最近のトラックバック

« 2024年1月 | トップページ | 2024年3月 »

2024年2月 5日 (月)

熊野古道伊勢路1回目 栃原から田丸

今年の山歩会の街道歩きは熊野古道伊勢路にしました。伊勢神宮(外宮)から新宮の速玉大社まで180キロが街道沿いに道標として整備されています。2~3年前、山歩会の仲間で伊勢本街道を歩いて、田丸~伊勢間を歩いているので、今回の伊勢路は田丸を出発点にしました。

最近の我々の年齢を考慮すると、以前のように1日20~25キロは辞めて、10~15キロ位に抑えるのが良いようです。その辺を考慮して、2月から11月、途中7月・8月は暑いので止めて8回とすると、田丸~尾鷲の100キロ位がコースとなりました。

Iseji00jpgc

で、初回の今回は田丸スタートです。

Tamaru00jpgc

この間は野中から女鬼峠を越えて栃原まで公共交通機関がありません。仕方なく17キロほど歩くことにしました。ところが栃原駅のある紀勢線ですが、陸の孤島のような時刻表です。13時55分から17時13分まで列車が無いのです。

駅の付近に居酒屋でもあれば、反省会をしながら待てるのですが、適当なお店も見つからなかったので、今回は逆に栃原から田丸へ歩くことにしました。田丸駅のある参宮線は1時間に1本はあります。

昔の巡礼者も伊勢から熊野へ行くと、帰りは西国三十三札所を巡ったり、他の道を通るのが多く、同じ道を引き返す人は少なかったでしょうね。と言うことで、1回目は栃原から田丸です。

2024年2月3日(土)

10時に栃原駅に到着しました。今日の参加者は10名です。

Dsc09084-002

栃原駅を出て正面方向(東)に歩き、国道42号線の手前の道を右折します。

Tamaru11jpgc

途中に庚申さんなんかありますが、左折して10分ほどで三叉路にでます。ここが熊野街道です。右が新宮方面、左が伊勢方面です。今回はここを左折して田丸に向かいます。10時21分でした。

Dscn9933jpgc_20240205124301

すぐに国道42号線を渡り、柳原観音に向けて街道を歩きます。バイパスも出来ているので、静かな、しかも真直ぐな旧道です。

Dscn9937jpgc

お茶畑もあります。この辺は伊勢茶かな、大台茶かな。茶畑の向こうに、風力発電の風車がたくさん見えますが、どこの山でしょうか。

左折してから20分一寸、柳原橋を渡ります。

Dscn9943jpgc

渡ると左手に「お滝さん」という案内がありますが、滝は見当たりません。水量がすくないようです。右手には宮川が」みえてきます。10時48分柳原に入りました。まだ県道をあるきます。

Dscn9954jpgc

11時過ぎに左に入る道があり、県道に分かれました。熊野街道伊勢路の幟が立っていました。

Dscn9956jpgc

次の目標は元坂酒造です。茶畑とソーラー発電の間を5分ほど歩いて、集落が出てきた辺りを右折、すぐ左折すると元坂酒造がありました。この日はお休みのようでした。

Dscn9962jpgc

道なりに歩いて県道を横断すると、街道は柳原観音の前に到着します。11時14分でした。

Dscn9971jpgc_20240205131801

ここで小休止して、参拝や御朱印をもらったりしました。お寺の裏手には宮川が流れています。

Dscn9979jpgc_20240205131801

メンバーの一人が、一寸体調不良で、本人はまだ歩きたい意向でしたが、万一を考え、ここでリタイアしてもらうことにしました。タクシーを呼ぶなどしている内に、お昼も近づいてきたので、ここで昼食休憩としました。

Dscn9975jpgc_20240205131801

休憩を終え、11時52分に9人で出発しました。一旦県道に出て柳原から千代の集落に入ったあたりで右折して、また集落にはいります。この辺り、特に案内が無いので感が頼りです。田丸から来れば、入り口には案内が有るのですが、逆なので無いのです。

