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2025年6月25日 (水)

伊勢街道5回目 高茶屋から松阪

今回は前回の津から高茶屋に続き、高茶屋から松阪の14キロほどです。

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今回の14キロは結構見所が多く、30度越の天気も風にも助けられて、無事熱中症もなく、全員完歩できました。

2025年6月21日(土)

梅雨で1週間遅らせて、今日は高茶屋駅に10時45分に到着です。

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今日は何故か降りる人が多く、びっくりしました。近くのイオンタウンで何かイベントでもあるのかな。

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駅を出て街道に入り、10分ほど歩くと「南無大師遍照金剛」の赤い幟が立ったお寺がありました。

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三重四国は歩いたけど、こんなお寺は無かったはずと思いましたが、新四国八十八ヶ所の玉造院と書かれていました。新しくできたのかなあ。

11時23分、明治天皇小休所の石碑がありました。ここに雲出宿の本陣があったらしい。

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すぐに雲出川にぶつかりますが、今は渡しは無いので、県道の雲出橋を渡ります。その袂に大きな常夜灯と伊勢街道の大きな案内図がありました。11時34分です。

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水量豊かな雲出川を渡ります。往時は苦労したでしょうね。

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堤防道路を左折して、二つ目の石段を下り街道に復帰しました。すぐに松浦武四郎生家があります。立派な家です。

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410円払って、記念館との共通券を買います。庄屋さんの四男坊みたいですね。中の女性がいろいろ説明してくれました。

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記念写真撮りました。今日は10名です。

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12時20分頃、近くの県道沿いの記念館にやってきました。

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空腹だったので、外の四阿を借りて昼食休憩にしました。記念館は立派ですね。ここでも女性の方が詳しく案内してくれます。松浦武四郎は15歳ごろから家を出て、日本各地を旅し、蝦夷地へは6回とか7回とか調査に入っています。

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江戸幕府からも蝦夷地御用で採用され、明治政府からも重用され従五位に任ぜられている。三重県の偉人で北海道の名付け親です。北海道とはアイヌの土地だという意味を込めているそうです。

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あまり丁寧に説明されると、行程に差し支えるので、名残は惜しいですが30分で出てきました。13時10分頃か。この辺りは結構常夜灯が残っていますね。

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記念館から25分位街道を歩きます。

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すると大きな道標があります。月本追分です。ここから奈良街道が分かれて、伊賀上野で大和街道と合流します。2回歩きましたが、交通の便悪く、歩きにくい街道です。

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この道標は伊勢街道で最大と言われています。「右いがご江なら道」と刻まれています。13時38分です。5分ほどで「からす道」の道標がありました。

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ここからいろいろ道標や石造物があります。

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中勢バイパスの高架を潜ると「小津一里塚跡」の碑がありました。13時57分。

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そこから3~4分で竿長の常夜灯がありますが、ここは六軒駅の近くです。

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明治の伊勢参りは、ここ六軒で鉄道を降りて、ここから伊勢街道を伊勢神宮へ向かったそうです。14時01分。

5分で橋が見えてきます。三渡川を渡る三渡橋です。

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この橋の向こうが六軒の追分です。大きな道標があり、初瀬街道がここで分かれます。

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ここから奈良県の長谷寺がある初瀬へ向かう街道です。いろいろな街道の中でも、一番風情が残っている街道だと思います。

すぐ近くに大きな常夜灯があり、その前の大阪屋さんの辺りで小休止しました。ここ六軒町は六軒の茶屋があり、松阪からここまで見送りに来て、六軒茶屋で別れを惜しんだそうです。

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歩き出すと、この辺り、街道の風情がよく残っています。各家に屋号が張られたりしています。

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忘井の道の道標があります。確か斎王の行列の話だったと思います。

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六軒追分から20分ほど歩いて近鉄山田線のガードを潜ると、六軒~市場庄にかけての街並みの案内図がありました。

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そこから3分ほどで、また石造物やお堂が並んでいます。よく保存されていますね。

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そこから5分ほどで舟木家の立派な多識があり、その長屋門が有名です。南北朝時代から続く名家だそうです。

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すぐに、庚申堂があります。

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古川水神さんを過ぎ、県道をガードで潜ります。そして3分、百々川を小さな橋で渡ると両宮常夜灯がありました。

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一寸疲れてきたので、ここで小休止です。水分補給して出発、すぐにJR参宮線の踏切を渡ります。15時15分。すぐに薬師寺という行基が開祖のお寺がありました。通り過ぎましたが、織田信雄が北畠家に養子に入る際に親子面会したと伝わります。

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付近は、過っての松阪商人の街らしい雰囲気も備えてきます。虫篭窓の旧家です。

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すき焼きの看板も出てきました(笑)。

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15時40分、阪内川を渡る赤い橋に来ました。これを渡ればもう松阪の中心部です。

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渡るとすぐ松阪商人の館がありますが、皆さんの目は、その先を向いているようです。

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すぐに三井家発祥の地があります。

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三井家から10分弱で松阪駅前通りと交差します。ここを右折するのが和歌山街道です。

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大きな道標が、左さんぐう道、右わかやま道とあります。今日はここまでで、左折して駅に向かいます。そして待望の反省会です。

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今日は焼肉じゃなく屋台寿司でした。

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松阪は、その他に本居宣長が有名です。駅前広場にも大きな鈴のモニュメントがあります。

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次回は猛暑を避け、9月にお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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