中山道 木曽福島宿~塩尻その1
2017年10月7日(土)
山歩会仲間との中山道歩き最終回です。
今回は1泊2日で木曽福島から塩尻まで45キロほどを歩きます。
この辺りからは木曽義仲が育った所で、巴御前などの史跡も多い所です。
今回は木曽路フリー切符というグループ切符を使いました。
この切符にはタクシー券4千円分とお土産券2千円分が付いています。
車内で検討の結果、タクシーで宮ノ越駅まで8キロほどを行く。その節約した時間でいろいろな史跡や施設を見学しようと。
木曽福島にはいろいろ見所はありますが、見学は関所跡にしました。
江戸時代の4大関所で、谷底の町と言われる木曽福島の地形を生かした重要な関所です。
次い宮の越駅へ向かいました。途中、原野駅付近に義仲を養育した中原兼遠の墓がある林昌寺がありますが、パスしました。
宮ノ越駅の近くに義仲館があります。義仲の生涯を描いた絵画や資料がいろいろ展示されています。
倶利伽羅峠の合戦の図ですね。
次にすぐ近くの義仲の菩提寺、徳音寺へ行きました。義仲の御霊屋と巴御前
義仲の墓があります。巴御前や今井兼平などの墓も並んでいます。
見学を終えて、中山道歩きをスタートしたのが10時50分でした。
21キロの予定が14キロになり、1時間ほど予定より早くなりました。
実は今日の行程が、最後に鳥居峠を越えて奈良井宿に着くので、短い秋の日で、暗くなると嫌だなと思っていました。でも1時間早くなったので、もう安心です。
20分ほどで巴淵に到着しました。巴御前は、ここに住む竜の化身だったと言われています。一寸早いですが昼食休憩にしました。
11時40分に出発しました。10分ほどでコンビニがあり、その前が山吹トンネルです。
トンネル歩きは嫌なので、通行止めの旧国道を歩きました。
10分一寸で国道に戻り、15分ほど歩くと吉田の洞門の手前に来ました。
自然歩道の道案内では洞門を避けて廻り道することになっています。
でも皇女和宮の一行がここを通ったとき、洞門を高巻く道を、何日も何日も通るのが対岸の村から見えたと伝わっています。つまり、旧中山道は洞門の上を通っていたわけです。
その道を探すことにしました。
でもその道は草に覆われ廃道のようでした。已む得ず諦めて、それでも旧道に近い洞門の横道を行くことにしました。
道探しで15分ほどロスしましたが、1時間短縮しているので余裕です(笑)。
洞門から30分ほどの国道歩きで、藪原宿への入り口です。上高地方面の案内です。
線路を潜るとすぐにD51の展示があります。一里塚跡です。
藪原宿に入って行きます。ここはお六櫛の名産地です。結構高いそうです。
女の命ですから、細かくて強い良いものが必要なんですね。
ここの酒屋さんでお土産券で地酒を買いました。
その一寸先の
造り酒屋さんの前で右折して鳥居峠の登りに入ります。
13時30分を一寸過ぎていました。
線路を潜って左折、線路に沿って歩いて行くと、自然に鳥居峠の道に導かれます。
15分ほど町中の急坂を登ると車道と交差し、ここからは森の中の登りになります。
10分ほど森の中を歩くと、熊避けの鐘があり、ここからは急な登りになります。14時。
測候所経由は止めて20分ほど登ると、丸山公園への案内があります。
その道のすぐ上が東屋の展望台です。藪原宿を望む絶景です。
さらにすぐ上が旧鳥居峠です。14時30分です。
更に10分で御嶽神社です。
そこから
現在の鳥居峠で峰の茶屋までは素晴らしいトチの木の群落です。
14時52分、峰の茶屋跡に到着し、15分休憩しました。この辺りから雨が激しく降ってきました。
雨は降っていますが、後は下り2キロで奈良井宿に着きます。全員、元気に峠道を降りました。
15時48分、無事に奈良井宿入口の鎮神社に到着しました。
この季節、もう1時間遅いと薄暗くなるので、この時間到着は必要かもしれませんね。
奈良井宿はやはり観光地で、他の宿場には見られない観光客が大勢います。
16時過ぎ、宿の端のほうにある民宿に到着しました。お疲れ様でした。
藪原で買った地酒とEさんが持ってきてくれたワインが今夜の楽しみです。
民宿には外人さんも泊まっていました。
明日への英気を養うため、宴会は最良の薬ですね。
明日も頑張りましょう。
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