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2017/04/08

マレーシア2

初めてマレーシアを訪れてから30年の月日が流れて、20世紀から21世紀に変わる頃、私はまたマレーシアのジョホールバルに工場を建設する仕事に付いていました。

でも今度は合板でなくグレーチングでした。グレーチングとは下の写真の製品で、鋼材を格子状に溶接し亜鉛メッキしたものです。道路の溝蓋や工場の床などに使われます。

Photo

ジョホールバルというのは下図のように、マレー半島の南端、シンガポールと接しています。

Jpgc_2

シンガポールの港も近く、人口や周辺の開発も進んでいて工場建設には良い所です。
マレー半島の場合、ジョホールバルからマラッカを経てクアラランプールに至る西海岸は、日本の表日本と同様開けています。

逆に東海岸のメルシンからトレンガヌに至る地方は裏日本以上に開けていません。
なので、我々が東京のマレーシア工業開発局のような場所に工場申請に行くと、「なんとかメルシンに作って貰えませんか。そうすれば税制など優遇措置はいろいろあります」と薦められたものです。

でも、結局、製品の積出港、原材料の調達、協力工場の有無など、あらゆる面で不利で実現せず、ジョホールバルに工場建設したのでした。

それが現在に至っています。

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