柳生街道2日目
2019年10月27日(日)
宿の朝です。朝食は付きませんが、朝粥が少し作っておいてありました。古民家の風情が残っていますね。
8時に宿を出て、徒歩15分ほどの朝ごはんの店に行きました。土日だけの営業だそうで、満席でした。
30分以上待って、ようやく食べられました。何の変哲もない朝食ですが、これが人気なのですね。600円。
9時20分頃店を出発しました。今日は滝坂の道を歩く予定です。
新薬師寺方面に向かう途中、昨日飲んだ地酒の蔵元が2軒ありました。
しばらく歩いていると「頭塔」特別公開の張り紙がありました。不勉強で知らなかったのですが、有名な奈良時代の石仏群の史跡だそうです。藤原広嗣の祟り云々は俗説とか。
春日大社宮司さんの職舎だとか、古い土塀、たわわな柿の木と古都の風情一杯の道を歩きます。
10時一寸前に旧柳生街道入口と書かれた旅籠の前に着きました。
この少し先にトイレがあり、その先は車行き止りの案内があります。そして道は砂利道に変わり、滝坂の道に入って行きます。10時10分頃です。
6~7分で一寸した広場に出ます。左に神社の参道がありますが立ち入り禁止です。この辺りの山林は春日山原始林とかで、道以外は立ち入り禁止です。ここで一寸小休止しました。
今日は日曜日で、一般ハイカーも多く、賑わっています。とは言え、人が居なくなると静寂が辺りを包みます。出発して10分も歩くと「寝観音」の看板がありました。探すと岩の裏側に彫られていました(汗)
その先2分で夕日観音です。これは上の方の岩に彫られています。夕日に輝くのでしょうか?
朝日観音までは、10分ほど登ります。実は観音菩薩ではなく弥勒菩薩と地蔵菩薩で、鎌倉時代の作だそうです。
朝日観音から13~14分歩くと休憩施設があります。
ここが首切地蔵で、荒木又右エ門が試し切りしたと伝わります。お地蔵様を試し切りなんてするでしょうか(笑)。
11時6分で、隣のグループはお握りを食べ始めました。実は我々、途中でお握りでも買おうと思っていたのですが、奈良市街というのはコンビニが無いんですね。とうとう手ぶらで滝坂の道に入ってしまいました。午後2時まで我慢です。
11時12分出発、20分ほど歩くと奥山ドライブウエーにぶつかりました。
右折すれば滝坂の道で、昨日の円成寺まで6キロです。左折すれば若草山まで3.7キロです。左折します。
すぐに春日山石仏群50mの案内があり、一寸見に行きます。この石仏は大仏殿建立の祭、石材を採掘した洞窟に、後から誰かが彫ったと言われています。18体あるそうです。
ドライブウエーに戻って若草山を目指します。11時40分です。ドライブウエーと言っても、世界遺産春日山原始林の中です。広い道ですが、路面は所々舗装されているだけで、両側は殆ど原生林で、樹齢数百年の木も珍しくないようです。
12時頃、鶯の滝分岐があり、そこに休憩所と世界遺産の石碑がありました。
所々、人工林が混ざりますが、春日大社の式年遷宮というか、社殿の立て直しの柱材を育成しているようです。これで100年位の人工林だそうです。
これは巨大な山桜。ここまで来るには何百年かかるでしょうか?
12時40分に若草山山頂駐車場に着きました。大型バスも入れるようですね。
5分で山頂広場です。奈良市街は眼下に。その向こうは生駒山ですね。京都方面も開けています。
鹿はたくさんいますが、立派な角を持った鹿が1頭いました。立派ですね。
広場の後方に鶯塚古墳があり、山頂より高いです。柳生方面は一寸無理ですね。
13時05分。山頂を後にします。そろそろ空腹で、反省会のシーンがちらつきます。40分で麓に降りてきました。春日大社の境内でしょうか?
奈良公園が13時55分。鹿も人も多くなってきました。
東大寺大仏殿辺りは大変な人出です。
14時15分頃、近鉄奈良駅近くの中華料理店に反省会の場を設けました。
皆さん、お疲れ様でした。結構、楽しかったですね。乾杯!!。
嗣
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