飛鳥のミステリーストーンと岡寺・壷阪寺(1)
飛鳥地方の西国巡礼をする傍ら、飛鳥のウオーキングをしようと趣味人の仲間を誘いました。
TさんとWさんが参加してくれました。
近鉄壷阪山駅から4キロほどの高取山の中腹にある壷阪山を訪ね、高取山に登って高取城址を見た後、山道を降って、今度は飛鳥を歩いて石舞台に向かう。
その後、岡寺にお参りしていろんな石を見ながら近鉄岡寺まで帰る。
まあ標高500mほどの高取城址への登りを含む、全行程が22キロほどの行程です。
多分、歩行時間6時間半、昼食30分、お寺の参詣が2箇所で1時間として8時間かなと考えました。
10時過ぎに壺阪山駅に着くとして、順調に行けば18時頃岡寺の駅に着く予定です。
でもミステリーストーンも見るし、夏の暑い盛りに一寸厳しい行程なので、壺阪山駅を10時15分に出る壷阪寺行きのバスに乗ると、1時間ほど短縮できるし、そうしようと思っていました。
ところが橿原神宮駅でお昼の缶ビールを買っている間に10時04分発の電車が出てしまいました。
その電車に乗っているTさんに電話して、10時30分発の電車で追いつくのを待ってもらうことにしました。
到着は30分遅れるし、バスでなく歩くことにしたので、当初のもくろみより1時間以上遅れることになってしまいました。前途に暗雲が漂います。
気をとりなおして10時38分に壺阪山駅を出発し、土佐街道と呼ばれる古い街並みの道に入りました。
何故、土佐街道と呼ばれるのかは知りませんが、落ち着いた雰囲気のよい街並みです。
また高取町は薬の町とも言われたそうで、今も薬屋さんが多いようです。
そういえば、これから訪ねる壷阪寺は眼病の神様で有名ですね。
子供の頃から「壷阪霊験記」という沢一・お里の浪曲を知っていました。
石畳と街並みの舗装が終わったところで右折すると、そのお墓がありました。
一旦バス道に出たあと、すぐ左に分かれてハイキングコースに入っていきます。11時18分、駅から40分です。
なかなか良い雰囲気の道、旧参道なのでしょう、を10分ほど歩くと、これも古そうなお地蔵さんと不動明王の石仏に出会いました。バスで行かずに歩いて良かったなと思う瞬間です。
さらに10分11時38分にようやく壷阪寺に辿り着きました。11時15分のバスに乗っていたほうが早かった。
本堂にお参りしてご朱印を頂きました。
ここは本堂の中を写真撮影しても良いという、珍しいお寺です。
ご本尊の十一面千手観音さまも撮影させて頂きました。
12時10分にお参りを終え、空腹なのでどこか適当な所で弁当を広げようと思いながら高取城址へのハイキングコースに入りました。
壷阪寺の脇の車道を10分ほど登った所で、ハイキングコースが左に分かれます。
山道を10分弱登ると五百羅漢を彫られた岩があります。なかなかの見応えです。
さらに20分ほど歩いた12時52分、高取城址の大きな石碑に出ました。
そこから山に登ると八幡神社へ行けるようですが、我々は水平な巻き道をあるきました。
5分で、車道との出会いで城址の案内やトイレのある広場にでました。
ここで、ようやく昼食にしました。ビールも待っています。
12~13分で城址に到着しました。
高取城は日本三大山城と呼ばれています。他の二つは岐阜県の美濃岩村城、岡山県の備中松山城だそうです。
城跡の見学を終えて、これで登りは終わりで、あとは降るだけと下り始めたのは13時40分でした。
1時間半の遅れはあまり解消されていません。
20分弱降ると猿石があり、明日香村柏野方面への道が分岐します。
この道のことは事前に調査していなかったので、どちらが良いか解からず、事前に決めた壷阪駅方面の道を降ることにしました。
一升坂を下り、宗泉寺への分岐も見送って、砂防公園に着いたのが14時27分、一寸トイレ休憩しました。
城跡から50分です。
岡寺で納経してご朱印を貰うには4時半には着く必要があります。
よく解かりませんが、ここから岡寺までは2時間はかかりそうです。
今日の目的である岡寺の納経に暗雲がただよってきました。
後半に続く。
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