古座街道2日目
2020年2月11日(火)
今日は朝来駅前の口熊野ゲストハウスさんから生馬を通り、宇津木坂を越えて、日置川の上流宇津木まで22キロほどの行程です。距離的には長くないですが、宇津木坂がどの程度荒れているか判らないので、一寸早めに出発したい所です。
7時20分頃、宿を出るとすぐ熊野街道の道標があります。
帰宅して調べてみると、丁度櫟原神社の前だけが大辺路と古座街道が重複するようです。
園鏡寺の前で右折して12~13分道なりに歩くと、国道311号線にでます。左折してすぐ右側に彦五郎公園があります。道路標識には湯の峰温泉まで45キロと出ていました。10分ほどで彦五郎人柱之碑があります。
この富田川に堤防を築く際、進んで人柱になった農民彦五郎を称える石碑だそうです。引き返して生馬橋で富田川を渡ります。8時頃です。県道36号線を10分ほど歩いて左に入ると生馬大師堂があります。一寸高台の小さなお堂です。登ってみました。
すぐ先を右折して県道を渡ると虫遂(むしやなぎ)神社があるので一寸覗いてみました。近くの河原がきれいでした。
さつき寺は梅園の奥、すごい石段の上にあるので敬遠しました(笑)。
8時40分頃、再び県道に合流しました。3分で稗田のバス停、その後も県道を歩きます。
上の写真のすぐ先、左に薬師堂がありました。8時50分頃です。更に10分一寸で鳥渕のバス停です。
この先、右手に見えるこんもりした森が鳥渕神社です。一寸この先の無事を祈ります。
神社から5分足らず、右手に県道と分かれて登る道があります。ここが宇津木坂への登り口です。このまま県道を直進しても、現在は卒塔婆トンネルができているので、10キロ2時間半ほどで宇津木橋に着けます。
登り口には北向地蔵や鹿供養塔があり、10分ほど休憩しました。9時33分の出発です。
道は大体上の写真のような林道です。払合集落跡の石積みなど見ながら25分歩くと、宇津木坂登り口です。小さな案内があるのですが、見落とさないよう注意が必要です。鋭くUターンする道です。10時2分に登り始めました。
この辺りの標高は120m、峠は496mです。登り始めから急な道で、最近は登る人も、働く人も少ないのか、荒れた道が続きます。
所々に小さな道案内があるので助かります。
登ること50分、こんな良い道になってきました。
登り始めて1時間5分、展望所に到着しました。道が荒れて苦労した性か、歳の性か、コースタイム45分の登りを65分も掛かっています。
見えているのは多分紀伊田辺方面だと思います。
展望台から23分ほど11時31ふんに焼地蔵さんを通過、もう峠は近いはずです。
それでも15分ほど歩いて峠らしき場所に出ました。林道で街道が消されていて、一寸林道で下ろうかと思いましたが、それにしては峠の地蔵さんがありません。おかしいなと周囲を見回すと、倒れた標識が見つかりました。一寸S字に歩くようです。
それにしても地蔵さんが無いなあと探しながら歩くと、5分ほど下り気味に歩くとありました。11時57分です。
鹿供養塔から峠地蔵までは、ガイドマップでは歩行時間99分、所要時間141分ですが、私の場合143分掛かっていますね。12時半まで昼食休憩しました。ここまで来れば、今日の宿まで5キロ程。余り早く着いてもチェックイン時間の15時より早く着きすぎます。文字通り峠を越えたわけです(笑)。
降り道は結構明瞭です。
1時間15分ほど下ると、ほぼ下り切って、道標地蔵さんがありました。
地蔵さんから5分、出口の近くにはこんな張り紙が。怖いですねえ。
13時53分、宇津木側登り口に下ってきました。すぐ右手に寶蔵庵とナギの巨木があります。
日置川の河原はすぐ近くで、昔はこの辺りに渡し場があったようです。
渡し場から12~13分、宇津木橋に来ました。明日はここを渡って行きます。
今日の宿「森のお宿」さんは、ここから1キロ一寸先です。14時25分頃到着しました。
写真は通り過ぎた地点から振り返っていますが、向かい側にも民宿があります。こんな辺鄙(失礼)な場所にどんなお客が来るのかと思いましたが、鮎釣りのお客と夏場のカヌーや川遊びの人達だそうです。
対岸には梅林があって丁度満開でした。
南高梅は有名ですね。この辺りは日置梅というらしい。
今日の夕食は自分で作らなくてもいいです(笑)。ゆっくり食べて寝て、大満足でした。
おやすみなさい。明日は今日より2時間長い距離です。
「街道歩き」カテゴリの記事
- 大和街道4回目 新堂から加太(2022.05.16)
- 九里半街道その3 美濃高田から烏江(2022.05.08)
- 九里半街道その2 今須から美濃高田駅(2022.05.08)
- 九里半街道(2022.05.07)
- 大和街道3回目 上野市駅から新堂駅(2022.04.10)
コメント