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2019年5月 6日 (月)

初瀬街道沿いの三重四国 名張周辺その1

連休前の4月25日、尾鷲の高峰山でふくらはぎの痛みで中途リタイヤ。その後も回復せず、これは筋肉痛ではなく、血管の病気らしいと思うようになったが、10連休中で医者も休みです。でもまあリハビリを兼ねて三重四国を少しあるくことにした。

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上の図を見てください。松阪から奈良県の初瀬をつなぐ初瀬街道です。今回はその名張駅から赤目口辺りを歩いてみました。10キロほどですが、なにせ足が痛く、通常の6割位のスピードでゆっくり歩いてみました。

2019年5月4日(土)

そう言えば令和最初のウオーキングですね。10時頃赤目口の駅に到着しました。

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上図の赤線が歩いた軌跡。青線は初瀬街道です。この辺では2重になっていますが、16年前に歩いたときは丈六寺の前の道を歩いています。

駅を出て右折、線路沿いに少し歩き、小川を渡って1本目の道を右折して近鉄の踏切を渡って、50番の宝泉寺を目指します。逆に左折していけば有名な赤目四十八滝で、今日もハイキング客が結構きていました。正面の山脈は名前も知りませんが、近鉄に乗っていても良く見る、穏やかな山並みですね。

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歩きだして30分弱、ようやく田圃を突き切ると宇陀川があります。それを渡るのが沈下橋でした。そばに水神さんも祀られていました。

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そこからすぐ国道165号線に登りますが、そこに名張市郷土資料館がありました。廃校した小学校の建物でしょうか。

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そのすぐ前が宝泉寺です。10時40分頃の到着でした。ご本尊は千手観音、室町末期の開創だそうです。

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10分ほどで出て引き返します。再度沈下橋(猪尻橋)を渡り、初瀬街道を東に向かいます。途中、田圃の中にお地蔵さんがあります。草鞋をお供えすると足の病が治るとか。草鞋有りませんが、私の足も治るようお願いしました。「しょうけ地蔵」さんです。

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小さな橋を渡ると、ここにも水神さんがありました。結構水害が多いのかもしれませんね。

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11時20分、丈六寺へ着きました。丈六と言うのは1丈六尺のことで、5m弱の大きさの仏像が、ご本尊の場合が多いですね。

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702年空海の創建と伝えられ、寺宝は五輪塔だそうです。ここは自分で御朱印を押しました。寺を出て少し街道を辿ると、やくよけ阿弥陀寺の址があり、その前に大きな道標がありました。右はせむろう道とか刻まれているそうです。下の写真が阿弥陀寺跡です。

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阿弥陀寺跡のすぐ東を左折し国道に向かいます。宇陀川を渡り、国道に出た所にファミマがありました。時間も11時40分を過ぎていたので弁当を買いに入りました。すると、イートインスペースも広かったので、ここで食べることにしました。台湾風まぜそばです。一寸ピリ辛がきつかったなあ(笑)。

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12時頃には店を出て、一寸国道を歩いた後、街道は旧道となります。風情もありますねえ。観世音菩薩と刻まれた供養碑です。

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それもつかの間、街道の右手はパチンコ屋になっていました。その駐車場の間に町石があり、弘法大師と刻まれています。そこを左折して登って行くと51番の無動寺があります。でも今の足の状態では登るのは大変です(泣)。

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登ること15分、ようやく無動寺に着きました。ここは空海自ら刻んだ不動明王がご本尊です。

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ここは結構地域の有力寺院と見えて、庫裏や本堂の新築に際し、寄付者名簿を見ると、何百万円の寄進者が何十人も刻まれていました。でも御朱印は自分で捺しましたが。少し下って左折し、12時45分頃、勝手神社の前を通りました。ここもなかなか由緒ありそうな神社です。

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街道に戻り名張駅方面を目指します。13時頃、宇陀川が青蓮寺川に合流する場所に来ました。

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その傍に大きな初瀬街道の道標があります。右はせなら道とか刻まれているそうです。

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二つ橋を渡って名張市街に入ってきます。川沿いから2本目を右折するのが初瀬街道ですが、その角に道案内がありました。

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でも私は、次の53番観音寺に向けて直進します。13時26分、観音寺に到着しました。真新しい山門です。

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ここは珍しく住職さんが出てこられました。お話によると、同じ三重県でも伊勢の国と違って伊賀の国は、真言宗のお寺が多いそうです。伊勢の国は浄土真宗、伊賀の国は真言宗ですか。そう言えば、三重四国でなく、伊賀四国八十八ヶ所がありますからねえ。

直ぐ近くに、神饌田があったのですが、どういう謂れでしょうか。

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最後に名張駅前の52番宝蔵寺です。ここも創建は古く、奈良時代ですが伊賀の乱で織田信長に滅ぼされ、その後、1580年代に再建されている。御朱印は自分で捺すスタイルでしたね。

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今日は足の痛みを刺激しないよう、ゆっくり歩いてみました。まあまあ10キロほど歩けたので、良しとしましょう。その足で大阪難波へ行って、友人のOさんと一杯飲みました。

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帰りの近鉄の中でも一杯やって、自分にご褒美をあげました(笑)。

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お疲れ様でした。

 

 

 

 

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