2018年10月31日(水)
ワンゲル同窓会の皆さんと別れて、朝9時半頃高山に帰ってきました。
国分寺通りの二之町から出発することにしました。上二之町に入ります。
電線も地中化された古い街並みです。

地図を掲載しましょう。古い街並みは国分寺通りを境に、南側は上三之町とか上が付きます。宮川の上流と言う意味でしょうね。

街道の基点を高山陣屋に置くとすれば、まだこの辺りは越中街道ですね。
突き当りが旧高山町役場です。

右折して赤い橋で宮川を渡ると高山陣屋跡です。朝市も開かれています。9時47分です。

陣屋の前を北上するのが多分街道でしょう。もう1本宮川寄りの道かもしれません。
市街地に入った場合、どれが街道と特定するのは無意味かもしれませんが。
銅鉛貫目改所跡なんてのもありました。
高山市指定の黒松です。昔から街道沿いに有ったのでしょうか?

10時頃、宮川沿いに出ました。高山市内を流れるこの小さな川も、富山に入って神通川になる頃には立派な大河になっています。

10時25分頃、国道41号線に出ました。

この辺り石浦町と言って、東山道飛騨支路の最後の宿駅が置かれた所です。宿駅は16キロ毎に置かれたそうです。飛騨国府が何所に有ったか、高山市と飛騨国府町で争っているそうですが、宿駅の位置からすると高山までは4キロほど、一寸近すぎるような(笑)。
11時頃、一之宮町に入りました。

位山らしい山が霞んでいます。今日は雨かな。

11時15分頃ローソンが有り、一寸トイレをお借りしてから国道を左に分かれました。
すぐ巡礼供養塔がありました。

目指す飛騨一之宮水無神社です。

道沿いの宮川支流は梅花藻があるようです。

11時半過ぎ、水無神社に到着しました。この旅の無事を祈って参拝しました。

境内には様々な銘木があります。その境内の外に、今回初めて位山道の道標があり、それに従って右折します。

国道を越え、県道98号線に入ります。98号線が位山峠を越えて上呂まで続いています。
でも通行止めです。歩きの人間は大丈夫だろうと行くわけです。

高山線の踏切を渡り、少し行くと、右手の 公民館に地域の案内図があり、そこに位山道が載っていました。初めての地図で目標がようやくはっきりしました。11時55分です。

一寸遠回りしましたが、目標の位山道道標に12時20分到着しました。

5分ほど登ると98号線に合流しますが、その直前を左折するのが街道のようです。

入口にも道標があります。

これが1200年以上前に敷かれた石畳かと思うと感無量です。

6~7分歩くと県道を横断します。そこに位山道の説明もあります。

ここからしばらく石畳が続きます。

よく残っていると感心します。16世紀後半に飛騨街道が開かれて、余り通られなくなったのが幸いしているのでしょうか。

横断して10分歩いた頃、昔の休憩所がありました。

更に10分一寸12時55分に県道に出ました。今日の旧道は終了です。

そこから 12~13分歩くと苅安峠 900mです。

峠には何の案内もありませんが、その辺りは道の駅モンデウスです。位山も見えます。
冬はスキーリゾートです。でも今日は定休日でがらんとしています。ここで20分弱、昼食休憩しました。

13時27分に出発し、紅葉の県道を下って行きます。

途中に位山道の案内がありました。どこまで、どのように続いているか判らないので、今回は止めました。

13時50分に455号線との分岐に着きました。この辺りの標高は800mほどのようです。

本来は、この先の民宿で泊まる予定でしたが、廃業なので今日は5キロ離れた久々野駅まで歩きます。この辺りリンゴの産地なんですね。

途中にタクシー会社が有ったので、明日朝7時半に久々野駅に来てくれるよう頼んで、3時5分に駅に着きました。3時10分の列車で高山へ帰りました。
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