位山官道(東山道飛騨支路)
昔、大宝律令(701年)の時代に官道が整備されました。地方の国府と中央政府を結ぶためです。その一つに東山道(後の中山道)もできました。
さらにその東山道から岐阜で分かれて、飛騨国府へ行く道も整備されました。
それが東山道飛騨支路です。
地図を載せましょう。下部の茶色が東山道、赤線が近代の飛騨街道、青線が東山道飛騨支路です。
そして今回私が歩いたのは、図の上部、高山から 飛騨萩原までです。
この間の飛騨支路は位山官道と呼ばれ、急峻な位山峠1090mを越えるのが難点でした。
16世紀後半(秀吉の時代か)、飛騨の国主金森長近が今の飛騨街道を開いたため、位山官道はすたれました。
さて、下図を見てください。高山から歩き始めると飛騨一ノ宮で国道41号線と分れ、位山峠を越えます。そして上呂までで36キロ位です。それで1日では無理なので、当初は16キロ地点の旧民宿で1泊するつもりでした。でも廃業で困ってしまいました。周囲の宿泊施設をいろいろ当たりましたが、すべてその日は駄目でした。
結局、民宿近くの分岐から久々野駅まで5キロ歩いて、高山に引き返して宿泊、翌日また久々野駅からスタートすることにしました。10キロ余分ですね(泣)。

なおコースの見所は、苅安峠手前の旧道の石畳、そして位山峠を越えた所から2箇所の旧道の石畳です。
心配事はアララギ湖以南の下呂市側は全面通行止めと言うことです。
歩行者は大丈夫ということを信じて出かけることにしました。
心配事はアララギ湖以南の下呂市側は全面通行止めと言うことです。
歩行者は大丈夫ということを信じて出かけることにしました。
さあ出発しましょう。
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