初瀬街道沿いの三重四国 その2
連休最後の日に、また足の痛みを押してでかけました。今度は桔梗が丘駅から名張駅です。
2019年5月6日(月)
朝9時10分頃、近鉄桔梗が丘駅に着きました。目指す56番弥勒寺までは3キロほどあります。今日は足痛もあるのでバスにしました。下の図で青線部分はバス移動です。
9時39分のバスで田原まで乗り、そこから10分一寸歩くと56番弥勒寺です。奈良時代の創建で、一時は大伽藍を有する寺院だったそうです。現在は昭和54年に改築された本堂のみがあります。
本堂前で心経を詠んでいると奥さんが出てこられ、本堂の仏像拝観をしませんか、写真を撮ってもいいですよ、と弱い所を突いて誘われた(笑)。なかなか仏像の写真を撮らしてもらう機会は無いので、喜んで拝観した。500円。
上は本尊の薬師如来、下は右から増長天、聖観音、弥勒菩薩、弘法大師。
そして、全国どこの山に登っても祀られている、修験道の開祖役行者。前鬼は完全な姿だが後鬼は部分的にしか発見されていないそうです。なかなか、こんな近くで撮影はできません。
バスが1時間に1本なので、ゆっくり東田原まで歩いて乗りました。桔梗が丘駅は通り過ごして、次の長慶寺に近い蔵持でバスを降りました。この辺りも、初瀬街道の別道が通っていたようです。
上の写真の信号を左に入って行くと道案内があります。
長慶寺は18世紀前半の創建なので、比較的新しい寺ですね。地元の人の熱意でできた寺だそうです。芭蕉も訪れたそうですが。
そこから坂を下って緑が丘団地の中を通り、名張川を渡ります。
渡ってしばらく歩くと、今度は梅が丘団地の侵入道路があります。その道路の右側に杉谷神社、左側に54番蓮花寺があります。杉谷神社はこの地域全体の神社を統合合祀してできた神社で、菅原道真など多くの神々が祀られています。
蓮花寺は平安時代創建の古刹で、ご本尊が大日如来から十一面観音に変わっている。その旧本尊の大日如来も現存し貴重な文化財だそうです。
次の番外4福楽寺は無住職で、御朱印は蓮花寺に有るという情報でしたが、蓮花寺さんに訊くと福楽寺に有ると。福楽寺までは地図上で見ると1.5キロほどですが、実際来てみると団地ははるか上の丘に有ります。この坂を登るのかと悲観していたら、蓮花寺の前にバス停があり、しかも時間もぴったり。喜んで乗りました(笑)。
12時21分に団地の西の端でバスを降りました。懐かしい風景が広がります。
福楽寺までは10分ほどでした。11世紀の建立で大江氏の氏寺であった。元来お寺は檀家寺ではなく、個々の氏族が自分の氏寺として建立するのが普通であったそうな。それではなり立たなくなって、地域住民の檀家寺に変わったのだとか。
今日はこれで終わりです。引き返して梅ヶ丘団地です。12時40分頃。先ほどの駅へは行かず団地中央を歩いてみました。でも適当な昼食場所は見つからず、団地の東口でバスに乗りました。名張駅到着が13時10分頃です。
駅前に良さそうな食事処がありました。賛急屋さんです。
入ると酒のあてが冷蔵ショーケースにずらり、とてもランチは頼めません(笑)。お昼から一人で小宴を開きました。
値段もリーズナブルで名張へ来る楽しみが増えました。
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