大和三山
大和三山を登ってきました。
登ったと言っても、最高峰の畝傍山が標高199m、次に香具山が152m、最後の耳成山が139mですから、三つ足しても500mにも足りません。
でもその間をずーっと歩くと結構な距離があって1日仕事ですね。結構疲れました。
近鉄のてくてくマップに沿って、下図のような行程です。私の歩数計で26000歩歩いているので16キロ余り歩いたことになります。
10時45分、橿原神宮駅前を出発しました。遠くに畝傍山が見えます。
標高差は150m位あるので一気に登るのは無理です。身体も温まってきたので、汗をかかないよう一寸ペースを落としました。
所々木が切られていて、これから行く香具山や耳成山も見えます。
途中の太子堂は平安時代に弘法太子により与えられた井戸に感謝して建てられた言い伝えがあるらしい。
東へ10分ほど直進すると、右手に本薬師寺跡があった。本薬師寺は天武天皇がその后の病平癒を祈願して680年に建立され、その後平城遷都に伴い移転されました。
その后が後の持統天皇です。伽藍の一部は移されず、平安中期まで残っていたとか。
本薬師寺跡から30分、紀寺跡、法燃寺と過ぎ、バイパスを渡って直進すると、天岩戸神社への入り口があります。天岩戸神社には香具山登山口の案内がありましたが、てくてくマップは神社の手前を右折するようになっていたので、それに従い香具山山頂を目指しました。
すぐ山道になり「いざなみ神社」の祠を過ぎ、天岩戸神社から12~13分で山頂です。山頂には国常立神社の祠があります。
山頂からは畝傍山が見えますが、それ以外の眺望はありません。
2時06分に出発、天香山神社へ降りました。
神社から、てくてくマップに従い、細い道を藤原京の大極殿跡に向かいました。
藤原京は持統、文武、元明の三代20年ほどの都でした。その後奈良の平城京に移っています。
その藤原宮は900m四方ほどの規模だったと説明されていました。
藤原宮を後に向かいの醍醐池の西側の小道を耳成山に向かいました。
池から耳成山を望む。
JR桜井線を渡ると国道165号線です。初めてお店がでてきました。
近鉄の踏切を渡り、耳成山公園に入ります。
この大和三山のうち畝傍山と耳成山は地元の人の登山が非常に多いですね。いい運動で健康維持に一役買っているみたいです。
登山口からゆるやかな登山道を歩きましたが、その上の神社の参道が近道でした。まあそれでも3時10分に登り始めて33分には頂上に着きました。展望はありません。
帰りは神社の参道を降りました。すぐ登山口でした。ところで耳成山には捨て猫がいっぱいいます。丸々ふとっているので誰か餌をやっているのでしょうか。私がお土産に買った揚げ豆腐が匂うのか、集まってきました。
登山口から25分、4時5分に大和八木駅に到着しました。
16キロも歩いて、しっかり疲れています。4時から開いている居酒屋「蔵」を見つけて反省会にはいりました。
なかなかお値打ちでお勧めですね(笑)。
| 固定リンク
« イタリア旅行最終 | トップページ | 熊野道中記 »
コメント