廃村大平宿の囲炉裏生活
2015年6月27日~28日
過って、木曽谷の妻籠宿と伊那谷の飯田宿を結ぶ街道がありました。
大平街道と呼び、その中ほどに大平宿がありました。
標高差900mの大平街道は冬は積雪で通行は困難でした。
昭和30年には、少し南側に清内路トンネルが開通し、国道256号線は清内路に移りました。
昭和45年には大平宿は集団移転に寄り廃村となりました。
でも大平宿を残す会が発足し、体験宿泊を通じて保存を図っておられます。
ということで、やまびとの仲間たちと、ここで一泊して近くの兀山1636mと夏焼山1503mに登ることにしました。
まず飯田市役所の近くにある守る会のお店で鍵を受け取ります。一人2300円です。
近くのスーパーで買い出しして、大平宿へ向かいます。まきは守る会で売っています。500円かな。
30分強の走りで大平宿に到着です。
我々は9名で、下紙屋という民家を借りました。
火事で焼失して10何年か前に再建された、新しい民家です。水洗トイレです。
雨が降ってきたので、山は止めて室内でDVDを見たりして楽しみました。
3時半頃から夕食の支度に入りました。囲炉裏での料理は蕎麦仕立てのきのこ鍋です。マトンの焼肉も作りました。囲炉裏の煙で涙を流しながら奮闘しました。
お蔭で、美味しい料理と美味しいお酒に恵まれ、夜中まで楽しみました。
翌朝は5時起床、今度は釜戸ご飯に挑戦です。
水加減に苦労しながら、なんとか食べられるご飯が出来上がりました。
木曽峠(大平峠)は標高1350mほどで7時20分頃到着しました。準備体操を済ませ、25分には出発しました。
まず、兀山に向かいます。
標高差は300mほどですが、朝一の急な登りに息が切れます。
ギンリョウソウが結構咲いていました。
1時間で山頂です。遠くの山には一寸雲がかかっています。風が強く寒いので5分で退散しました。
9時25分に峠に降りてきました。一寸休憩して、9時半に夏焼山に向かいました。
10時前には夏焼山の頂上です。はるか中津川方面でしょうか、街並みがみえていました。
10時45分位は大平宿へ戻ってきました。
残り物をすべて使って昼食を作りました。
その後飯田で鍵を返し、昼神温泉の立ち寄り湯に行きました。
囲炉裏生活は人間の燻製を作るようなもんだからお風呂は必要条件だそうです。
楽しい2日間でした。
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