« 桑名の花火 | トップページ | 北アルプス 蝶ヶ岳 その2 »

2011/08/05

北アルプス蝶ヶ岳 その1

2011年8月1日
今日から4日間、ワンゲルのOB会で北アルプスの蝶ヶ岳に行きます。
平均年齢70歳、12人の仲間が12時に上高地河童橋に集まります。
関西組は4人で三河安城駅で先輩のWさんに拾ってもらい、沢渡の駐車場からタクシーで上高地に入りました。
雨模様の平日ですが、さすが天下の上高地、多勢の観光客で賑わっています。
P8010015

今日は明神、徳沢を経て横尾山荘で1泊、明日は蝶ヶ岳ヒュッテ、明後日は白骨温泉で止まる予定です。
12時40分に出発、頭に雲を被った岳沢や明神岳を見ながらあるきました。明神までは最近何回か来ていますが、その先は50年振りです。
P8010021

13時40分明神に到着、老人にしては早いペースです。10分間休憩、徳沢に向かいます。観光客の殆どは明神往復か梓川の両岸を周遊するので、明神から先は殆ど登山者になります。
P8010033

雨も本降りになるなか14時20分に徳沢に到着です。井上靖の「氷壁」の舞台となった徳沢園や食堂があり、キャンプ地もあります。
ここも10分の休憩で出発、奥又白への新村橋を過ぎ、花を見ながら横尾山荘到着は15時30分でした。
P8010046

何はともあれ先ずビールと飲み始めると止まりません、日本酒やウイスキーまで出てきてしまいました。
P8010057

横尾山荘は初めての宿泊ですが、立派なのには驚きました。寝室は一人ずつ寝台だし、トイレもきれい、インターネットもできます。私は入り損ねましたがお風呂も立派だそうです。
P8010058

夕食は5時半、ワインを飲んで1時間ほど宴会、それから外でまた飲んで、よく覚えていませんが8時までの入浴時間に間に合わなかったので、多分8時半ごろには寝たのかな。
P8010064

2011年8月2日
今日は蝶ヶ岳へ登ります。横尾の標高が1620m、蝶ヶ岳ヒュッテが多分2650m程度なので1000mの登りです。コースタイムでは稜線まで3時間20分の登りです。
Tyougatake1

ところでそのコースタイムですが、最近発行の地図では、登山者の高齢化に従ってどんどん伸びているとか。私の地図は2001年の発行ですが、どちらでしょうか。
6時半に山荘の横から登り始めました。この登りは傾斜が急なうえに樹林帯の登りで風景の楽しみもありません。ただシラビソやコメツガの中を黙々と登ります。
P8020100

30分ほどの登りで槍見台という小さな広場があり、本来なら槍ヶ岳が見えるかもしれません。でも今日はガスで展望はありません。唯一の救いは雨が降らなかったことです。
登り始めて3時間25分、9時55分にようやく樹林帯を抜け、砂利と這い松の地帯へ出ました。
P8020102

本来ならここで槍穂の大展望が開けるところでしょうが今日はガスの中です。Tさんが「こう見えるはずだよ」と教えてくれました(笑)。這い松にガスか、それに付き物は雷鳥だねと探しましたが居ませんでした。
P8020104

それでも樹林帯を抜けた開放感で、少し後続を待って休憩しましたが、稜線はもう10分もありませんでした。
稜線から左は蝶槍を経て4時間ほどで常念岳、右は今日の泊りの 蝶ヶ岳ヒュッテまで20分ほどです。
P8020106

ここで先日亡くなった山仲間のSさんを偲んでケルンを積みました。そしてOさんのリードで皆で般若心経を唱えました。
P8020114

昼食にしようと風除けのくぼ地に行くと雷鳥が居ました。我々が近寄っても余り急いで逃げる様子もなく、付近をぶらついていました。
P8020120

横尾山荘の弁当1000円です。
P8020109

10時55分に出発、小屋に向かいました。相変わらずガスって居て展望はありません。ハクサンシャクナゲやチシマギキョウが咲いていたのが救いでした。
P8020123

P8020127

ガスは濃くて瞑想の丘からヒュッテが見えないほどでした。
P8020130

11時20分に小屋に到着、でも入室は12時からということで、まずここでもビールとなりました。
P8020135

入室しても飲むことには変わりありません。5時半の夕食の頃には飲み疲れて、さすがに宴会にはなりませんでした。
P8020137

P8020138

夕食後、外に出て穂高を眺めましたが、ガスは晴れませんでした。
P8020145

多分、諦めて寝たのでしょう(笑)。

|

« 桑名の花火 | トップページ | 北アルプス 蝶ヶ岳 その2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 北アルプス蝶ヶ岳 その1:

« 桑名の花火 | トップページ | 北アルプス 蝶ヶ岳 その2 »