Tamaru12jpgc

四国巡礼のときも、逆打ちは三倍のご利益があると言われましたが、やはり逆コースは案内が少ないので難しいですね。

まんじゅう屋跡とかの案内を見ながら再度県道へ出ると、私の参考地図には無かった熊野古道の案内がありました。

Dscn9987jpgc

旧道に入ると深谷観音がありました。こういうのが嬉しいですよね。

Dscn9991jpgc_20240205131801

またすぐ県道に出て、少し歩くと、今度は左の上に五輪塔がありました。

Dscn0001jpgc_20240205133701

そこから街道は右に県道と別れます。12時16分です。

Dscn0004jpgc_20240205133701

この辺りから、ようこそ女鬼峠へとかの幟が迎えてくれます。紅梅をみながら5分ほど歩くと地蔵さんがありました。

Dscn0010jpgc

そこから6~7分、案内に従って2回ほど折れ曲がると、女鬼峠の入口です。15年ぐらい前に通ったときに比べると、随分親切に案内されています。

Dscn0023jpgc_20240205133701

12時30分に案内板を読み終えて出発しました。

Dscn0035jpgc_20240205133701

気持ちよく旧道を5分ほど歩くとため池があります。

Dscn0037jpgc

池から15分山道を登ると如意輪観音の祠があります。途中、江戸道がありますが、ここで合流するようです。

Dscn0049jpgc

お堂から1分で展望台への道が右にあります。

Dscn0052jpgc

急な登りで、いやですが、折角なので登りました(笑)。でも思ったほど景観は無く、木が茂って宮川も見えないので、皆さん不満そうでした。

Dscn0059jpgc_20240205133701

10分ほどで降りてきました。分岐から1分で女鬼峠の切通しです。

Dscn0062jpgc_20240205133701

午後1時3分に降り始めました。10分弱で麓の案内板です。

Dscn0076jpgc

すぐに伊勢自動車道の下を潜ります。

Dscn0080jpgc_20240205140401

次の目標は野中にある和歌山別街道道標と永昌寺です。

Tamaru13jpgc

潜って10分ほどのどかな道を歩くと、マメナシの木の案内があり、すぐ県道です。これを横断すると熊野古道の案内図がありますが、やはり逆コースなので、これまで歩いてきた道の図で、これから歩く道の図はありません。

Dscn0089jpgc_20240205140401

木を取り直して7分、今度は県道へ出ました。ここから野中の集落までは県道歩きですね。

Dscn0093jpgc_20240205141501

県道を10分一寸歩いて、野中の集落の手前を右折して県道と別れます。西外城田神社への道です。

Dscn0097jpgc_20240205140401

神社の手前を道なりに左折、大きな灯籠を見ながら進みます。

Dscn0100jpgc_20240205140401

県道から5分、13時46分に和歌山別街道の道標に来ました。

Dscn0107jpgc_20240205140401

和歌山別街道はここから丹生大師を通り、飯南町の粥見で和歌山街道と合流します。のどかな道で、何回でも歩いてみたい街道です。

道標から1分で永昌寺です。

Dscn0109jpgc_20240205140401

ここは紀州の殿様の行列で土下座した旅人が、そのまま眠ってしまい打ち首にされ、村人が祀った眠り地蔵があります。ここで小休止しました。

Dscn0113jpgc_20240205140401

13時55分に出発。郵便局を過ぎ、國束橋を渡ると、12~13分で國束寺の大きな道標があります。ここを左折します。

Dscn0124jpgc

この國束寺は伊勢西国9番なので近々参拝するつもりですが、交通の便が悪く弱っています。道標から5分、再度県道に出る手前左側に、巡礼導引観音の碑がありますが、道の反対側には多数の石仏が並んでいます。

Dscn0132jpgc_20240205145001

14時16分、ここを出て、しばらく県道歩きになります。

Tamaru14jpgc

Dscn0143jpgc_20240205145001

東外城田神社、外城田小学校と過ぎて、大きな鳥居の不動院を14時40分頃通過。

Dscn0149jpgc

京セラの工場を過ぎ、野篠の交差点までが10分、その5分先の道路の左側に接待地蔵があります。

Tamaru15jpgc

往時はここで行き交う旅人を接待する場があったそうです。今はありません(笑)。

Dscn0153jpgc_20240205145001

左手奥、高台に田丸城址が見えてきました。そこに何か天守閣のような建物が見えます。そんなもの無かったはずと目をこらすと、なにか骨組みだけのような。

Dscn0156jpgc

建設中なのでしょうか。玉城町、お金あるんだなと思いました。15時12分、田丸の駅への左折地点に来ました。大きな道標があります。

Dscn0161jpgc_20240205145001

左折してすぐ橋を渡り、そこを川沿いに左折してすぐに小さなお地蔵さんの祠があります。そこにこの辺りがバンタ屋敷跡だとの説明がありました。バンタとは番田で番所のことだそうです。

Dscn0165jpgc

15時19分、参宮線の踏切を渡ります。

Dscn0174jpgc

田丸駅は右手になりますが、少し先に伊勢本街道と熊野街道が分かれる、紀州街道の道標があり、そこが今回の出発点なので、そこまでは行かないといけません。街中にも玉城町は「熊野古道伊勢路出立のまち」と宣伝しています。

Dscn0178jpgc_20240205152101

15時28分、分岐の道標に着きました。

Dscn0186jpgc_20240205152201

分岐はこんな風だそうです。この道標は10回以上見てそうです。

Dscn0183jpgc_20240205152201

お疲れさまでした。15時40分に田丸駅に着きました。駅舎や付近は工事中で新しいモニュメントがありました。

Dscn0195jpgc

松阪で途中下車して、軽く反省会を行いました。今年一年、無事に道中できますように。

Dscn0208jpgc_20240205152101

3月に続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

« 2024年1月 | トップページ | 2024年3月 »

最近の写真

  • Dscn3837jpgc
  • Dscn3833jpgc
  • Dscn3834jpgc_20241201105301
  • Dscn3842jpgc_20241201105301
  • Dscn3836jpgc_20241201110601
  • Dscn3089jpgc_20241105181401
  • Dsc00787
  • Dscn3107jpgc_20241105182301
  • Dscn3101jpgc_20241105182301
  • Dscn3103jpgc
  • Dscn3093jpgc_20241105182301
  • Dscn3099jpgc_20241105182301