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2019年8月25日 (日)

和歌山別街道沿いの三重四国

今回は伊勢自動車道から紀勢自動車道が分岐する勢和多気インター付近の5ヶ寺を巡ります。この付近はいろんな街道が交錯する歴史街道の混雑地点です。それで今回はJR紀勢線の栃原駅で降りて、まず熊野古道伊勢路沿いにある77番千福寺を往復することにしました。

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それから引き返して、和歌山別街道沿いの75番神宮寺に行き、以下、近長谷寺、阿弥陀寺、円教寺と廻って、佐奈駅で終わる24キロ程度の行程です。一応今回も自転車を使いますが、心配は近長谷寺の山登りと交通の便です。

近長谷寺は標高230mほどの山の中にあり、過去2~3回来た時も苦しんでいます(笑)。それとJR紀勢線のダイヤです。

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佐奈駅の時刻表です。10時台の次は14時01分、それに乗り遅れると次は3時間以上無くて17時19分です(泣)。私は栃原に9時58分に着いて佐奈を14時01分で帰ろうとしています。

2019年8月24日(土)

佐奈駅に10時頃到着しました。

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今日の自転車は前回の20インチより小さく14インチです。20インチの重量13キロが重くて、新しく8キロの自転車を買ってみました。幼児用の自転車みたいで、これで走れるのか心配になりますが、時速12キロ位は出るので、今日は楽しみに持ってきました。

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10時8分頃駅を出発しました。すぐに左折して熊野街道方面へ走ります。5分ほどで街道にぶつかります。

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ぶつかった所に熊野街道の案内があります。

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ここを右折するのが熊野方面で、踏切を渡ったすぐに岡島屋さんという旅館があり、昔1泊したことがあります。

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76番千福寺は柳原観音と言う方が通りが良いでしょう。左折して国道42号線を渡ります。渡ると左にバイパスが出来ていますが、正面の県道709号が熊野街道です。

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10分弱で集落を抜け、バイパスとも合流した処に「お滝さん」の案内があり、熊野詣での旅人もここで疲れを癒したと書かれています。

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10時35分に柳原観音に到着しました。西国三十三札所や熊野古道でも有名な花山法皇ゆかりの寺院で「手引観音」とも呼ばれる古刹です。

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私も過去に3回ほどお参りしていますが、御朱印は初めて頂きます。

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10分ほどで千福寺を後にしました。街道に出ると、熊野古道の道標がありました。新宮まで146キロと書かれています。

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来るときは県道で来たのですが、街道はここで一寸右に分れます。街道に入るとすぐ元坂酒造という造り酒屋さんがあります。その本宅の建物は、なかなかのものです。

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所で、この辺りの熊野街道は宮川沿いに歩きます。またその宮川の対岸は熊野脇道と言う熊野街道のバイパスもあります。宮川はすぐ傍なのですが川面はなかなか見えません。これは、これから行く丹生大師の方から流れてくる宮川の支流です。

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11時10分頃、栃原駅の近くに帰ってきました。庚申さんが祀られています。

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栃原駅のすぐ前には川添神社があります。栃原の次の駅は川添です。昔の呼び名で日進地区と川添地区の祭神を明治になって、いろいろ合祀した神社だそうです。

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栃原駅を越えて川添神社の裏辺りに「助屋井戸」があります。説明では「松阪から熊野街道を歩いてきた」旅人の喉を潤したとあります。伊勢でなく松阪であることが注目です。熊野街道は伊勢路だけでなく「松阪道」もあったのです。

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さて次は和歌山別街道沿いの75番神宮寺へ向かいます。JR紀勢線の下を潜り、紀勢道の下を潜って丹生の里へ走ります。

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途中、写真のような道案内があります。右側の三ケ寺は多気町の名刹で。佐奈駅で降りて三ケ寺巡りをしたこともあります。なので、今回の5ヶ寺は、殆ど地図を見なくても走れます。

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11時40分頃丹生大師(神宮寺)に到着しました。大体予定通りで順調です。

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まずお隣の丹生神社にお参りしました。聖武天皇が大仏建立の祭水銀の産出を祈願されたというのが名前の由来です。

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神宮寺は弘法大師が高野山の前に七堂伽藍を建設したという由緒ある寺で、丹生大師の別名がある。その薬師堂の裏にこんな神様を見つけた。

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難しい漢字で、調べてみたら「ガンセン」で、白癬菌による皮膚病のことだった(笑)。現在は仁王門や登廊など改修の最中だった。

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ご本尊は十一面観音菩薩とか。

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参詣後、すぐ前の道の駅みたいな休憩所で、ベンチを借りて昼食休憩しました。12時15分頃、出発しました。ここは和歌山別街道です。

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神宮寺駐車場のすぐ先の角を右折していくのが和歌山別街道で、近長谷寺への道でもあります。

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伊勢道の下を潜って近長谷寺参道の下へ着いたのは12時半頃でしょうか。ここが勝負の分かれ目です(笑)。山登りは諦めて佐奈へ向かえば乗り遅れる心配はありません。あっ、そうそう。近長谷寺と円教院は現在無人なので、ご朱印は神宮寺で頂いてきたのです。だから、近長谷寺は登らなくても、以前行った写真が何枚も有るので、記事には困らないのです。

とは言うものの、折角なので登り始めました。自転車は押して行きます。平地は楽な自転車も、登りはその分重くなります。へたばりながら15分位で夕日ヶ丘展望台に来ました。

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遠く烏岳や局ヶ岳方面が見えているのでしょうか。そこから10分で駐車場です。そこに自転車を置きました。

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そこからは急登ですが5分ほどの登りで79番近長谷寺です。標高差130mほどの登りを30分ですか。まあまあですね(笑)。急いで写真を撮り、般若心経も唱えます。

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当寺院は勢和村丹生で産出された水銀で富をなした豪族の飯高氏が平安時代に建立したもので、重要文化財の十一面観音はじめ貴重な文化財も多いらしい。

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さて、急いで山を降りますが、14インチの自転車では急坂は怖くて走れません。恐々降りてきました。後50分少々で残り2ヶ寺、一寸無理な気がします。取り敢えず、和歌山別街道沿いを42号線方面に走ります。

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地元の人に教えられながら、13時35分に77番阿弥陀寺に着きました。ここも無人寺ですが、ご朱印は本堂の縁先に置いてあります。

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阿弥陀寺から見た近長谷寺への和歌山別街道方面です。

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13時40分に出て48分に円教院に着きました。今度は地元の人に道を尋ねることも無く、スムースに辿りつきました。

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ここは既にご朱印は頂いているので、参拝もそこそこに、42号線を渡って佐奈駅に向かいました。佐奈駅到着は13時54分。折りたたみ自転車を畳んで袋に入れるのに3分。14時01分には余裕で間に合いました。

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佐奈駅にはお店も自販機も無く、ご褒美はありませんでしたが、多気駅の乗り換え時間を利用して、ようやく喉をうるおすことができました。

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車窓では豊かに実った黄金色の田圃が広がっています。でも今日走った所では、殆どの所が稲刈りの最中でしたね。

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久しぶりに良い汗を掻きました。八十八ヶ所まで残り9ヶ寺です。

 

 

 

 

 

 

 

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