岩村街道
3月始めの東高野街道以来、ほぼ1ヶ月振りに街道歩きに出かけました。場所は岐阜県恵那市にある岩村街道です。
名古屋を7時45分発の中央線快速に乗り、恵那着は8時55分。明智鉄道の9時15分発に乗り換えて飯沼着は9時半頃でした。
岩村街道は恵那が起点ですが、それだと岩村城址や城下町の見学時間が少ないので、2駅先の飯沼から歩くことにしました。8キロ2時間ほどの節約です(笑)。
駅を出てすぐ踏切を渡り、少し登った辺りで恵那からの街道に合流します。ただ、この岩村街道ですが、道標や案内は全くありません。頼りは私が参考にした、どなたかの紀行文と地図だけです。
少し行くと禅林寺と子安寺の案内がありますが、右の子安寺方面をとります。9時40分に巨大な夫婦杉がある子安寺と神明神社の境内に到着しました。由来など知りませんが、夫婦杉の立派さからみて、相当古い神社と思われます。
10分ほど境内に居て出発しました。5~6分で県道407号線に合流し、15分ほど歩くと「阿木城址」という案内がありました。地図にも観光案内にも載っていなかったのですが、興味をそそられたので行ってみました。
県道から5分ほど入ると阿木城の案内がありました。道なき道を登ってみると説明がありました。戦国末期の城で結構大規模な城です。遠山氏の城のようですが城主は不明とか。まだ石垣の技術はなく土塁です。
25分位探索して10時37分に県道に復帰しました。15分位で阿木の街中に入ってきました。阿木橋という古い橋を渡りましたが、洪水で半分流されたのか、奇妙な形をしていました。
国道365号線に合流する辺りで街道が消えてしまったので、一旦国道に出ました。再度、塞の神橋を渡って街道に復帰しました。塞神神社の前を通って行きます。11時17分頃です。
直ぐに国道に出ますが、街道は国道を横断し50mほどの丘陵を越えていたらしいので登ってみました。道は有りませんが登れます。丘の上には乗馬クラブがありました。そこの方に農村景観日本一の場所を教えてもらいました。
5分で展望台に着きました。11時42分でした。ここで昼食休憩にしました。
鐘がぶら下がっていたので、恋人の鐘かと思ったら、金の儲かる鐘でした(笑)。
12時14分、展望台を後にしました。すぐ近くに立派な桜の木があり、その下に阿弥陀堂があります。
街道はここから国道を行きますが、我々は岩村城址を目指して国道から離れました。道は徐々に上り坂になり、途中観音堂など見ながら、30分位で大円寺辺りに来ました。ここで初めて岩村城址の案内がありました。12時47分です。
ここから城跡へ1本道で迷う心配はありませんが、車に寄る城跡への道です。登り坂も厳しくなってきて、息が切れる頃、トイレの有る駐車場に到着しました。13時24分です。そこから一寸登ると主閣跡ですが、この城の良さを味わうのは、やはり逆側の城下町から徒歩で登ってこないといけないでしょうね。そちらから登ると、この城の難攻不落の石垣がよく見えると思います。
20分ほど居て、その城下町側へ下りました。25分ほどで太鼓櫓へ下ってきました。この近くには明治の女性教育に功績のあった下田歌子や岩村城資料館などがあります。
櫓から5分で城下町に入ります。電線も地中化されて良い感じです。
そこから10分弱で岩村醸造です。新型コロナの影響で、酒蔵見学は出来なかったので、試飲してお酒を買いました。
酒蔵の前がカステラ屋さんでした。岩村がカステラの先駆者とは知りませんでした。25分ほどぶらぶら城下町を歩いて岩村駅に着きました。ここはNHKの朝ドラ「半分青い」のロケ地で「ふくろう商店街」でしたね。女城主の岩村城とふくろう商店街の二本柱ですね。
岩村駅の両隣は恵那側が極楽駅、明智側が花白温泉駅です。今回、花白温泉に行こうと思っていたのですが、ここもコロナの影響でお休みでした。極楽駅は過って極楽寺というお寺も有った地域の名前ですが、極楽行きの記念切符も売っていました。
30分以上待って15時36分の電車で恵那に向かいました。30分弱で着きます。一寸街を散策してから駅前のとんちゃん屋あんんでS反省会。なかなかお値打ちな価格でお勧めですね。
終わって中央線に乗りましたが、外出自粛の関係か、乗客はまばらです。
名古屋駅近くの千種あたりでも、この程度です。
名古屋駅のコンコースも少ないですね。まだ7時なんです。
私も早く帰りましょう。
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