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2023年7月12日 (水)

北国街道最終日 川中島古戦場

2023年6月30日(金)

今日は11時発の特急しなのの切符を買っています。美味しい駅弁を買って、飲みながら名古屋までの3時間を過ごすのが楽しみです(笑)。で、それまでの時間ですが、川中島の古戦場跡を見にいくことにしました。

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川中島古戦場は前から一度行ってみたいと思っていましたが、機会がありませんでした。今回も北国街道からは、片道45分位掛かりそうなので諦めていました。それが今回、はからずも時間が出来たので、昨日案内所で行き方を訊いておきました。長野駅から古戦場経由松代行のバスに乗ればいいとのことでした。

朝起きると、予想通り雨。雨具を着て6時半にホテルを出ました。駅から7時15分発のバスに乗るつもりです。駅のコインロッカーに荷物を預けた後、コンビニでサンドイッチを買って、バス停で食べました。朝一のバスですが、学生さんやサラリーマンで結構混んでいます。でも座れました。時刻表では25分位で着くはずですが、朝は渋滞で10分位遅れたかな。川中島古戦場のバス停に7時50分頃着きました。

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殺風景なバス停ですが、左側一帯が公園になっています。古戦場の地図で見ると、こんな位置関係だそうです。

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広い駐車場や茶店がありますが、まだ早いので開いていません。八幡社の境内に合戦の像があります。

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有名な信玄と謙信の一騎打ちの像があります。これが見たかった(笑)。

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謙信が三太刀振り下ろし、信玄の軍配に七か所傷が有ったので、三太刀七太刀の跡と、この場所を呼ぶそうです。

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隣は博物館か何かで、開いていれば、なにか資料も展示されていたかもしれません。

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雨も降っているので長居せず、適当なバスで帰りました。9時頃に長野駅へ帰ってきました。まだ一寸時間があるので、長野駅付近の北国街道を歩いてみることにしました。

これも昨日、観光案内所で、この付近の北国街道の地図はあるかと尋ねたら、お嬢さんが、私の手書きの地図がありますと、くれました。若い女性で、旧街道に興味あるなんて、素晴らしいなと思いました。

駅の東口へ出ます。

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北国街道は、駅の南側から、ほぼ直線的に善光寺へ向かっていたようですね。でも鉄道や駅ができて寸断されてしまいました。

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東口からまず八幡宮へ行ってみました。

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この辺りは中御所公園で、源頼朝の宿所があったり、信濃の国の守護職の屋敷が有ったと思われています。

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少し歩いて北国街道にでました。

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駅の方へ歩いて観音寺へ寄ってみました。謂れは知りませんでしたが、帰って調べてみると、源頼朝の守仏であった「髻(もとどり)馬頭観世音菩薩」が本尊だそうです。

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小さいながら、置かれている石仏や宝篋印塔などからみて、古く謂れありそうなお寺だとは思っていました。

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観音寺を出るとすぐ広い車道が地下へ潜り、新幹線やJRの下を通過しています。陸橋も無いので直進は無理なようです。私もこの地下道を潜ることにしました。

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反対側にでましたが、道路が地上に出るまで渡ることはできません。結局、柳原神社のある交差点で右折しました。

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長野駅前の善光寺参道の入口辺りで、今回の北国街道散策は終わりにしました。9時45分頃です。

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さて、一寸お土産と駅弁でも買おうかと駅へ入り、発車時刻表を見て目を疑いました。11時発の特急しなのがキャンセルになっています。何が起こったのか駅員さんに訊いてみると、「大雨で中央線が不通です。」と言う。

切符持ってるんだけど、どうすれば良いの?と尋ねると、今日中に名古屋へ行きたいなら、北陸新幹線で東京へ行き、東海道新幹線で名古屋へ行くしかないとのこと。明日になっても中央線が何時に開通するかは不明ですとのこと。

諦めてみどりの窓口へ行くと、同じような人か、大混雑でした。

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幸い乗車券はそのままでいいそうで、特急券の差額4000円ほどの負担だけで振り替えました。でも1時間近くかかった。

