2021年7月11日(日)
山歩会仲間との郡上街道歩きの3回目です。7月ともなると、街道歩きの最大の敵は熱中症です。幸いまだ梅雨なので、曇り空を期待して出かけましたが、一寸天気が良すぎて暑かったですね。
今日は前回より1時間ほど早い、美濃太田8時12分発の長良川鉄道に乗りました。サロンカーみたいですね。
9時08分にみなみ子宝温泉駅に到着、15分には出発しました。
今日は郡上八幡駅までなら19キロと一寸短めです。実際には街の中心部、城下町プラザまで行ったので20.5キロぐらいでしょうか。
みなみ子宝温泉駅は既に郡上市です。旧美並村が合併したのですね。
郡上街道は川向うの国道156号線が本筋かもしれませんが、こちらの旧道も歩かれたようです。街道歩きには、こちらの旧道の方が情緒も有り、車も少ないので快適です。15分ほどで大矢駅を過ぎ、更に10分ほどで国道と合流しますが、その手前に、大矢の馬頭観音がありました。
国道に合流してすぐ、福野駅を越えた辺りを左折して旧道を歩きます。丁度10時頃、白山神社の前に来ました。白山神社の奥に「掻揚城址」があると案内されていました。
Uターン気味に国道に登り、大きな切通しを越えます。
越えた所に、馬頭観音を中心とする石仏群がありました。やはり旅に出ると、馬頭観音が人気抜群ですね。
左側には雄大な長良川の流れです。今日も1日、長良川沿いを歩きます。
坂道を下りきると左手に旧道が見えるので線路を渡って旧道に入ります。
入って3分ほど歩くと、嬉しいことがありました。右手に郡上街道の本陣跡と書いてあったのです。これまで3日間歩いているのですが、郡上街道と言う表示が殆どなく、寂しい思いをしていたのです。
元気になって先を急ぎます。国道に出て横断し、一寸引き返して白山神社の正面へ左折します。10時20分頃です、ここで小休止しました。
実際、この街道は白山信仰の真っただ中です。江戸時代の白山信仰は相当なものだったようですね。すべての道は白山に通ず。そんな感じです。出発するとすぐ乗性寺という真宗のお寺があります。郡上藩主遠藤家菩提寺とありましたが、真宗のお寺にしては珍しいですね。
10時半過ぎ、高速の下を潜りました。少し歩くと大きなローソクが見えてきました。日本まん真ん中センターです。旧美並村はこれが売りでしたね。
一寸寄って行くことにしました。美並村はまた円空生誕の地でもありますね。日本の真ん中を決めるのに、面積とか人口とか有るみたいですね。面積なら一度決めれば永久ですが、人口だと移動しますね。
センターは立派な建物がありますが、中には入りませんでした。国道に出て、少し歩くと、羽佐古の道標というのがあります。
そしてすぐ三日市の馬頭観音他
長良川沿いの国道を少し歩くと、右側に鹿島神社があり、左に旧道が有ったので入りましたが、間違いのようでした。もう少し直進してトンネルの直前を左に入るのが正解のようでした。
突き当たって右折し街道に復帰すると小さなトンネルがありました。地元のお母さんは、ここをバスが通っていたと言っていました。トンネルを抜けると良い感じの旧道でした。
旧道がすぐ国道に合流し、そしてすぐまた国道を横断して右の旧道に入るのですが、横断歩道も無く、ガードレールを越えて横断する状況で、危険な横断箇所でした。11時半頃です。旧道を10分弱歩いた右手に神社があり、境内をお借りして昼食休憩しました。神社のお名前は不明ですm(__)m。
20分ほどの休憩で出発しました。この辺りから街道はしばらく長良川を離れます。高速の深戸トンネル辺りの長良川沿いが、急峻で道が付けられなかったのでしょう。街道は白谷方向へ進みます。
20分一寸歩くと、また白山神社に突き当たります。今日、何回目の白山神社でしょうか。ここには白谷口番所というのが有ったそうです。12時25分です。
ここを直進して谷を渡ればいいんですが、谷が深くて渡れなかったのでしょう、しばらく上流へ進みます。
谷が狭くなった所で対岸に渡り、再び長良川へ向かいます。気持ちの良い旧道歩きですが、国道に出る手前で右に入って行く道を見逃したようです。直接国道に出てしまいましたが、その時点では間違いに気づいていませんでした。国道を10分ほど歩いて階段にきたとき、図の白山神社の辺りへ来たと勘違いしていました。
それで一寸引き返して白山神社があるか見に行きました。そして、下の写真を白山神社にして納得しました。
勘違いしたまま階段を登ると、崖の中腹に作られた歩道で快適でした。
国道に降りても正しい位置確認をしていないので、次の旧道への入り道も考えること無く、国道を歩いてしまいました。13時18分に歩道橋がありました。ここが図の白山神社辺りの合流点です。
歩道橋を渡って反対側に下ると小公園がありました。
少し歩いて長良川に出て振り返ると鉄橋がありました。そこで初めて自分の正確な位置を知りました。お恥ずかしい(笑)。
13時27分、吉野洞門に入ります。
洞門から5分ほど歩いて相生駅に近づいた所に、法伝の馬頭観音があります。13時35分です。ここに足を痛めているNさんが待っていました。最後の一駅でも皆と一緒に歩きたいとのことです。街道歩きの鏡みたいな人です。
ここで一寸小休止して、少し国道を歩きます。すぐに左の旧道に入り、それが再度国道と合流する所にホテル郡上八幡があります。郡上八幡で唯一昼間から日帰り入浴できる施設です。でも一寸場所が合わないのと、食堂が開いてないので止めました。
ホテルから10分、今度は稲荷洞門です。この先に北稲荷洞門があり、二つ越えると郡上八幡駅は近いです。
八幡の市街が見えてきます。
14時25分頃、対岸に「やな」が有りました。次は落ち鮎の季節待ちですね。
14時27分、郡上八幡駅への道が右に分れます。8分で駅に到着しました。
ここで小休止して、名古屋行高速バスの予約をしました。岐阜行きは先ほどのホテル郡上八幡が始発で、ここ郡上八幡駅に停まります。ただ名古屋行は城下町プラザが始発で、郡上八幡駅には来ません。
と言うことで城下町プラザに向かいました。城南の交差点で、国道は二つに分かれます。左は美濃白鳥方面の156号線、右は下呂方面の256号線です。街道はその中間を斜めに入って行きます。
交差点から10分ほど、旧城下町らしい雰囲気の道を歩くと賑やかな新町通りです。郡上踊りとお城と鮎が名物のようです。
錦鯉の泳ぐ用水もなかなかです。
宮ヶ瀬橋で吉田川を渡ります。一寸高山に似た雰囲気ですね。
すぐ近くに名水百選の宗祇水があります。
街道は次の角を左に曲がりますが、城下町プラザは右です。
ここから15時20分に午後1本だけ名古屋行の高速バスが出ます。日頃は予約しないと無理かもしれませんが、今日はコロナも有って、空席が充分ありました。15時07分の到着でした。
名古屋の名鉄バスセンターには5時前に着きました。そこで待望の反省会。一寸飲みすぎたかな。
お疲れ様でした。郡上八幡に着いたのですが郡上街道歩きは終わりません。次項を見てください。
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