十勝岳噴火の顛末
7月1日早朝、午前1時
十勝岳温泉の国民宿舎カミホロ荘の館内放送で起こされた。
「十勝岳が噴火しましたので至急避難してください。」
あわてて起きると従業員が客室のドアを叩いて警察からの避難指示を伝えてまわっていた。
荷物をまとめてレンタカーに積み込み、数キロ下のチェーン脱着場まで避難した。
隣の沢筋の吹上温泉には溶岩が流れているとか情報が入る。
後ろを眺めると暗闇の中、山頂方面に薄っすら赤い火が見える。
そのうち消防が来たが、情報は無く、返ってこちらの情報を聞いている。
このままでは情報不足になると、更に数キロ降って役場に向かう。
十勝岳温泉への道路は封鎖された模様。
途中コンビニでパンと牛乳を買おうとしたが、避難客ですぐ売り切れてしまった。
ただし、コンビニの店員さんは噴火について何も知らなかった。
役場に到着、避難所に入る。
カミホロ荘のお客は従業員に誘導されて団体で避難しているが、他の宿のお客の中には「単に避難してください」と言われただけで、何の指示もなく、コンビニの店員さんに皆が役場へ避難したと教えられて来た人も居た。
そのうち役場の人が来て、状況説明に入った。NHKも来た。
説明では「気象庁は火山性微動も噴火も確認していないので噴火では無いと言っている。硫黄を含むガスが何かの理由で燃えたのではないか。もう少し確認する」というもの。
うつらうつらしていると4時頃に、危険は無いので道路封鎖を解除したと。
じゃあ宿に帰るかと思ったが寝不足で登山の元気は無い。
宿に聞くと、このまま出発されるなら宿代は夕食代のみで良いです。
帰って朝食も食べて出発の場合は通常の2割引にしますとのこと。
それじゃあもう出発しようと、宿に忘れた腕時計だけとって、朝6時から立ち寄り湯を開いているハイランドふらのへ向けてレンタカーを走らせました。
NHKとSTVにインタビューされたけど、ニュースには出なかったなあ。
一寸映ったらしいけど。
今年はテレビにインタビューされることが多いな(笑)。
この後は例によって、富良野と旭川のグルメ旅行になりました(汗)。
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