自転車で初詣 津島神社
正月三ヶ日は家で大人しく飲んでいたので、4日は初詣に出かけることにした。
最初、養老鉄道で揖斐まで行き、谷汲山と横蔵寺へ行こうと思っていたが雪が残っていそうなのでやめた。
それで近くの多度神社か津島神社と思ったが、直接往復では近すぎるので、中堤を走り、馬飼大橋でUターンして津島神社へお参りすることにした。
まず我家から北上して船頭平閘門に出ます。小パナマ運河とも言われますが、こちらの方が古い。
木曽川と長良川を繋ぐ運河です。
そしてすぐ木曽三川への橋にでます。河口から13キロ地点位です。
ここから先は堤防管理道路で一般車は走らないので自転車天国です。
右が木曽川、左が長良川です。長良川には冬鳥が一杯浮いていました。
長良川の向こうが養老山脈で、今月8日に縦走するつもりなので、雪の様子を確かめます。
まだ残っているようですね。アイゼンは要らないけどスパッツは有った方が良さそうですね。
管理道路の堤防を10キロ走ると東海大橋です。でも堤防から橋には入れません。
東海大橋から2キロほどで管理道路は終わりです。
そこに木曽三川の明治の改修の説明があります。
薩摩藩士の多くの犠牲の元に行われた宝暦の治水後も、まだまだ水害が防げず、オランダ人技師のデレーケを招いて根本的な改修を行い、そのとき前述の船頭平閘門も作られたとあります。
ともかく、国家の大動脈である東海道が、毎年水害で通れないようでは、国の威信にかかわるので、このような大工事が行われたのでしょう。
一寸先で馬飼大橋があり木曽川を渡ります。
この辺で我家から20キロ位です。橋を渡ってしばらくして右折、10キロほど南下すると津島神社です。
1月も4日ですが、まだまだ初詣の人は多く、神社付近は車が渋滞して動きません。
その点自転車はすいすいです(笑)。神社の境内は「茅ノ輪くぐり」とかに長蛇の列です。
私は横からお賽銭を上げて今年1年の無事を祈りました。
天王川公園の縁を通って3キロほど南下すると佐屋です。ここには江戸時代「三里の渡し」がありました。
通常、江戸から上って来た旅人は熱田の宮から七里の渡しで海上を桑名に向かいました。
でも、船の嫌いな人もあったし、ここまで尾張を通って歩いて来て、ここからは木曽三川に橋が無いため、仕方なく渡し船に乗ったのでした。これを佐屋海道と言います。ここから桑名は3里でした。
さらに国道1号線の尾張大橋に向けて南下します。
丁度お昼時になったのですき屋に入りました。吉野家は牛丼を値上げしましたが、ここはまだ270円で据え置いています。深夜の一人勤務で話題になりましたが、今度は値上げしないで話題になって欲しいですね。
でもまあお正月なので「すきなべ定食?」を頼みました。680円です(笑)。
すぐに国道1号線の尾張大橋の袂にでますが、佐屋の三里の渡し跡を見たので、「ふたつやの渡し跡」を見に行きました。
明治5年に新東海道が制定され、佐屋海道でなく、今の国道1号線が東海道となり、ここ弥冨から長島へ渡しが作られ、ふたつやの渡しとしてメインルートになった。
ちなみに木曽川の尾張大橋が完成するのは昭和8年で、それまで「ふたつやの渡し」は存在した。
尾張大橋を渡った長島に明治に建てられた東海道の石碑がある。
そして長島から桑名へ渡る伊勢大橋が完成したのは、翌昭和9年で、ようやく陸路で尾張の国から伊勢の国へ繋がったことになります。
今回の初乗りは44.5キロでした。
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