北国街道ポタリング1日目 椿坂~今庄
2019年10月31日(木)
朝9時前に木ノ本駅に着きました。ここから余呉町のコミュニティバスに乗ります。
9時13分発で30分ほどで椿本に到着しました。
自転車などの準備は10分ほどで終了し9時55分頃出発しました。一寸街道の雰囲気です。木ノ本から今庄は40キロと長く、1日では無理なので椿坂まで歩いておいたのです。
それでも栃ノ木峠までの登りを含む25キロは長丁場です。
ここは標高292m、栃ノ木峠は570mほどです。すぐに国道365号線です。
1キロ一寸で旧道に入ります。現在の国道は椿坂トンネルに入るので、少しでも旧北国街道に近づこうということです。重い自転車を持っているとフェンスを越えるのも一苦労ですが、8キロなら簡単です。
旧道はなかなか良い感じです。車も通らず安全ですしね。代りに熊が要るかも。
椿坂峠に近づくと登りは急になります。でも舗装道路なら自転車もそう重くありません。
出発して1時間ほどで、標高500mほどの椿坂峠に到着しました。
峠の案内はありませんが、お地蔵さんが祀られていました。
ここからは下りですが、今度はスピードの出過ぎに要注意です。かといってブレーキばかりかけているとブレーキシューがすぐ減ってしまいそうです。5分ほど下るとトンネルを出た国道に合流しました。
ここからは基本下りです。快適です。
中河内の手前で一寸登りますが、その頂上付近に、小吟の冷水という美味しい水があります。
椿坂峠から中河内は3キロ程ですが、15分で到着しました。峠までの登りは4キロで標高差210m有ったのですが1時間で登っています。舗装道路だと登りのペースはそんなに落ちず、下りは3倍のスピードですね。
中河内から栃ノ木峠は4キロ、標高差は100m位の登りでしょうか。
50分ほどで到着しました。スキー場です。
横に栃ノ木峠の案内があり、ここで昼食にしました。12時10分です。
大きな栃ノ木がありましたが、かってはこんな大木が一杯あったそうです。
峠からは国道を下るのですが、かっては沢沿いに旧道があったようです。探してみましたが見当たりませんでした。12時35分頃出発しました。福井県に入ります。
下りはともかくスピードを抑えるだけです。それと道端の石仏や道標を見落とさないこと。板取の関跡まで5キロほどを30分ほどかけて下ってきました。
古来、近江から越前への道は、敦賀から木の芽峠を越える西近江路のみだったそうです。戦国時代、柴田勝家が北之庄に入ると、信長の居る安土への最短距離として栃ノ木越えルートを大改修し、以後はこの東近江路が主流となったそうです。それ以来この板取に宿場や関所が設けられた。
ここから木の芽峠に行く道が中部北陸自然歩道になっているようです。
ここから1キロ弱下の下板取に蕎麦屋さんがある。でも今日はお休みでした。
孫谷集落が13時38分。このままでは今庄に早く着きすぎるようです。
大門の集落に来て、そば道場を一寸見に行きました。14時です。
田圃の中を迂回して、再度国道を渡って合波の集落に入ると、雪囲いした家がありました。北陸なんだなと思いました。
今庄宿が近寄ってきましたが、宿に入るのは一寸早いので、付近を散策することにしました。写真上から、国道沿いの今庄駅付近、街道沿いの今庄宿入口付近の文政の道しるべ。
今庄宿の街並み、本陣跡、京藤甚五郎家、川端屋旅館付近
浄土真宗出雲路派の西念寺というお寺に行った。福井県には真宗の10派のうち4宗派があるんだそうです。
この額は松平春嶽公の筆によるもので、慈雲山でなく慈雲閣であるところも珍しい。
川端屋さんは、なかなか良い宿です。ご飯も美味しく、値段もリーズナブルです。
この日は鯖江から北国街道を歩いてこられた方が居て、いろいろ情報交換もできて有意義でした。明日は福井まで40キロ、頑張ります。
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