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2024年11月 6日 (水)

熊野街道伊勢路 馬越峠越へ

2024年11月4日(月)

9時43分に多気をでた新宮行の普通列車は11時に紀伊長島に着きます。

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ここで11時28分まで何故か停まります。この時間を利用して、駅のホームのベンチで昼食弁当を食べることにしました。その時の出来事ですが、我々グループの傍で、一人でお握りを食べていた乗客が、鳶に襲われました。お握りを盗られたのです。鳶が人間を襲うのを初めてみました。熊の鈴は持ってきていますが、鳶対策はしていません。紀伊長島の鳶は怖いですね。

11時49分に相賀に到着しました。

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上の写真、中央右の鞍部方向が馬越峠方面です。今日は9人がメンバーです。

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今回は相賀駅から馬越峠325mを越えて尾鷲駅まで8~9キロのコースです。

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11時53分に出発しました。5分ほど歩くと相賀神社があります。この南北の通りが熊野街道です。

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左折して、一寸神社にお参りしてから、銚子川方面に進みます。川の手前に真興寺というお寺があり、江戸時代に街道沿いに有ったという蛤石の道標があります。今回寄りませんでしたが、前回写した写真を載せます。

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銚子川に突き当たって右折、国道42号線を横断して、川沿いに進むのが熊野街道です。すぐ右手に何か神社というか祠があるのですが、謂れは解りません。12時10分です。

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銚子川は透明度が良くて有名ですが、「ゆらゆら滞」というのも有名です。川の水が海水の上に乗り上げて、混ざらず、2層に分かれます。その分かれ目が水中で見ると、陽炎のように、ゆらゆら揺れるので、ゆらゆら滞だそうです。その川沿いを進みます。

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12時半ごろ、便ノ山橋で銚子川を渡ります。往時は渡し船があったそうです。

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もう少し上流に進むと、宝泉寺というお寺があり、種まき権兵衛の確かお墓がありました。橋を渡ってJRの踏切を越えると、馬越峠の案内があったので、狭い道を登りました。

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3分ほど登った、国道42号線の手前に、発掘石畳の案内があります。

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国道に出ると、すぐ左が峠の登り口ですが、横断歩道が無いのが困りますね。馬越峠へのハイカーは、古道から来ず、道の駅から来ると思っているようですね。

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12時40分到着で、5分ほど休憩しました。下の写真の石畳は最近作られたものです。古い石畳はもう少し上からです。

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峠道の説明板もあります。ここは標高59m、峠は525mだそうです。

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下図が馬越峠の地図です。

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12時45分に出発し、新しい石畳を3分ほど登ると、古い石畳に入ります。

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立派な石畳ですね。熊野古道の中でも、石畳の美しさは馬越峠が一番と言われています。馬越峠までは1.7キロ、標高差275mです。世界遺産の道標みたいなのがあって、13/22が峠です。

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1.7キロを13で割ると130ですが、130m毎に、この道標があるのかな?20分ほどで夜泣地蔵に着きました。一寸休憩。

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下ってきたトレッカーの方が、「この先は滑りやすくて危険ですよ」と言っていました。昨日今日は晴れていますが、その前は豪雨でした。北側斜面はなかなか乾かないんですよね。下りの尾鷲側は、乾いていると良いんですが。

この先も、立派な石畳が続きます。1枚岩の橋はこれだったかな。

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5~6分の休みで出発し、石畳を登ります。谷の水も結構多くて、石畳にあふれている場所は、慎重に進みます。傾斜の急な場所も有り、25分ほど登って、疲れたので休みました。

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でも、もう2~3分登ると、林道交差があり、展望も開け、ベンチもあったのでした。

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峠から便石山へ延びる尾鷲トレイルの道や、その奥の大台ヶ原らしい山並みも見えます。それと、我々が休憩した辺りに、一里塚の石組みが有ったみたいですが、気が付きませんでした。

ここから峠まで540m15分の案内があります。13時45分に出発しました。傾斜は緩くなり、10分一寸で小さな切通しがあります。

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この辺りが11/22です。丁度14時に馬越峠に到着しました。お疲れ様でした。

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ここから30分登ると天狗倉山の頂上で、梯子で岩に登ると、尾鷲湾一望の絶景ですが、我々は登りません(笑)。

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15分休憩して14時15分に降り始めました。滑らないことを祈ります。20分で桜地蔵です。

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更に7~8分下ると、東屋の案内があります。天狗倉山の代りに、ここから尾鷲の街を眺めましょう。

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火力発電所の跡地が目につきますね。再開発の計画は有るのでしょうか。

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10分ほど展望を楽しんで、14時57分に復帰しました。そこから7分で尾鷲側登り口でした。

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行者堂の横から2~3分入ると、不動の滝があり、不動尊が祀られています。立派な滝でみな喜んでいました。

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馬越公園にに熊野街道伊勢路の道標があります。新宮まで66キロとか。

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伊勢の外宮前に新宮まで確か180キロの道標があったので、尾鷲の市街地まで降りれば、内宮からは3分の2歩いたのかもしれませんね。

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尾鷲から先は、八鬼山越の難所もあり、伊勢路のハイライトではありますが、我々ロートㇽの伊勢路は尾鷲までとします。つまり今回が最終回です。

15時20分に公園のトイレを出発して、7~8分歩くと、車道を横断します。更に2~3分下ると、野口雨情の詩碑があります。この辺から振り返ると、天狗倉山がきれいに見えます。

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墓地に入り下って行くと、右側に宝永大津波の碑があります。500人とか千人とか、亡くなられたそうです。六地蔵があり、すぐに徳本上人の銘号碑があります。

その先で車道の下をくぐりました。15時42分。

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2分で北川橋ですが、今回は橋を渡らず、右折して尾鷲神社に向かいました。

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途中の金剛寺の山門も立派ですね。一寸謂れは知りません。

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道沿いの川に、幟を飾っていたので、お祭りですかと訊いたら、近々ウオーキングイベントがあるので飾っていると言いました。尾鷲ツーデイマーチとかですかね。

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尾鷲神社に今回の伊勢路無事到着のお礼をしました。

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尾鷲神社は須佐之男命が主神で、馬越峠と八鬼山の間に有り、旅人も合戦に行く武将も祈りを捧げたそうです。その名残がやーや祭りとか。

神社から尾鷲駅までは15分ほど。駅前の居酒屋「鬼瓦」さんで反省会です。

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鬼瓦さんは尾鷲の魚が売り物の大衆割烹とか。

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皆さんも一応満足したようでした。そのお隣に大吉と言う焼き鳥屋さんがありますが、店主の〇〇さんには、いつも古道歩きではお世話になっています。今回は魚なので、お隣に移りましたm(__)m。

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18時18分の南紀8号で帰途に就きました。皆さん、ぐっすり眠っていたようです。私も多気まで寝ていました。

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その後、常備品の酒肴で、一人小宴を催しながら、帰途に就きました。

山歩会街道グループの皆さん、一年間有難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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