ジャングルトレッキング
マレー半島の南部、東海岸のメルシンの近くに「エンダウロンピンナショナルパーク」というのがある。
今、マレー半島は、北から南までパームツリーの植林で覆われている。田や畑も作らず、機材の入らない山岳地帯を除いて、すべてパーム椰子である。よほど儲かるのでしょうね。
おかげで熱帯雨林はほとんど無くなっているが、このエンダウロンピンは手つかずのジャングルが残っている。
多分、それが国立公園になった理由かと思う。そこを訪れてみたいと以前から思っていた。
さてマレー半島を西から東へ横断する国道50号線を走ると、クアランを過ぎ、メルシンの手前50キロほどの所にエンダウロンピンの案内があり、そこを左折する。そこからまだ50キロ先にエンダウラオピンは有る。
しかも最初の30キロはパーム椰子畑の中を走る未舗装の道です。折悪しく雨も降ってきたので、道はぬかるんで車は泥んこです。
1時間以上泥んこ道を走ると舗装道路に変わります。公園の敷地に入ったのでしょうか。
道路には大きな象の糞があちこちに散乱しています。
30分ほど走るとナショナルパークの事務所に到着します。事務所棟、食堂、多数のロッジがあります。
山中にしては立派な設備です。
同行のHさんは、蟻や蚊、猫の小便の臭いがすると嫌がっています。
でも、流れは悪いが一応水洗トイレですし、まあこれ以上の贅沢は言えないでしょう。
難点は食堂にビールや酒が無い事です。これもイスラムの国なので仕方ないでしょう。
持ち込みはOKです。
料金は素泊まりで2ベッドルーム自炊設備付きで1泊200リンギット6000円ほどです。我々は2泊しました。
平日でお客も少ないし、食堂はあまり人が居ませんし、親父も商売気は無さそうです。
我々は缶詰やインスタント食品で自炊しました。唯一の料理が豚肉の炒め物です。
イスラムの人は目を剥くでしょうね(笑)。
ロッジの周辺は原生林で、40年以上前に私がラワン材の調査で入った熱帯雨林でラワンもありました。
明日はガイド付きで熱帯雨林の中を何時間かトレッキングする予定です。
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