気を取り直して駅前の食堂へ。何故か沖縄の焼きそばで一杯。すごく美味しかった。

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信州そばは高いし、近所のスーパーでも売っているので、お焼きにした。駅中に5軒ぐらいお焼きの店がある。その中でこの店が気に入った。中身の具が多いように思ったから(笑)。

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東京までの新幹線は結構混んでいたので、ゆっくりビールも飲めなかった。東海道新幹線のひかりは、なんとか雰囲気も良かったので、待望の時間が過ごせた。

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でも、やっぱり在来線特急のムードが一番良いなあ。次回もどこかへ行きたいけど、腰は大丈夫かなあ。

おわり。

 

 

 

 

 

 

2023年7月10日 (月)

北国街道3日目 上田・上山田温泉・善光寺

2023年6月29日(木)

今日は本来なら西上田辺りから篠ノ井まで25キロほどを歩く日です。でも昨日中断して、今日も腰の温泉治療に戸倉上山田温泉に行くつもりです。朝早く目が覚めたので、いつものように朝食前の散歩に出かけることにしました。5時45分頃、ホテルの部屋を出ました。上田駅前も、さすがに人は居ません。

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昨日歩くはずだった上田市内の北国街道を歩いてみようと思いました。荷物さえ担がなければ腰の負担も少ないでしょうから。地図を見て、科野大宮社(しなのおおみやしゃ)辺りから、歩こうと思いました。

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20分ほど歩いて6時08分に科野大宮社にやってきました。

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右側のこの道が北国街道で、ここを歩いてくるはずでした。

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そして大宮社の前を通って西のほうへ。

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科野大宮社は第10代崇神天皇の時代に創建された歴史ある神社で、信濃総社と考えられています。

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大宮社から3分ほどで毘沙門堂跡がありました。佐久間象山も学んだ寺子屋も有ったらしい。

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突き当りを右折し、次にこの横町を左折するつもりでしたが、現地の地図では、もう1本北を左折が北国街道になっていました。

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でもまあ、この横町の方がムードが有ったので、横町に入りました。映画館もあります。

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突き当りの大通りを右折します。本陣跡を探したのですが有りませんでした。6時42分、池波正太郎の真田太平記館のまえを通りました。勿論まだ開いていません。

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少し歩いて中央三丁目の交差点を左折して、柳町へ入って行くのが街道です。

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柳町は旅籠屋や商家が軒を並べたそうです。酒蔵もあり、ムードもあります。

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柳町を過ぎて左折すると、街道は長い直線で西へ向かいます。

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途中まで歩いて、上田城方面に左折して、北国街道に別れました。7時頃です。6~7分で上田城跡が見えてきました。

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大手門です。

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西の櫓の真田幸村像です。

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上田城から上田駅は徒歩12分です。7時40分頃駅前に帰ってきました。少し、賑わってきましたね。

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コンビニで朝食を買って、部屋に戻りました。朝から5キロ以上歩いて、すっかり疲れたので、缶ビールも許されるでしょう(笑)。

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今日の予定は戸倉上山田温泉です。しなの鉄道の戸倉駅が最寄駅です。

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戸倉温泉と上山田温泉があるみたいですが、一般には合わせて戸倉上山田温泉とPRしています。北国街道との位置関係は下図のようです。

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ネットで調べると、戸倉温泉の立ち寄り湯は、値段も安く、大衆浴場のようでした。今日は一寸、ゆっくり浸かろうと思っていたので、上山田温泉にしました。戸倉駅へは10時過ぎに到着しました。

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戸倉温泉なら歩いても15分ですが、上山田は千曲川の向こうで、30分位掛かりそうなので、腰の具合もあり、バスを待っていきました。10時45分頃到着しました。

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足湯もあります。

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瑞祥という日帰り温泉へ。食事もできる所を選びました。

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岩風呂みたいで、なかなかですね。

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でも私は、例によって外湯の寝湯に1時間ほど浸かります。

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でもまあ、そう長湯はできませんねえ。13時過ぎには駅に戻ってきました。14時頃長野駅に着き、駅の立ち食いそばで信州そばを食べました。

