古座街道4日目(最終日)
2020年2月13日(木)
ここ佐本中から一枚岩を経て古座駅までは40キロ一寸ある。これは一寸歩くのは無理。例え歩けたとしてもJRが無い。そこで一時は自転車を考えていました。宇津木坂や法師峠は400~500mだし、多少の坂道は自転車を担ごうかと。でもまあ辞めてよかったですね。昨日と一昨日の道では立ち往生していたでしょうね。
いろいろ調べていると古座川町の町営バスが有ることが解りました。今日の行程でいうと、松の前13時40分というバスがあり、これに間に合えば帰れることが解りました。松の前までは13キロほど、これは余裕なので、23キロ先の1枚岩13時52分を目標にしました。
6時間として朝8時に出れば間に合いそうです。余裕を見て7時、一寸頑張って6時50分に出発しました。
宿から20分ほど歩いた根倉にはトンネルがあり、街道はダンダカ道という名で上を越えています。ただ、ガイドマップには山道危険個所という注意書きがあり、昨夜来の雨がまだ残っている状態では、無理しない方が良いと思い、トンネルを潜ることにしました。
7時11分にダンダカ道の入り口は解らないままトンネルを潜りました。
トンネルを潜って、ダンダカ道と並行する車道の旧道を覗いて見たら、人も車も通行止めになっていて、止めたのは正解かなと思いました。
気を取り直して街道に復帰します。下写真で左の坂道に入ります。
ここから5キロほどは山道で、荒れ具合が心配でした。ただ宿のご主人にいろいろ話を伺って、手書きの絵地図など頂いて、大丈夫と確信しました。
昨日と打って変わって今日は暑い。雨も上がってきたので合羽や上着を脱いで、弥五郎坂を登り始めました。7時半です。
10分ほど、緩やかな登りが続きます。
すると展望が広がり、測量点がありました。
そこからは道も水平になり、楽だなと思いました。
でもやはり、そうは問屋が卸してくれません。
あちこちで一寸した土砂崩れ、倒木、崩壊があります。
でもまあ大過なく、登り口から1時間弱で炭焼き跡。
ぴったり1時間で三体仏に到着しました。一寸小休止。
5分ほど休んで出発、まだ安心はできません。
5分で町界三叉路です。
役行者像を探しながら歩きますが、三叉路から10分経ってもありません。
更に5分、下りに入った細い道に、石段があり、その上に小さな像がありました。8時59分です。
役行者像から10分ほど下ると、苔むした石畳が出てきました。雨上がりで一寸滑ります。
さらにその上を水が流れるようになり、道と沢の区別がつかなくて苦労しました。
でもまあ、なんとか降りてきて、小さな橋を渡ると福井谷集落跡に来ました。9時23分です。
そこから5分で福井谷口でした。
左折して佐本川沿いに美女湯温泉を目指します。
後半に続きます。
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