだったウオーキングイベントも中止になりました。私が熊野に通い始めて丁度20年、最近一寸ご無沙汰している熊野本宮大社へ単独でお参りに行こうと出かけてきました。
2020年4月11日(土)
朝7時半頃、マイカーで桑名の我家を出発しました。自家用車を運転して一人でお参りする分には、三密は避けられそうです。東名阪に入り、亀山で降りて名阪国道で針テラスを目指します。
針で名阪国道を降りて、途中コンビニで弁当を買い、榛原の西峠を経由して、昔、和歌山街道を歩いた時、雪の小名峠で苦労した三茶屋で右折、吉野へ着いたのは10時頃です。
下市の街中を通り、国道168号線に入ります。熊野川に架かる谷瀬の吊橋は観光名所です。11時半頃到着したので、吊り橋を見ながら弁当を食べました。
桜もきれいな土曜日ですが、さすがに観光客は少ないようです。吊橋から十津川温泉までは30キロほどです。12時半頃通過しました。十津川温泉から熊野本宮は20キロ弱ですが、岸壁にそった、狭い曲がりくねった道で難所でした。当時から改良工事が行われていたので、どの程度改良されたか見るのも楽しみでした。
近づくと全貌が見えました。岸壁から離れて直線コースの道路が完成していました。快適です。
13時過ぎに本宮に到着しました。ここも参詣客は少ないです。白人観光客が目立ちました。
久しぶりに本殿に参拝し、ウイルス退散を祈願しました。
大斎原は遥拝で済ませました。
観光協会北館にある本宮参詣曼荼羅は解説を聞くと面白いです。
過っての本宮社殿の有った大斎原を中心に、その周りに参詣道を描いています。右上から時計回りに、奥駈道・伊勢路の本宮道・川の参詣道熊野川・小雲取越え・大日越・中辺路・小辺路です。
13時45分頃出て、丸山千枚田へ向かいました。14時半頃到着して写真を撮りました。この時期、田植えの準備に地元の方が出て、1枚1枚耕し水を入れておられます。大変ですね。
10分位居て、赤木城址へ向かいました。途中に田平子峠刑場跡というのがあり、ここも久しぶりによりました。10年ほど前、初めてここを訪れたときは北山一揆などには知識が無く、いろいろ新しい事実に驚いたものでした。
赤木城跡は近くに有ります。北山一揆を鎮圧に来た藤堂高虎が築いたと思われるこの城は、10年前には殆ど無名でしたが、最近はメキメキ売り出しています(笑)。ここも観光客は皆無でした。
桜は一寸盛りを過ぎていました。
15時頃城跡を出て、今度は大丹倉に向かいます。1日の行程としては盛りだくさんですが、単独行なので可能です。尾川に入ると岸壁が見えまっした。多分表丹倉でしょう。
狭い県道を赤倉へ向けて10分ほど走ると大丹倉の真下に出ます。岸壁が吼えていますね。
そこから赤倉を経由して大丹倉の岸壁の上に行きました。16時頃の到着です。
先ほど通った尾川の県道ははるか下です。
引き返す途中に丹倉神社(あかくら)があります。熊野でも有数のパワースポットです。
これで今日の予定は全て終わりました。順調に大きなトラブルも無く終わって感謝です。札立峠から下って行くと、七里御浜がきれいです。
民宿に入って、その七里御浜の暮れなずむ浜を眺めながら、一寸一杯。至福のひと時を過ごしました。
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