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駅の立ち食いそばで、信州そばって信用できるの?ということですが、こんな説明があったので、信用しました。きのこそば食べたのですが美味かったです。

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駅の観光案内所で、今から善光寺へ行って、その後、どこかお勧めはと尋ねたら、近くの県立美術館が良いと言われました。駅から10分ほどのホテルにチェックインして荷物を置き、空身になって出かけました。

フロントでくるりんバスの情報を貰って、バスで最寄り駅に着いたのが15時20分です。地図のバス停マークです。

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長野駅方面からの北国街道は、善光寺の参道と重なります。少し北上して、道路元票で右折していく青い線が北国街道です。バス停付近の写真です。

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道路元標のある善光寺交差点、ここで街道は右折していきます。

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仁王門を潜ると仲見世通りです。そうですね、善光寺は3回位は来てますが、北国街道がらみは初めてです。

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山門を潜ると本堂ですね。善光寺は無宗派とか聞きますね。それでよく経営できたもんですね。

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本堂の中は撮影禁止なのですが、盗難騒ぎの有った「びんづる」さんは撮影したかったですね(笑)。今回はしっかり腰のまわりをさすってきたので、きっとご利益あると思います。

県立美術館へ行きました。北斎展は7月1日からで残念でした。でも東山魁夷展をやってました。白い馬シリーズは感動しました。撮影は勿論できません。外国の美術館や博物館は、お金を払うと撮影できる場合が多いのですが、日本では少ないですね。

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45分ほどで出てきました。噴水で子供が遊んでいました。仲間に入りたかったですね(笑)。

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善光寺近くの北国街道を通ってみました。16時半ごろです。

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参道の道路元標です。

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参道を下りながら、お土産を物色しました。たまねぎの漬物が気に入りました(笑)。

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ホテルに宿泊するたびに貰った「信州割」のカードを、店員さん見せると、快く使い方を教えてくれました。1軒2000円で3件ですが、1枚行方不明だったので2枚で4000円。5000円以上だと送料無料なので、漬物を一杯買い込みました(笑)。

北野文芸座があり、お酒は諏訪の真澄が飾っていました。

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途中の焼き鳥やさんに、6時までのほろ酔いセットが有って、気に入ったので一寸入りました(笑)。

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ほろ酔いでホテルに帰ってくると、近くに良さそうな居酒屋を見つけました。入ると当たりで、常連さん、女将さん、大将、みんなが話好きで、入った時から喋りづめでした。

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途中で飲みすぎたか、女将さんに大徳利の注文を小徳利に変えられたのは覚えています。

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気が付いたら、翌朝のホテルのベッドの上でした。また長野へ行ったら、行きたいですね(笑)。

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明日に続きます。

 

 

2023年7月 7日 (金)

北国街道2日目後半

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図の興善寺のすぐ先で、海野宿は終わります。9時45分頃です。

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そこから15分ほどで街道は千曲川に出ました。

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道なりに7~8分歩くと仁王堂の案内で細道へ左折しました。川沿いに小さなお堂がありました。

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4~5分で大屋駅前に出てきました。

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ここで一寸悩みました。腰の調子がどうも良くないのです。朝から4時間で、13キロほど歩いていますが、無理は止そうかなという感じです。でも、もう少し歩いてみようと、出発しました。10時13分です。すぐに大屋神社の横を通ります。

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5分ほどで瀬沢川を渡ると、線路沿いの広い道に出ました。歩道の柵に写真と説明が並びます。

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読むと、この歩道には、昔立派な桜並木が有ったそうです。でも交通事故を無くすため、伐採して歩道を作ったとか。

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左折すると街道の面影です。

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すぐに明治天皇岩下御小休所の手作りのモニュメントがありました。

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10時43分に伊波保神社があり、夫婦道祖神などがありました。

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ここで休みながら、中断を決めました。無理を続けると、帰ってからの日常生活に差し支えても困ると。次の信濃国分寺駅で終わることにしました。

