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2022年5月16日 (月)

大和街道4回目 新堂から加太

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今年2月から歩き始めた大和街道は、京都府の笠置から始まり、三重県の伊賀市を歩いてきました。これから亀山市に入って関までが大和街道です。その後、伊勢別街道で津へ向かう予定です。

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2022年5月15日(日)

今回は上図で赤線の新堂から加太まで16キロほどを歩く予定です。9時40分に新堂駅到着です。大阪から参加のOさんが待っています。

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近くのオークワで弁当を買って10時頃出発しました。

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柘植川の堤防に出て左折すると、すぐ大和街道の道標がありました。

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まだ伊賀市なので芭蕉の影響が残っています。

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今日歩く柘植川に沿う道は、いわゆるメイン道路では無いので、車の通行は少なく、街道の面影残すような旧道なので、しっとりとした感じで、歩きやすい街道歩きです。上市場辺りの街道。

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旧の国道25号線を横断して中柘植に入ります。ここもいい感じです。10時50分頃。

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11時頃、野村に横光利一ゆかりの家跡がありました。近所の奥さんが、市が草刈りをしてくれないと嘆いていました。

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下町に入ると、史跡小御堂と刻まれた石柱がありますが、謂れは不明です。

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鍵型に曲がる角に、大和街道の説明版がありました。また近くには、本能寺の変の際、伊賀越えで三河へ帰る家康を休憩させた徳永寺がある。

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11時22分、都美恵神社の前に来ました。立派な神社で、参詣することにしました。

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起源は相当古いようですが、難解で不明(-_-;)。倭姫伝説の元伊勢の一つだそうです。15分ほど、お参りしました。柘植駅への道を越えて、12~3分歩いた右手の小川の縁に勧請縄がありました。疫病が集落に入るのを防いでいます。個々の飾りの意味は不明です。

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街道沿いに小さな常夜灯があります。伊賀町内、唯一残っているとか。

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近くに、大神宮の祠と石灯籠があります。

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時刻は12時近くですが、もう少し歩きます。すぐに旧25号線に合流しますが、この辺り、新25号線すなわち名阪国道に車は行くので、旧25号線は歩き易いです。12時15分、鴉山池のほとりで昼食休憩としました。

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20分一寸で出発しました。皆さん、やる気満々ですね(笑)。

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すぐにJRの線路を潜ります。少し歩くと旧道が残っているので見に行きました。と言うのは、途中で道が消えているので、引き返す必要があります。なので、見に行ったという言い方になります。

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また25号線に引き返して、少し歩くと、亀山市に入りました。13時12分でした。

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しばらく淡々と歩きます。加太不動滝の案内もありますが、遠そうです。錫杖岳が正面に見えます。

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13時45分頃、道端に、上下二つに刀で切られたようなお地蔵さんがありました。

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そしてすぐJRの線路を潜ります。このトンネルが赤レンガ造りで、鉄道遺産として有名です。明治23年に当時の関西鉄道によって完成されたそうです。

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街道は北在家の集落に入ってきました。なかなかの街道風景です。

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ここに以前から気になっていた川俣神社があります。今回、時間も余裕があるので、参詣しました。14時05分。

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この神社も歴史は古そうですが、南北朝時代に、この地方は鹿伏兎氏が納めていました。その陣屋を、北畠氏が川俣城と名付け、その跡地に現川俣神社が移ってきたとか。一寸、小休止して、20分ほどで出てきました。

すると本陣跡の案内がありました。加太宿はここ板屋に本陣があり、問屋場がすでに通ってきた市場に置かれていたそうです。

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14時半頃、名阪国道の板屋ICを通りました。

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この付近は鉄道遺産が多く、街道歩きより鉄道マニアの見学が多いようです。

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ICから15分ほどで森林公園があります。ここに大和街道の説明版があり、旧道の案内があります。

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梶ヶ坂と言われる地域ですが、貴重な旧道が残っています。すぐに峠?です。

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下ってきて民家の横を通り、車道を横断する場所に、また街道の説明版があります。そこを下ると、小川に沈下橋が掛かっています。街道の面影充分ですね。

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橋を渡るとお地蔵さんがあり、すぐに旧25号線に出ます。15時04分。そこから5分で加太駅の近くに来ました。缶ビールを買って駅に向かいます。停車場道と言う石標があり、左折すると駅です。

何もない無人駅だと思っていたのですが、この4月から廃駅を避けるため、集落のサロンが作られていました。

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反省会は亀山で、ささやかに行いました。

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お疲れ様。

 

 

 

 

 

 

 

2022年5月 8日 (日)

九里半街道その3 美濃高田から烏江

2022年5月6日(金)

昨日残した九里半街道の残り8キロを歩くため、今日は車で美濃高田駅へやってきました。駅と街道の中間にあるスーパー、バローの駐車場に車を停めさせてもらいました。代わりにお弁当を買わせてもらいました(笑)。

