石山寺・岩間寺・上醍醐寺
JTBの西国三十三札所巡りに3回参加したが、バスで巡るのに少し物足りなさを感じたので、少し歩くことにした。
それで今回は琵琶湖の南、瀬田川の側にある石山寺から岩間寺そして京都の醍醐寺まで歩いてみることにした。東海自然歩道を含む15キロ、5時間ほどの旅です。
2013年5月2日
9時45分に京阪石山寺駅で大阪のOさんと待ち合わせました。
石山寺は十三番札所と言うより紫式部が源氏物語を書いた寺として有名でしょうか。
駅から800mほどで山門です。
御本尊の如意輪観音像は秘仏で、次回は2024年まで御開帳は無いとか。
石山寺から400mの場所にある道標に岩間寺まで5.1キロと書かれていた。
岩間寺は標高443mの岩間山の頂上付近にあります。石山付近は90mほどなので350mほどの登りですね。
1時間ほど登ると赤い鳥居の奥宮神社への分岐があります。もう少しでしょう。
そこから2~3分で駐車場があり岩間寺の入口です。入山料は300円です。
雨がぱらついていたので、無料休憩所で弁当を食べさせてもらいました。11時50分です。
岩間寺は正式には岩間山正法寺、12番の札所ですが、芭蕉が「古池や蛙飛び込む水の音」という有名な俳句を読んだことで有名です。
本尊は千手観音で秘仏とされ、通称汗かき観音と呼ばれるそうです。
またぼけ封じの観音として知られ毎月17日に祈願法要が行われるようです。
納経所で上醍醐寺への道を聞いた。「3時間~3時間半は見ておく必要があり、しかも現在納経の受付は上醍醐ではなく下醍醐に代わっている。上醍醐から更に下り1時間必要なので、現在12時40分で納経所が閉まる恐れがある。石山へ降りてバスで行かれてはどうか。」とのことだった。
いや、納経もさることながら歩くことにも意義を見出しているのでと歩くことにした。
すぐ二股に分かれるが、右は先に分かれた奥宮へ行く道で、上醍醐寺は左の道を降る。
25分の下りで一旦車道にでる。ここは標高200mほどの東笠取だが、右折して西笠取へ向かう。
折角降ってきたがまた130mほど登り返して聖杉とかの峠を越える必要がある。
ここにも川向こうに清滝宮があった。この辺りで標高は177mとある。
上醍醐寺は420mほどはありそうなので250mほどの登りか。昔の西国巡礼も大変だったなあ。
そこから10分ほどで車道から分かれて山道に入るはずだったが、下の写真の道標に騙されて通り過ぎてしまった。上醍醐の矢印は正しくは直角に曲がっていたに違いない(笑)。
少し歩いて、一寸おかしいなと山ナビでチェックするとやはり通り過ぎていた。
引き返して何かの石碑の前で休憩する。上醍醐への道に、工事車両が3台入り込んで、道を塞いでいたのも間違えた原因でした。
30分登ると昔は上醍醐寺の建物があったのか石垣が多く出て、白山神社の祠があったので休憩する。
さらに15分の登りで上醍醐寺の山頂、開山堂に到着した。3時15分です。
そこからは京都の伏見から宇治・八幡方面が眺められるようです。はるか遠くのビル群は大阪でしょうか?
大阪から来て一人で我々と同じコースを歩いてきたという女性が居ました。
案内には三宝院まで72分と書かれていました。今3時20分、急いで降っても4時半は越えそうです。
ゆっくり景色を眺める余裕無く降ることにしました。
再度、下り始めると寺の名前の由来ともされる醍醐水があります。
女人堂まで55分の厳しい下りでした。
これを登るのもまた大変ですね。現在の人では納経ができないので下へ下ろしたのでしょうね(笑)。
そこから広い境内を10分歩いて、ようやく下醍醐寺の入口仁王門です。
観音堂までまた10分ほど歩いてようやく納経に間に合いました。4時半が終わりのようです。
仁王門も5時前には閉鎖されます。
醍醐寺の山門から1キロで地下鉄の醍醐駅です。そこから山科へ出て、駅前の居酒屋へ着いたのは5時半でした。今日は3万5千歩余り、よく歩きました。その分ビールも美味いですね(笑)。
| 固定リンク
コメント