甲州街道笹子峠越へ2日目前半

大黒屋さんのある駒飼宿の標高は640mほど、笹子峠は1074mそして笹子駅付近で600mほど。なので今日は430ｍほど登って下ることになる。その道ですが、徒歩の旧道と車道がある。当初自転車を考えていた時、こんな図を書いていた。

　

青線が徒歩、赤線が自転車です。青の実線は舗装道路、点線は地道です。本陣跡の下90ｋ地点から徒歩で峠越をして下って来ると96ｋ、すなわち6キロの道程です。一方自転車は102ｋで12キロ、倍になるというものでした。

さて実際はどうなったか、今日1日の実績です。

当初は図の右端、鳥沢駅まで歩こうと計画していましたが、峠越に思ったより時間がかかり、二駅手前の大月駅まででした。

2020年11月13日（金）

朝食を意外に早く作って貰えたので7時10分に宿を出ました。ラッキーです。

すぐに昨日間違って歩いた道と合流し、本陣跡がありました。

出発して6分で旧道の入口に来ました。旧甲州街道とかの案内もないので、辺りを探しましたが、ここを入る以外ないようです。

扉を開けて中に入ると荒れています。まったく手入れはされていないようです。

一寸心配だなと思いながら7~8分進むと、駒飼一里塚跡の案内があり、間違っていないと気を強くしました。

ところが、その先に堰堤があり、そこから先の道が消えてしまいました。上に登ったりして15分ばかり、あちこち探しましたが見当たりません。諦めて引き返すことにしました。結局30分のロスで、元の入り口に戻ってきました。

その後通りかかった地元の人に訊きましたが、やはりこの道は無くなっているそうです。とぼとぼと車道を登り始めました。笹子峠まで6キロの案内がありました。予定では3キロだったのに。7時52分。

6キロの案内から50分ほど歩くと甲州街道峠道の案内がありました。笹子峠まで3.4キロの地点です。8時45分。

広々とした道で手入れもされています。これで時間も短縮できると喜んで入りました。でもやはり、そうは問屋がおろしませんね（笑）。道がだんだん荒れてきました。

でもまあ踏み跡はしっかりしてるし、道標も有るんだからと気持ちは明るいです。

40分弱で伐採工事現場があり、索道の下を潜りました。

もうすぐ峠だと思うのですが、この時期、落葉が地面全体を覆って道を消しています。慎重に進みます。

6キロ地点から1時間48分、9時40分にようやく峠のトンネルに出てきました。実質宿から2時間ですね。

トンネルはまあ短いようです。

登り口は、先ほど車道に出た反対側にあります。

トンネルのすぐ傍を通ります。

7~8分ほどで峠です。

笹子駅まで2時間とあります。9時53分。

尾根道を縦走してる人が居て、一寸話しました。すごい道を歩いていますね。10分で反対側へ降りてきました。

下りの道を案内図で慎重に確認します。また引き返すのは嫌ですから（笑）。どうやら車道を少し下るようです。

10分ほど車道を下ると「矢立の杉」への道標がありました。ここからまた旧道に入ります。

最初に一寸登ると、後は一貫して尾根道の下りです。

調子に乗って下って、進入禁止サインを見落として一寸下ったりしました。

取り敢えず20分の下りで矢立の杉に着きました。10時36分です。

胸高直径9mの巨木です。

一寸休憩して出発しました。矢立の杉から15分ほどで車道に出ました。11時です。

5分ほど車道を歩いて、また旧道に入ります。河原の道です。

そして20分、再度車道に合流しました。11時26分、峠から1時間半です。笹子駅まで、あと30分で行けるのかな?

11時半に国道20号線に合流しました。

前半はここで終わって、後半に引き継ぎます。