そう決めると、心も軽くなり、腰も軽くなったような気がします(笑)。10時55分に出発。すぐに川の中に大きな岩がありました。太鼓岩と言って、対岸の小牧山の噴火物だそうです。

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少し歩くと、旧北国街道の案内がありました。江戸時代の面影を残すようです。

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11時04分、神川を渡りました。その先の三叉路に馬頭観音の大きな石碑がありました。

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少し千曲川沿いを歩いて、北陸新幹線の鉄橋を見て、街道から離れて信濃国分寺駅を目指しました。10分ほどで信濃国分寺駅に到着しました。11時20分頃です。

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国分寺駅で考えました。街道歩きは辞めるので、予定の無かった信濃国分寺へ行ってみようと。駅前のコンビニで缶ビールを一杯飲んだ後、国分寺に出かけた。

奈良時代聖武天皇の発願で、全国に国分寺と国分尼寺が創建された。平安時代に衰退し、滅びた国分寺も多い。信濃では、推定、平安末期にすぐ近くに、再建された。現在、信濃国分寺跡とほぼ隣接して天台宗の信濃国分寺がある。

駅から5分で、新国分寺の山門がある。本堂は八日堂と呼ばれるらしい。

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山門を潜って3分で国分寺境内です。徳川秀忠が真田攻めにてこずって、関ケ原の合戦に間に合わなかった話は有名ですが、その際、ここ国分寺で話し合いが持たれたとか。

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なぜかおみくじの元祖、元三大師が関係しているようですね。

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しなの鉄道の線路の両側に国分寺跡があります。寄ってみました。まあ礎石だけですが。

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これで信濃国分寺の見学を終えて、しなの鉄道で上田市駅に来ました。12時半ごろだったかな。上田は昨年、塩田平・別所温泉・真田本城などを見に、1泊2日で来ています。そのとき泊まった駅前のホテルを今回も予約しています。

午後は熟慮の末、腰の温泉治療にあてることにしました。上田電鉄の「あいそめ湯ったり切符」1340円を購入しました。

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13時16分発で30分ほどで到着します。別所温泉駅です。

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駅から3分で、日帰り温泉のあいそめの湯があります。昨年も来ました。

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露天風呂からは塩田平が見えます。

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整形外科の先生からも言われているので、腰を暖めることにしました。寝湯に浸かって、1時間腰を暖めました。

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湯上りはやっぱりビールですね。

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ゆっくり浸かって、ビールを飲んで、5時前に上田に帰ってきました。上田名物は美味だれ焼き鳥なので、一休みしたら、ここに来ようと、駅の居酒屋さんをパチリ。

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ところが、なんということか、ホテルの部屋でそのまま眠ってしまいました。

明日、頑張ります(笑)。

 

 

 

 

2023年7月 6日 (木)

北国街道2日目小諸から信濃国分寺

2023年6月28日(水)

朝は5時前に目が覚めて、ホテルの窓から小諸駅前を見る。雨は降っていない。今日は11時頃から降る予想だ。

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今日は上田の一寸先、西上田かテクノさかきまで25キロ位歩く予定です。でも昨日の腰の状態だと、一寸あぶない。それに雨もある。

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その辺を考えると、朝早く出て、雨の降りだす前に少しでも歩きたいのと、休憩の回数と時間を増やす必要もある。昨日スーパーで買っておいたサンドイッチで朝食をすます。

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6時一寸前に宿を出て、丁度6時に懐古園の前を通った。

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6時5分に、北国街道に合流した。2日目のスタートです。

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地図では小さく市町と書かれた辺りです。

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6~7分下って行くと、そば屋さんがあり、標高634mと書かれていた。昨日は980m位だったので、350m位下ったんだなと思う。

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すぐ先に諏訪神社があり、その前を右折します。

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臼田亜波という俳人の碑を横目に見ながら歩くと、すぐ布引観世音の大きな石碑がある、道はその前を左折しているが、石碑の下に「北国街道直進」の案内があった。

