2019年2月16日(土)
明日、熊野で紀伊半島みるみる探検隊があるので、今日の内に尾鷲に入っておく。
その途中で、昨年末から始めている三重四国巡りで、交通の便が悪い札所を廻っておくことにした。
まず最初はJR関西線新堂駅付近に有る29番神王寺。
一寸離れ小島的なので車で行くことにした。
名阪国道を下柘植で降りてUターン。国道沿いに戻って、国道を渡った所に有った。
立派な霊園を経営しているようです。
霊園を通り過ぎた所に行き止りのような形でお寺はありました。
間違って呼び出しボタンを押して、奥さんに御朱印を頂きましたが、通常は本堂に置いてある朱印を自分で押すようでした。
本堂も開いて居ました。
次は一寸離れた30番大光寺。ここは三重四国のホームページに示されるお寺の位置と国土地理院の地図にある大光寺の位置が違うので、可笑しいなと思っていた。
現地へ行ってみて解りました。
現在と言うか、以前から、山中に有る大光寺は無人寺です。なので御朱印は麓にある毘沙門寺というお寺に預けられているのです。ホームページの地図はこの毘沙門寺の位置を示していたのでした。
名阪国道を中瀬で降りて、毘沙門寺はすぐです。地元の人が何人か出て、草むしりをしておられました。
この毘沙門寺も無住寺で御朱印は自分で押します。
大光寺はここから徒歩で20分ほど登った、山の中に有ります。車は入れません。
まあ20分位ならと登ることにしました。下の写真で、左が毘沙門寺、右が大光寺へのみちです。
登り始めるとすぐ行者堂があります。
中には役行者が祀られています。
3分ほど登った所に北向き地蔵がありました。鎌倉時代の作で上野市の文化財に指定されています。なかなか立派な地蔵さんです。
地蔵さんから15分ほどは山道を登ります。
登り始めて20分弱、10時08分に大光寺へ到着しました。
往時は立派なお寺だったろうなと思わせるたたずまいです。
伊賀忍者回廊巡りというコースもあるようで、その御朱印はここに置いて阿ありました。
三重四国巡りの人は年寄が多いから、下のお寺で、忍者巡りは若い人だろうから、山中のお寺に御朱印があるのでしょうね(笑)。
次は国道163号線、通称伊賀街道沿いに有る58番薬師寺です。
先ほどの大光寺も伊賀街道沿いではあります。
先週、奈良街道という松阪と伊賀街道を結ぶ街道を歩きましたが、その延長線上に来ているわけです。
ここも御朱印は自分で押します。
ここは今から1200年前、白鳳時代に建立された鳳凰寺というお寺の跡地だと説明されていました。住所も鳳凰寺町といいます。
その礎石などが庭に展示されています。
次も、ここから伊賀街道沿いに3キロほど行った59番新大仏寺です。
ここは結構有名なお寺で、私も過って伊賀街道を歩いたとき、立ち寄った覚えがあります。
なので納経所も立派に有って、担当者が常駐しています。
四国巡礼のように毎日100人以上の参拝者があれば常駐の人も置けるでしょうが、三重四国では珍しいことです。
岩屋不動さんも祀られています。
安産にもご利益があるようですね。
11時半に新大仏寺の参拝を終えました。今日は後2ヶ寺参拝の予定です。
昼食をどうしようかと思いましたが、先日奈良街道の時、久居で食べた食堂が良かったので、そこまで行くことにしました。
12時20分頃着いて、今日は定食でなく焼きそばにしました(笑)。
次のお寺は一志嬉野PAの傍に有る72番善福寺です。
一寸交通の便が悪く、近鉄中川駅から徒歩1時間といった感じです。
PAに車を置いて、徒歩で外へ出られればいいかもしれませんね。
改築されたばかりの新しい本堂ですね。
でも御朱印は自分で押します。
最後のお寺は74番不動院です。ここは伊勢本街道と和歌山街道が重複する箇所に有ります。街道歩き好きにはたまらない場所です。
また近くに白猪山と言う適当な山も有るので、この不動院は私も過去3回以上は来ています。でも御朱印は貰っていないので、今回また行きます。
そういうことで、このお寺は結構参詣者が多く、バス停も不動前というのがあり、松阪からの便も1時間に1本位はあります。納経所も一応あって、人も居られます。
役行者も祀られています。
そしてここはムカデランという植物の群生で有名らしいです。
不動院の参拝を終えたのが丁度14時頃、のんびり42号線で尾鷲に向かいました。
途中、紀北町の高塚展望台で海をみました。
馬越トンネル手前に桜が咲いていました。
この日は民宿に泊まって、静かに一杯飲んで寝ました。
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