竹田街道・京都
竹田街道は京の中心部と伏見港を結ぶ短い街道です。
京と伏見を結ぶ街道は他にもありました。下図、竹田街道の右が奈良街道(伏見街道)、左が鳥羽街道です。今回は真ん中の竹田街道です。
2023年1月6日(金)
ワンゲル仲間のOさんと、一寸歩いた後、お屠蘇でも頂きましょうと、10時半に京都駅で待ち合わせた。京都駅八条口の東側に竹田街道八条の交差点がある。まあこの辺りが京都御土居の竹田口が有ったことにして、ここから歩き始めることにした。
この通りは国道24号線ですが、この辺りでは竹田街道と呼ばれています。
歩き始めるとすぐに北向不動院があります。京都を守護するため不動明王が北向に祀られているため、そう呼ばれています。
10時40分、九条通りを渡ります。大石橋と言う交差点で、右折して西へ向かえば、東寺や羅城門跡などがあります。
5分ほどで札ノ辻という交差点を渡りますが、特に何も無いようです。
また5分で十条です。向こうは洛南道路の入り口のようです。
ここで鴨川を渡ります。鴨川は出町柳より北では賀茂川、南では鴨川と書きます。
渡ってすぐ堤防沿いに右折し、すぐ細い道を左に入っていくのが旧道のようです。
10分ほどで一旦国道に出ますが
またすぐ右に入ります。
10分一寸歩くと名神高速道路の下を潜ります。この右手に近鉄竹田駅があります。旧竹田村があり、竹田街道の名前の由来と思うのですが、特に街道の面影はありません。
7から8分歩くと、道は川筋を離れて左に又国道へ向かいます。
国道に合流するとすぐ右手に城南宮参詣道と言う大きな石碑があります。
城南宮は平安京の厄除け神社です。鳥羽離宮の一部となったこともあります。
この辺りで、歩き始めて1時間位です。すぐに深草加賀屋敷町の交差点があり、国道は近鉄の線路に沿って左にそれていきます。
ここで近鉄のガードを潜ります。潜るとすぐ、棒鼻という交差点があり、道は何叉路かに分かれますが直進します。
棒鼻を過ぎると、街並みは街道の面影があります。丹波橋駅付近になると酒蔵の匂いも漂います。棒鼻から20分、12時ごろには玉乃光酒造のそばを通りました。
街道はこのまま南下して寺田屋の方へ向かいますが、我々は初詣のため金札宮へ向かいました。道が判らず金札宮の周囲を一周しました。以前、大阪の京橋から秀吉が作った京街道を歩いたことがありますが、その時もここを通りました。大きな道標も見ました。
すぐ傍が金札宮です。謂れは平安遷都の折、この地区に伊勢神宮の金のお札が降って、神社建立を促されたそうです。
初詣も済ませたので、本来の目的である(笑)お屠蘇に向かいました。この辺りは鳥せい本店や黄桜、月の蔵人んど良い居酒屋がたくさんあります。目移りする所ですが、今回は大手筋から一寸入った伏水酒蔵小路へ。12時半頃です。
酒を飲むカウンターといろいろな食べ物屋さんが入っています。
どの席に座っても出前で各店の料理が食べられます。我々はカウンターへ。そこで十七蔵の利き酒セットを頼みました。
飲んでいるうちに、何が何だか判らなくなるので、お勧めはしません(笑)。それと、総量は2合ぐらいとのことですが、小さな盃で飲んでいると、酔うのが早いですね(笑)。
1時50分頃、店を出ました。竜馬小路を通って、
寺田屋へ
ここで竹田街道と合流して、十石舟が通る掘割へ。まあ竹田街道もこの辺まででしょう。向こうの建物は月桂冠の大倉記念館だったかな。絵になる風景ですね。
もう一か所、御香宮へ初詣に行きました。確か、神功皇后をお祀りしていたと思います。
京阪の伏見桃山駅の近くで、軽くビールを飲んで、今日の予定は終わりました。
お疲れ様でした。
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