大雪山系旭岳登山と十勝岳噴火?
6月29日、山歩会メンバー5人で旭川空港に12時前に到着しました。
目的は大雪山の登山ですが、このメンバーの場合、往々にしてグルメ旅行に変わる危険性を孕んでいます(笑)。
早速レンタカーに乗り込み旭岳温泉に向かいました。
途中東川町の道の駅に寄り、近くのラーメン屋さんで旭川ラーメンを食べました。
最近亡くなられた三笠宮殿下も寄られたのか色紙が飾ってありました。
食後、今度は旭岳温泉の近く、天人峡へ行きました。ここは北海道一の落差を誇る羽衣の滝が見所です。
まだ時刻も早いので付近のビジターセンターや散策路歩きました。
夜は明日に備えて英気を養いました。
翌30日は7時45分のロープウエーに乗りました。
標高1000mの旭岳登山口から1600mの姿見駅まで8分で運んでくれます。ここは登山道で言うと4合目半位に当たるようです。
谷筋や日陰にはまだ少し残雪が残っています。この緯度では森林限界も1400m位だそうです。
8時過ぎに出発、高山植物の写真など写しながら歩いて20分で姿見池です。ここが5合目で旭岳の姿が池に映るのでこの名前があります。
ここからが本格的な登山道で、傾斜のきつい、歩きにくいがれ場の登山道になります。
左手には噴煙立ち昇る地獄谷を見、右手には大雪山国立公園の広大な原生林や大小の池を挟んで、2009年に多くの死者を出したトムラウシ山の方向を眺めながら登っていきます。
予想外のことですが、この道はブヨが多い。小さいので放置していたら噛み付きます。
追い払うのに大わらわです。
9時10分に7合目、9時40分に8合目と、急なザレ場の道を登っていきます。
下界の景色や地獄谷、南の山々の景色は良いものの、足元は草一つ無い石ころ道です。
ブヨも居なくなりました。
10時6分に9合目を過ぎ、金庫岩から登ってきた尾根を眺めて、ひと頑張りすると頂上でした。
10時25分、姿見池から丁度2時間でした。
頂上からは360度の展望で素晴らしく、お花畑もあるので嬉しいのですが、今度はアブが出てきました。
それも半端な数でなく、とてものんびり休憩して弁当など広げられないほど寄ってきます。
記念写真だけ撮って退散しました。
旭岳を越えて間宮岳、裾合平を経て帰る案も有力でしたが、ロートルは早く帰ってビールでも飲もうと引き返すことにしました(汗)。
10時40分に下山開始、12時前に姿見池に帰ってきました。
途中、注意はしていたのですが、2度も転んでしまいました。ともかく急斜面のザレ場が滑りやすいんです。
姿見池で大休止の後、夫婦池経由で帰ることにしました。
すると第3だか第4だか展望台に十数人のカメラマンが大きな望遠レンズを着けてカメラを並べていました。
何が居るんですかと聞くと「○○という赤い鳥を待っています」との返事。
不勉強な私には鳥の名前も解かりません(汗)。
帰って調べてみると「ギンザンマシコ」と言って、日本では大雪山のハイマツ地帯にしか住まない貴重な鳥だそうです。
12時半にロープウエー姿見駅に帰り、とりあえず旭岳ビールを飲んだ後、ロープウエーの旭岳駅の食堂で、また旭川ラーメンを食べたのは12時40分頃でした。
今日は十勝岳温泉に泊まって、明日は富良野岳へ登ろうかと予定していますが、まだ時間も早いので、付近最大の観光農園というフラワーランド上富良野へ寄ってみました。
ラベンダーはまだ早いのか咲いていなくて、ラベンダーのソフトクリームだけ食べました。
富良野メロンは1個1500円~3000円でしたが、もう少し他を見てからと、止めました。
十勝岳温泉に着き、登山口まで車を走らせて周囲を見ていると、なんと桑名の同好会「やまびと」のヘビーメンバー「やまねこ」さんとばったり出会いました。偶然にしても凄いねと二人で記念写真を撮りました。
国民宿舎カミホロ荘に入り、ここでも露天風呂に入り、明日の英気を養うのは当然のことです(笑)。
でもこの日は飲み疲れか、私は7時過ぎ、遅い人でも9時には寝てしまいました。
ところが深夜1時前に館内放送で起こされました。
「十勝岳が噴火したので、すぐ避難してください」です。
明日のブログに続けます。
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