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道祖神を見ながら、やや広い通りに出る。小さな川を渡るが、花川という。近くに親水公園があるようです。6時20分頃です。3分ほど歩くと右に入る道がある。

この広い道路は上に登って右にカーブしていくが、街道は下を潜って行きます。分かれて3~4分で左手に、青木の一里塚跡があります。

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6時30分、しなの鉄道の踏切を渡りました。

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すぐに国道18号線ですが、これも横断します。地図では西原という辺りですが、なんとなく街道の風情です。

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15分位の街道歩きで、また国道に合流しました。左側にカインズが出てきますが、その先でまた街道は左に分かれます。

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左に入るとすぐ北国街道の案内がありました。6時54分でした。

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この辺り、一寸高台なので、左手の展望が開けます。千曲川の川面は見えませんが、その向こうの丘陵がきれいです。この辺り、地名はよく解りませんが、街並みは、土蔵が有ったり、人見櫓が残っていたり、ほっとする景観です。

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7時15分、小さな沢を渡りました。大石沢と言うようです。橋の向こうに双体道祖神があります。珍しく、しめ縄が巻いてあるので、近くにいた地元の方に理由を聞いてみました。

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すると、この橋は眼鏡橋になっていて、それを守る神様だからしめ縄を巻いているとか。堤防を降りて見に行きましたがメガネは見えませんでした。

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眼鏡橋から5分で滋野コミュニティセンター、更に10分で滋野郵便局があります。滋野というのは私の中学校の名前なので気になります(笑)。

その郵便局の向こう側に牧家一里塚跡がありました。名前変わっていますね。

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そこから3分の交差点の向こう側に「力士雷電の碑」というのがありました。そういえば、しなの鉄道の滋野駅にも雷電の絵があったなあ。雷電為右衛門は天下無双の江戸時代の力士ですが、何故か大関どまりで横綱にはなれなかった。子供のころ、いろいろ小説や伝記を読みました。

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歩き出すと疲れを覚えました。7時40分で、もうすぐ2時間になります。腰の調子もいまいちなので、付近のあぜ道で小休止しました。5~6分休憩して歩き出すと、明治天皇の牧家小休所の石碑がありました。

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この辺りは東御市の牧家というのでしょうか加沢でしょうか、良い街並みです。

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8時10分頃、加沢公民館の案内を越え、ふらふらと歩いていました。

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8時28分、街道は行き止まりました。県道166号線と81号線の交差点で、田中宿の始まりの地点でした。歩行者のみの階段を下り、信号を渡ると、広い166号線ですが、田中宿の皆さんが花壇を作っていました。

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広い通りを5~6分歩くと脇本陣と書かれたお店がありました。

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そのすぐ先に、田中駅前の交差点がありますが、その手前右手に田中の勝軍地蔵があります。武装した騎馬武者の像ですが、地蔵と呼ばれ、防火神としても信仰されているそうです。

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この交差点を渡り、1.6キロ先が海野宿だそうです。田中宿と海野宿は交代制で、月の前半と後半で交代したそうです。

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陸橋を渡って海野宿へ向かいます。途中、遊歩道を歩いて海野宿へ向かう案内がありました。交通事故も無いので、惹かれましたが、まあ北国街道らしき道を進みました。陸橋から15分で踏切です。これを渡れば海野宿です。9時04分。

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渡ると2~3分で、白鳥神社です。日本武尊から白鳥の名前が付けられたそうです。古代より栄えたこの地方の豪族、海野氏の祖先を祀っています。また真田氏の氏神でもありました。

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またこの前の千曲川の河原は、木曾義仲が挙兵して馬揃えをした場所として有名だそうです。

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この神社の境内で15分ほど休憩しました。立派なトイレもあります。9時33分、海野宿に入りました。

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海野宿は初めて来ました。伝統的建築物の保存、また日本の道百選に選ばれるなど、私の知っている、東海道の関宿、中山道木曽路の馬篭・妻籠、奈良井宿また会津西街道の大内宿などにも、勝るとも劣らない景観だと思います。でも何故か人が少ない。

