和歌山街道
和歌山街道と言うのは三重県側の呼び名です。下図のように松阪から飯南・飯高を経て高見峠を越えて奈良県の吉野に入ります。
吉野からは紀ノ川沿いに五条・橋本・岩出などを経て和歌山に至ります。
和歌山側からは大和街道とか伊勢南街道とか呼ばれたようです。
15年前に松阪から吉野までは歩いています。それで今回は吉野から和歌山まで75キロほどを二泊三日で歩くことにしました。
15年前の記録はホームページでご覧ください。
2019年4月9日(火)
初日の今日は近鉄で大和上市駅に9時20分頃到着しました。今日は橋本まで25キロ程を歩きました。
大和上市駅から国道169号線に降りてきます。向こうは吉野川です。和歌山県に入ると紀ノ川と名前が変わるようです。
国道169号線は東熊野街道とも呼ばれ、大台ケ原と大峰山脈の間を南下する私の好きな道です。
歩いた軌跡です。
国道に降りてすぐ少し旧道に入りますが、すぐまた国道に出てきます。
国道歩きで歩道が無いと、安全確保で付近の景色が見られませんが、ここは川沿いに歩道があって安心でした。
25分ほど歩いて美吉野橋を越えた所に、柳の渡し跡がありました。
ここは美吉野橋ができるまで、吉野川の南北対岸を結ぶ渡しが有った所だそうです。
やはり15年前、大峰奥駈道を歩くとき、スタート地点は六田だと聞いていました。
でも結局六田の何処かは探らず、吉野神宮からスタートしてしまいました。本来はここが起点ですね。
辺りの桜は今が満開です。
越部駅を越え、土田の交差点で下市口への旧道に入ります。10時36分でした。
15分ほど歩くと、下市口の駅前通りに来ました。ここにはかのこやさんという食堂があって、
大峰奥駈道完歩記念に、一杯飲んだ思い出の街です。でも今かのこやさんは、昼だけの食堂に代わっているのは残念です。
11時頃、国道は169号線から370号線に代わります。ここからは一寸交通量も減るようです。
11時12分頃、街道は右に国道と分かれました。
入ると街道は中吉野木材市場の真ん中を通ります。吉野杉は有名なので、まだまだ市場は活況なのですね。
11時半過ぎ、街道はまた国道と合流しました。ここではまだ吉野川です。
そしてすぐにまた左に国道と分かれます。旧道歩きは大歓迎です。
この辺り、街道は国道と出入りを繰り返しながら、宇野峠に向けて登って行きます。
峠と言っても標高は200mほどで、登りも50mほどでしょう。
12時15分には峠を越えました。
一寸下った12時20分頃、小さなお稲荷さんがあって、そこの傍で昼食弁当としました。
12時50分頃、昼食休憩を終えて出発しました。後は五条に向けて下って行きます。
10分弱で宇智川を越えました。
13時15分、国道24号線に合流し、しばらく国道を歩きます。
13時27分、今井町交差点で国道から分かれて五条市街へ入りました。
ここで一旦終わって、五条市街から後は後半に移ります。
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