10時50分頃、昨日の金草橋南詰交差点にやってきました。養老山脈が真近に見えます。

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ここを左折して船附湊へ向かいます。

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ここからは金草川の堤防を歩くようです。

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10分ほど歩くと、右下に神社がありました。多分、八幡神社ですね。

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前方に東海環状自動車道が見えてきます。

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その下を潜ると、瓢箪がモニュメントの橋がありました。11時13分。

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まだまだ土手道が続きます。

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すぐに県道30号線の下を潜ります。そうそう今日は珍しく女房と一緒でした。

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下を潜った県道を、今度は上から眺めています。

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左手は湿地帯で、鴨が休んでいました。

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11時36分、なにか石柱が有るなと思ったら、「九里半街道」の道標でした。珍しいです。

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道標に力付けられて歩くと、一寸集落に入ります。栗笠の福地神社だと思います。

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集落を抜けると牧田川の堤防に出ます。

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堤防道路は車が来ると嫌なので、下に降りたりしながら15分ほど歩いて、12時過ぎに堤防の土手で昼食にしました。多分、女房はこんな場所で食べるのは初めてでしょう(笑)。

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20分ぐらいで出発しました。12時25分。

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5分でR258の養老大橋の手前、船附に着きました。ここが過っての湊で栄えたのですね。

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今現在、過っての湊の跡は残っていないみたいでした。常夜灯が多分、湊に有ったものが残されているのかなと思います。大正時代までは、船附、栗笠、烏江が濃州三湊として栄えたそうです。

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この辺り、一寸昔の面影が有りそう。

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12時37分頃船附を後にして、養老鉄道の烏江駅に向かいました。30分ほどで駅のすぐ手前まで帰ってくると、思いがけず烏江湊の石碑がありました。

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石碑から3分で、高架駅の烏江に到着しました。お疲れさまでした。

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九里半街道その2 今須から美濃高田駅

2022年5月5日(木)

朝9時前に関ケ原を出発し、10時02分に九里半街道の分岐に来ました。

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ここを左折して県道229号線に入ります。

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入っていくと5~6分で名神高速道路の下を潜りますが、その手前の資材置き場の中に今須宿本陣跡の説明版がありました。

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名神高速から5分で街道は県道と分かれて左に入ります。そして7~8分、左手にカツラの巨木があります。親鸞聖人の杖が芽を出して成長したという木です。

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すぐそばには若宮八幡神社、少し離れて親鸞聖人が逗留された聖蓮寺があります。10分ほどで再度県道に合流しました。

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20分ほど歩いて、10時56分、関ケ原町から上石津町に入りました。

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11時に県道から右に分かれ、平井の集落へ入ります。

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獣が多いと見えて、集落全体を網目の柵で囲っていました。

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集落を出ると県道に合流し、少し登っていきます。今須川の川底がはるか下に見えます。

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集落から20分ほど歩くと、道は里に下りてきます。すると街道は県道から左に分かれます。ふじこがわ橋と言うレトロな橋を渡って堤防を右折しました。時刻も11時40分なので、堤防で昼食にしました。

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12時一寸過ぎに出発し、牧田一色の交差点を渡ります。この道は、我が家から関ケ原インターへ行く時、何回も車で通った道です。渡って少し登ると、昨年10月に歩いた美濃街道にぶつかります。その時は、ここを右から左へ歩いて関ケ原へ向かいました。

今日は右折して、しばらく美濃街道と同じ道を歩きます。合流地点の八幡神社です。

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この辺りは上石津町牧田でしょうか、街道の風情も残る道です。

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12時27分頃、牧田宿で代々問屋を営み、明治時代には郵便局長を務めた五井家の屋敷にきました。大垣市の景観遺産だそうです。

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少し行くと大神宮常夜灯があります。

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すぐ近くのもう一つの常夜灯で左折。

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牧田小学校の前を通りますが、代々の卒業生が記念のモニュメントを作っています。今も存続しているのでしょうか?

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12時45分頃、二又の馬頭観音と言う案内が有ったので、探しに行きましたが、見つかりませんでした(-_-;)。

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13時頃、前回、美濃街道歩きのとき、昼食休憩した素戔嗚神社を通過しました。もうすぐ、牧田川を渡ります。

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牧田川を渡る広瀬橋の袂に、九里半街道の案内があります。前回、これを見て、九里半街道の存在を知ったのでした。

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広瀬橋を渡りながら、振り返ると伊吹山が見えました。

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渡って左折します。

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すぐに上石津町と養老町の町境です。そこで右折して街道に入ります。

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入ってしばらく行った所で、前回歩いた美濃街道は右に分かれていきました。この辺りも街道の風情ですね。

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ここにも大神宮常夜灯があるのですが、これまでの石灯籠と違って、立派な細工が施された木製です。