下の写真の立派なうだつ、上から下まで、なんか初めてみました。

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その割に観光客が居ないのは、朝9時40分で時間が早い性なのか、それとも木曽路と北国街道のネームバリューの差なのでしょうか。

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9時50分頃、海野宿を通り抜けました。

後半に続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年7月 3日 (月)

北国街道初日 信濃追分~小諸

2023年6月27日(火)

名古屋7時発のしなの1号に乗るため6時半過ぎに名古屋駅に来ました。懐かしいきしめん屋さんが開いていました。でも今日は朝ご飯を食べてきました。次回はきしめんにしましょう(笑)。売店も6時40分に開くみたいです。

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今回は北国街道を信濃追分から長野の善光寺まで3泊4日で歩く予定です。北国街道は軽井沢近くの信濃追分で中山道と分かれ、善光寺を経て越後高田で日本海に出て、富山・金沢を経て岐阜県の大垣に至ります。

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京都から中山道を下ってきて木曽路を過ぎると、塩尻の手前に洗馬宿があります。そこで中山道と分かれて松本から善光寺へ向かう道があり、西善光寺街道と呼ばれます。

今回、私が歩く予定の北国街道も、善光寺街道とも呼ばれるそうですが、今回歩いてみると、道標や説明はすべて北国街道でした。

しなの1号は木曽路に入り、8時20分頃寝覚ノ床を通過しました。

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9時45分頃には日本三大車窓と言われる姥捨付近を通過します。一寸残念な天気ですが。

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10時前に篠ノ井に着き、しなの鉄道に乗り換えます。

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今回の3泊4日は、すべてこのしなの鉄道沿いで、距離は75キロほどです。今日の行程も、しなの鉄道の信濃追分駅から小諸駅です。

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距離的にはざっと15キロでしょうか。11時過ぎに信濃追分駅に着くので、まあ良い行程ではないでしょうか。

11時15分に信濃追分駅を出発しました。昼食は車内で済ませました。標高は955mだそうです。

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実は10年前に中山道を歩いています。その時は西からきて信濃追分を通り、軽井沢・碓氷峠と歩いていますが、この駅の一寸北側を通っています。なのでこの駅は初めてです。

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駅から中山道までは2キロ弱でしょうか、その間は別荘地帯で、ここも軽井沢なんだと思わせます。

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国道18号線の下を潜るとすぐ中山道です。11時40分頃です。10年前と比べるとアスファルトが石畳に変わっていました。

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この辺りは中山道の追分宿です。

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他に堀辰雄文学記念館や明治天皇追分行在所の石碑などがあります。10分ほどで一旦国道に合流します。ここが西から来た場合、追分宿の入口になります。写真は振り返っています。

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このすぐ先で北国街道が右に分かれます。ここが分去れ(わかされ)で石碑があります。

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石碑や常夜灯がいろいろ建っています。これは10年前も同じです。そのとき、何時かはこの道を歩いてみたいと思ったのですが、10年ぶりに実現して感無量です。

北国街道に入るとすぐ右手に広場があり、庚申塔や馬頭観音などの石碑が立ち並んでいます。処刑場跡だそうですが、その奥にシャーロックホームズの石像があります。

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なんの関係がと思ったのですが、日本の翻訳家が、ここ追分で全訳をしたのだそうで、ホームズ誕生100周年を記念して建てられたそうで丁度12時に再度国道18号線に合流しました。

この辺りの標高は970~980mと思いますが、ここから街道は下って行きます。

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国道歩きと言っても、広い歩道があり、右手に浅間山をちらほら見ながら、のんびりした街道歩きです。15分ほどで軽井沢町から御代田町に入りました。標高は929mとか。

12時半頃、左手に松の木がありました。街道名残の松でしょうね。

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そこから5分弱下ると、街道は左に分かれます。工場団地の看板があります。

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10分ほど歩くと、左手に、石臼を利用した石灯籠がありました。

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浅間山から流れる鉄分の多い水が、濁川となって街道を横切ります。馬瀬口付近から浅間山を見ています。

