2018年5月8日(火)
今日は打保駅から飛騨細江駅の26キロ程を予定しています。
高山を7時40分の列車に乗ると打保駅着が8時33分です。
26キロを7時間程度と仮定すると、飛騨細江着は15時40分頃となります。
飛騨細江の時刻表は15時53分でぎりぎり間に合か否か、際どいですね。
今日は友人のSさんと待ち合わせているので、次の列車では間に合わない。悩むところです。

迷った末、安全のため1本早い5時31分に乗り、6時11分に打保駅に到着しました。

駅を出るとすぐ発電所がありました。この宮川沿い、小さな発電所が多いですね。
しばらくは歩道の無い国道歩きですが、交通量も少ないので助かります。

歩き始めて37分、6時57分に最初のトンネルです。成手トンネルというそうです。

ここは左手の旧道を行く予定ですが、しぶとく通行止めです。 でも気にせず進みます。

特に問題は無く、20分ほどで通り抜けました。

7時25分頃、続いて大瀬トンネルです。勿論ここも旧道です。

ここも特に問題なく、尾根を回り込むと、JRと国道の上を通ります。
新緑が鮮やかで、気分も上々です。


国道が、もう一つ短いトンネルを潜った所で合流しました。7時53分でした。

25分ほど歩道の無い国道を歩くと、次の集落です。

ここは種蔵と言って、棚田と板倉が有名で、人気の民宿が有ると後で知りました。

更に30分、人通りは勿論、車もまばらな国道を歩くと、国道は宮川新大橋とかで対岸へ渡ります。旧道はその橋の下を潜りますが、ここも例によって通行止めです。


しばらく川沿いにあるくと、こんな立派な橋もできていました。何故、通行止めなのか理解に苦しみます。

20分一寸で牧戸の集落に入りました。直前に冬季通行止めの看板がありました。冬季?
牧戸の集落ものどかな佇まいです。

六地蔵のお堂から25分ほどで坂上駅です。駅周辺には洞泉寺などがある数十戸の静かな集落です。15分ほど休憩しました。

9時55分頃駅を出て、また発電所があるなと思いながら20分ほど歩くと、何か説明板がありました。読むと、この辺り「嫁ヶ淵」と言って、大蛇伝説があるとか。

10時半頃長い洞門に来ました。
しかも工事中片側通行です。監視員に付き添われて抜けました。

ようやく洞門を抜けると、今度は岸奥トンネルです。これは珍しくトンネルを入ってから、旧道への出口がありました。10時38分。

20分ほどで旧道は終わりました。終わって10分ほど歩くと、平成16年台風23号の実績浸水線がありました。凄いですね。

11時15分に橋を渡り角川駅に向かいました。ここにも大門旅館、そら旅館と二軒も旅館がありました。こんな寒村に二軒も営業できるのでしょうか。

玉屋食堂というのが有ることも知っていましたが、開いているか不明なので、弁当を持ってきました。 11時20分、角川駅に到着です。

駅の線路の向かい側に角川神社というのがあります。駅の待合室をお借りして昼食休憩しました。

12時までのんびり休憩して出発しました。すぐ橋を渡って国道に合流します。
20分ほど歩くとサワグルミの大木がありました。

更に20分ほど歩くと、檜ヶ淵という弘法大師伝説の淵がありました。またこの付近の難所を私財を投げうって改修工事した打保村久右エ門の話もあります。
檜ヶ淵から12・3分は新緑を楽しみながら国道歩きです。
次のトンネルは野口トンネルですが、ここの旧道は珍しく通行止めではありません。

関西電力角川ダムという小さなダムを越えて、25分ほどで国道です。
更に15分ほどで、今度は国道41号線が合流してきます。
13時40分に41号線に入りました。

合流から15分、13時55分に飛騨細駅に着きました。歩き始めて7時間半です。
次の高山行列車は15時53分ですが、電車を1本遅らせていると、到着が16時10分頃になっていて間に合っていない、早朝出発は正解だったなと思いました。

それにしてもまだ2時間あるので、次の杉崎まで歩くことにしました。杉崎までは2キロほどです。 25分ほど歩くと、国道は右に分れて行きます。

10分ほど旧道を歩くと、細江歌塚というのがあり、そのすぐ近くが杉崎駅です。


近くに酒屋も無いし、 時間もまだ1時間一寸あるので、3キロほど先の飛騨古川まで歩くことにしました(笑)。

最近では30キロを越えて歩くようなことはしないようにしていますが、今日は特別です。
すぐに大歳神社というのがあります。

駅から10分ほどで街道は右に分かれます。

行真という辺りを通って、飛騨古川の古い街並みに入ってきます。

駅から35分、15時20分頃本光寺に突き当たります。本堂は飛騨で最大の木造建築だそうです。

街道はここを右折ですが、今日はここまでとして、左折して飛騨古川駅に向かいます。
15時25分には駅に着きました。

16時1分が高山行なので、一寸一杯と思ってコンビニか酒屋さんを探しましたがありません。駅に売店も無いのです。必死で探したら、Aコープ古川店が見つかりました(笑)。
そこで缶ビールを調達して、なんとかしのぎました。
夜は高山在住のSさんと歓談しました。

高山ラーメンは有名ですが、やはりそばより中華そばが子供の頃から風習だったそうです。〆はやっぱりラーメン屋さんにいきました。

ホステルに返ったらバーがありました。折角なので一寸一杯飲んで寝ました。
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