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13時30分頃、集落を抜けて堤防道路に登ります。この堤防道路は県道で、私も度々関ケ原へ行く時走るので、よく知っています。で、人が歩く道では無いので、並行する田んぼ道を歩きました(笑)。

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県道が堤防から離れ、街道がその県道から離れる所で街道に復帰しました。この辺りの県道は養老ミートやロイヤルなど、お値打ちな肉屋さんが多く、私も盆正月とか大量に肉を買うときは、わざわざ来たものです。焼肉屋さんも多く、通称焼肉街道です(笑)。

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13時55分に焼肉街道から離れ、15分ほど歩くと中央公園の傍に来ました。

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公園や総合体育館を左に見ながら進みます。学校の校舎が見え、出征兵士の慰霊塔?見える辺りで右折して、西町商店街に入ります。14時27分でした。

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15分ほど商店街を歩いて、大垣共立銀行を過ぎて細い道を右折するのが街道です。

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美濃高田の駅へは、この辺りが一番近いです。今日はこの辺で辞めるのですが、次回の出発を考えて、ややこしい所は通り過ぎておくことにしました。2回ほど曲がると、厚生病院があります。

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その前を通って養老鉄道の踏切を渡ります。渡って5分ほど歩いて、金草橋南詰の交差点で、左折して街道から離れ、美濃高田駅へ向かうことにしました。

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途中、コンビニに寄って25分ほどで美濃高田駅に到着しました。

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15時15分頃なので、烏江まであと2時間歩くこともできそうですが、最近は、無理は禁物です。養老鉄道はサイクル列車で自転車持ち込みも可能です。空いた電車で、のんびり帰りました。

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残り8キロは、何日歩こうかなあ。

 

 

 

 

2022年5月 7日 (土)

九里半街道

九里半街道をネットで調べると二つ出てきます。下図で左上、若狭の小浜と琵琶湖の今津湊を結ぶ街道。もう一つが米原の朝妻湊と揖斐川の支流、牧田川の船附湊を結ぶ街道です。いずれも距離が38キロ、九里半なので九里半街道と呼ばれています。

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小浜からの街道は若狭の海産物を京へ運ぶ道です。陸路を行く鯖街道が有名ですが、やはり大量に物資を運ぶのは水運が欠かせない訳です。今津から船で大津まで運び、そこから京へ運んだのでしょう。小浜街道とか熊川街道とか呼ばれました。

桑名や尾張の物資を京へ運ぶのも同じことで、東海道や他の陸路で運ぶより、揖斐川と牧田川を船で遡り、船附、栗笠、烏江の湊で陸揚げして、中山道の今須宿経由で米原まで運び、そこから水運で大津へ運んだ訳です。

その今須から船附の九里半街道を歩いてみました。

2022年5月5日(木) 中山道編

8時46分にJR関ケ原駅に降り立ちました。

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ここから今須まで4キロほど旧中山道を歩いて、そこから九里半街道に入ります。今須から船附までは22キロ。船附から最寄り駅の烏江まで2キロ。合計28キロは一寸無理なので、今日は美濃高田駅までのつもりです。

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関ケ原は中山道の宿場ですが、言わずと知れた関ケ原の合戦の舞台です。また今須宿までの間には天下三大関所の一つ不破の関所がありました。壬申の乱の舞台だったのです。それらの史跡が多く、この4キロは街道歩きマニアにはたまらない4キロでしょう。

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駅を出て国道21号線に出て右折、今須を目指します。すぐに西首塚があります。関ケ原の合戦で死亡した、おびただしい数の死者を東西二つの首塚を作って埋葬したものです。

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首塚からすぐ、旧中山道は左に分かれます。以前は無かった関ケ原の合戦の陣地跡の案内が建てられていました。

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国道から6~7分で不破の関跡です。資料館もありますが、今日は九里半街道がメインなのでパスします。

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ここから一寸下って川を渡りますが、関所はこの河岸段丘の地形を利用して作られていました。渡ると矢尻の井という歌枕があります。壬申の乱のとき、大友皇子の軍の兵士が矢尻で井戸を掘ったとか。

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9時27分、再度国道に出て渡ります。

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この辺りは石田方の武将、大谷吉継の陣があった所で、その案内が多いです。

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JRの線路を潜ると、常盤御前の墓があります。東国に逃れた牛若丸の後を追って、ここで山賊に襲われ、死亡したとか。

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9時50分頃、JRの踏切を渡ります。

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5分ほど登ると今須峠です。

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3分下ると国道に出ます。適当に渡ります。

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すぐに今須ですが、手前左側に一里塚跡があります。

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向かい側にあるのは妙応寺でしょうか。

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10時02分に九里半街道への分岐、県道229号線の分岐に到着しました。

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ここからの九里半街道はページを改めます。

 

 

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