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天明の噴火の際には、北国街道や中山道の麓の宿場も大きな被害を受けたらしいですね。ここから5~6分、明治天皇間瀬口御小休所の石碑があった。付近の街並みも街道の面影をとどめている。

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ここから15分、街道はまた国道18号線に合流する。

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そしてすぐ小諸市に入る。標高は780mとか。

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ここから8分、十石坂を下って行くと、上信越道を高架で超える。そして2分で街道は左に分かれる。すぐ左手に平原の一里塚跡があった。

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信濃追分の駅からここまで2時間一寸だが、実は腰に違和感を覚えていた。元来脊柱管狭窄症で、医者からは歩けるのが不思議と言われているが、10キロ20キロ歩いても特に問題は無かった。

ただ今回は3泊4日なので着替えとか、雨具とか、飲み物などいろいろで5~6キロの荷物にはなっている。その5~6キロが応えているらしい。そばの空き地で一寸休憩していると、農家の方がキャベツをくれるという。見るとひどく大きい(笑)。こんなもの貰ったら、ますます腰に応えると、固くお断りした。

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今にも痛み出しそうな腰をいたわりながら出発しました。3分ほどで左手に一遍上人の大きな碑があった。

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そばに「迎え講」に関する説明があったが、よく理解していない。この平原の集落も、なかなか落ち着いた街道の面影を残している。

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14時07分、街道はまた国道18号線に合流するが、その前に141号線の下を潜った。

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そして18号線ですが、今日初めての登りです。腰に負担かも。

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登りは6~7分でほっとする。街道は小諸市街へ18号線と離れて141号線で進む。そして四ツ谷交差点で、乙女駅方向へ14位号線からも離れて小道に入る。

その小道はすぐ小諸市街方向へ向かう県道139号線にぶつかるが、その3叉路を右折する。その三叉路の交差点に古い道標がある。

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三叉路から20分ほど、また国道141号線に合流して、すぐ先の右手に平和公園がある。追分節の源流、小室節発祥の地の石碑もあった。追分節とは「小諸出て見よ」のあの歌詞かな。

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この頃には腰もだいぶ痛くなって、ゴールの小諸懐古園まで3キロも無いことは解っていたが、ここで10分ほど休憩せざるをえなかった。

14時50分に出発して、2分で唐松の一里塚がある。ここは両側に残っているが、片方しか見なかった。

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左の道を直進します。10分ほどで荒堀の交差点に来ます。もう小諸市街に入っています。浅間山の石碑やここは多良街北国街道の大きな柱が立っています。

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町並みもなんとなく街道風です。

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すぐ左手に元庄屋小山家の立派な邸宅があります。現在もお住まいで非公開ですが。

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この辺まで来ると、腰痛も忘れて元気が出ます(笑)。15時17分頃、江戸中期から続くという味噌屋さんの前を通りました。

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突き当たって左折するあたりにある、つたやとつるやは共に江戸時代からの旅籠です。

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街道の一寸左に有る小諸城の大手門を一寸見に行きました。

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右手に脇本陣があり、次に本陣跡と思ったら修理中でした。

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今日はここまでです。これから千曲川旅情の詩で有名な懐古園を見に行きます。ここは多分4回~5回は来ています。

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いつも行くのは一番奥の水の手展望台です。ここに藤村の碑もあります。

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ここから千曲川を眼下に見て、岸近き宿で濁り酒を昼間から飲みたいと思う訳です。最初来たときは、ダムが見えて、情緒を壊していましたが、最近は木が大きくなってダムも見えなくなりました(笑)。

16時35分頃、小諸駅前に来ました。目の前が今日のホテルです。

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部屋に入って、取り敢えず、風呂に浸かりながら、冷たいものを頂きました。

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それから近くの居酒屋へ行き、取り敢えず信州の馬刺しを頂きました。でも馬刺しの醤油は熊本産だった(笑)。

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それから近くのスーパーで明日の朝食と一寸不足分を買い足し部屋に帰りました。

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今日はなんとか終わったけど、明日はどうなるか心配です。でも寝ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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