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2017年11月16日 (木)

萩往還初日

2017年11月9日~11日の2泊3日で萩往還を歩いてきました。

萩往還は山口県を萩から防府まで、つまり日本海側から瀬戸内海側へ縦断する街道です。

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長州藩のお殿様毛利氏が参勤交代などの場合、居城の有った萩から山口を通り、船着場のあった防府へ来て、そこから船で大阪へ向かったようです。

幕末には薩長連合を進めるため坂本龍馬や勤王の志士達も往来した道だったと思います。

萩の城跡公園から出発した場合、佐々並までが20キロ、山口駅付近までが37キロ、防府駅付近で56キロ、終点の三田尻御船蔵跡までで59キロといったところです。

初日は佐々並の林家旅館を予約しています。

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朝7時20分頃宿を出ました。

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参勤交代の行列は、まず中の総門を出て御成道を通り、札場で右折して萩往還に入ったでしょう。

中の総門です。

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御成道は現在商店街のアーケードを通ります。

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唐樋札場跡です。7時50分でした。

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20分ほど萩駅方面へ直進すると左手に金谷天満宮があります。筑前の太宰府天満宮を勧請しています。またここは城下町の出入り口である大木戸があったそうです。

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5分で萩駅で、ここを左折します。

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萩駅から10分弱で旧道に入ります。この辺が迷いますが、よく探すと道標があります。

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入ってしまえば一本道で、迷うことは有りません。10分ほど歩くと大屋の辺りで橋を渡ります。

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渡って10分ほどで涙松遺跡と吉田松陰の歌碑があります。ここを過ぎると城下が見えなくなるので涙した松があったそうです。8時47分です。

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9時頃枷坂(かせがさか)一里塚に着きました。東海道や中山道の一里塚は土盛りですが、ここは石積みなのが珍しいですね。

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更に10分ほどで石の地蔵さんがありますが、ここは昔刑場があったそうで、日本で初めて女性の死体を解剖した場所でもあり、その供養の地蔵さんだそうです。

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そこで車道に出ると、そこは道の駅萩往還です。地下道で反対側に渡ります。9時10分で15分ほど休憩しました。

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出て、ガサゴソと灌木を潜り、10分で枷坂の駕籠立場、更に5分で鹿背隧道を潜った所に出ます。

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石畳を歩き、烏帽子岩を見て、小さな小川を石橋で渡ると開けた場所に出ます。萩から8キロほど、明木川の堤防に入ります。9時53分でした。

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堤防を8分歩くとお地蔵さんがあります。

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すぐに道路の下を潜ると明木橋と吉田松陰の説明があります。

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10時20分頃、明木橋を渡って明木の集落に入りました。ここは明木市(いち)と言って、宿場町だったそうです。

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乳母の茶屋は現代の交流施設でした。10時半頃、案内に従って左折、一升谷に入ります。ここから4キロほど、だらだらと登りが続きます。元気をつけるため煎り豆を食べながら登ると、ちょう峠に着くまでに一升食べるからだそうです。

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案内から1時間、11時半頃8合目半辺りで街道は右に分かれます。ここから一寸上り坂が急になりました。

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10分一寸で峠です。標高は346mと読めます。

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2.3分下ると集落が見えたので、降る前に昼食にしました。20分ほどで昼食は終わって、12時08分出発しました。

道路の下を潜り25分ほど歩くと東屋があり、その傍に展望台がありました。

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12時40分に国道です。

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12時47分国道から離れます。落合の石畳の上を歩きます。13時また国道と合流、また7分で分かれます。また石畳があります。

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13時18分、石橋を渡り、千持峠に向かいます。
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峠と言っても小さな峠で、10分で着きます。ここを下ると佐々並です。10分一寸下ると佐々並の集落が見えてきました。

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佐々並川を渡って林家旅館に着いたのは13時50分でした。店も閉まっていたので、お向かいの交流施設に荷物を預け、もう少し歩いておくことにします。

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佐々並も佐々並市と言って宿場町で、街並み保存地区になっているようです。

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国道に向けて登って行くと一里塚跡がありました。
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14時に国道と合流し、しばらく国道を歩きます。14時20分に大迫口バス停を通過、23分に右に分かれました。でもすぐに国道に戻って中の作のバス停が14時35分でした。

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ここを左折して街道に入ります。5分で休憩所があり、その傍に日南瀬(ひなたせ)の首切り地蔵さんがあります。

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14時45分、県道にでました。

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ここより先は歩いてもバス停から遠ざかるばかりなので、ここで終わりました。国道に引き返して、バスで佐々並に帰りました。

林屋旅館さんは豆腐料理屋を兼ねていて、値段もリーズナブル、食事も美味しくて、お勧めの宿ですね。

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