神宮125社の参拝を終えました
2013年9月27日
10月2日に行われる式年遷宮の前に125社の参拝を終えようと思っていたので、出かけてきました。
2月27日の志摩磯部の伊雑宮を最初に、自転車や車、歩きも使って7回目でした。
伊勢市駅で降りると外宮への参道はいろいろ綺麗になっています。
全国?の器を集めたテーマ館や食事処・休憩所などが出来ていました。
伊勢参りは庶民の憧れですが実際はなかなか難しい。それを叶えたのが犬の代参だそうです。
柄杓を背にした犬が代参したそうですが、どうやってしたのでしょうね。
外宮は前回訪れたのですが、四到神(みやのめぐりかみ)の写真を写しそこなったので、再度出かけました。
何か行事が行われているとかで、一時通行止めでした。
内宮の宇治橋の反対側、駐車場の奥にお社が3つあります。
まず饗土橋姫神社(あえどはしひめ)です。
饗土橋姫神社の右手にある参道を少し行くと津長神社です。新川神社・石井神社がご同座されています。
いずれも川に関係する神様のようです。倭姫命が川を溯上してここに上陸されたという由緒ある場所です。
逆の左側の参道を少し登ると大水神社です。こちらも川相神社と熊淵神社がご同座されている。
大水神社と言いながらご祭神は大山祇御祖命という山の神です。豊かな山は豊かな水が有ってこそというのが名前の由来とか。
ところで、神宮125社では無いが、饗土橋姫神社の奥に合格神社というのがあるので一寸お参りしてきました。
尾崎愕堂を祀っています。ただ、参道は道なき道になり、社殿も荒れ果てていました。お世話する人が高齢化かなにかで居ないのでしょうねえ。
宇治橋を渡ってすぐ左に入ると、大山祇神社と子安神社があります。
大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)は神宮の山すなわち神路山の守り神でしょうか。
現在遷宮の際使用する神殿の材木は木曽から運ばれてくる。それを100年ほど前から神路山に植林が行われ、100年後位からは神路山の木を使う計画だそうです。
子安神社は木華開耶姫神(このはなさくやひめ)が安産の神様として祀られています。
125社のうち唯一小さな鳥居が奉納されています。
次に五十鈴川の手洗い場を過ぎた処に瀧祭神社があります。以前は無かったと思うのですが、新しく柵が作られていました。
この神様も神殿は無く、石そのものがご神体となっています。五十鈴川の守り神です。
瀧祭神社から参道へ戻らず、参道に平行した道を行くと、風日祈宮(かざひのみのみや)への橋に出ます。
参道に戻り、内宮の四到神を見ました。やはり神殿は無く石がご神体です。境内の四隅まで目を光らせておられる神様です。
御酒殿神は勿論お酒の神様ですね。伊勢神宮では灘の白鷹が御料酒となっている。
数ある食材のなかで、このように祀られるのはお酒とお米ぐらいかな。
由貴御倉神はそれら食料を蓄えておく倉のことで、由貴とは清潔なとの意味だとか。
新しい正宮の敷地のすぐ横に御稲御倉神(みしねのみくらのかみ)の神殿があります。
正宮の神殿などは見えないので、この神殿が唯一神明造りを一番よく現しているそうです。
神殿は既に新しくなっていました。
そのまま横を進むと別宮の荒祭宮(あらまつりのみや)に行き着きます。
すでに新しい神殿も隣に完成していました。
魂を荒と和に分けて祭るというのは国の内外を問わず、他の宗教では聞いたことが無いと思う。
ここは正宮と同じ天照大神を祀るので鳥居が無いと聞いたことがある。
最後にいよいよ正宮です。
輿玉神、宮比神、屋乃波比伎神の三体もご一緒に鎮座されているが、内陣の入れない場所にあると思っていた。
この三体は皆石そのものがご神体です。
ところが、そのうちの屋乃波比伎神だけは門の外にあることを知り、見たいと思っていた。
新しい正宮の敷地、中は見えない。
次の式年遷宮も参拝できるよお願いしたが、一寸無理かな(笑)。
屋乃波比伎神はこの道筋のどこかにあるらしい。神主さんが今は入れませんがと前置きして教えてくれた。
これで無事125社の参拝を終えました。
帰りは感謝して御料酒の白鷹を頂きながら帰りました。
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